ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

5大シャトー

シャトー・オー・ブリオン 2006をテイスティング

タカムラワインハウスさんの実店舗で有料試飲です。
フランス・ボルドーのワインです。
シャトー・オー・ブリオン 2006をテイスティングしました。




シャトー・オー・ブリオンはボルドーのペサック・レオニャンに位置する由緒あるワイナリー。
メドック外に位置しながら1855年にはメドック格付け1級に選ばれている、など言うまでもない5大シャトーの一つです。

歴史は1533年までさかのぼり、ジャン・ド・ポタンサックがこの地を買い取ったことでワイナリーとして本格化。もともと、ジャン氏の嫁に当たる人物が、婚姻の際にこのシャトーの地を一部持ってきたことによるようです。

ポタンサック家以降は、フュメル家、タレーラン公爵、ラリユー家、ディロン家とシャトーを引き継いでいます。
ポタンサック家以降、シャトーは分割されていましたが、タレーラン公爵の未亡人がシャトーを手放したのちのラリユー家により、シャトーの統一を実施。
映えある1855年のメドック格付け1級にてその地位を不動のものにします。

現在のディロン家に渡る際、このシャトーの購入に踏み切ったクラレンス・ディロン氏は元アメリカの銀行マン。
ドメーヌ名もドメーヌ・クラレンス・ディロン社となっています。現在はひ孫にあたるロベー殿下がその経営を担っています。

以上、公式サイトとして日本語で丁寧に書いたものが存在するため、そちらからまとめました。
参考:シャトー・オー・ブリオン(公式サイト/日本語版)


ブドウ畑は、赤ワインを48.35ヘクタール。白ワイン用のブドウが2.87ヘクタール。
セカンドワインはラ・クラランス・ド・オー・ブリオン。これは1935年にディロン家がオーナーになってから75年後に名称をシャトー・バーン・オー・ブリオンから変更。

シャトー名を冠したファースト銘柄のシャトー・オーブリオン・ルージュが10,000ケース強の生産。対してセカンドワインは1,000ケースに満たないようです。

本日は2006年のファースト。WA96点、WE96点、ステファンタンザー95点。
参考:Wine Searcher.com



この記事では、タカムラワイン&コーヒーさんでのワインの試飲の機械「エノマティック」にて試飲をしています。

別途試飲の機械専用のカードが500円/枚をレジで購入し、金額をチャージするスタイルです。
一度購入すれば、1,000円単位で
ICカードのように繰り返し金額がチャージできます(他店併用不可)

店舗の場所と、現状の試飲リスト・金額は以下からご確認ください
TAKAMURA Wine & Coffee Roasters

※掲載されている試飲可能な銘柄は、更新されていたりされていなかったりします。
あくまでも大まかな目安としてご参考いただくのが良いかと思います





■シャトー・オー・ブリオン 2006

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香りは青い茎のような香り立ちに、鉛筆の木の部分に芯。
ブラックベリーのような果実み、ローストしたコーヒーのようなビターなイメージ。
だいぶ、ハーヴィーというか茎のようなグリーンさが前に出ています。
また、そっと待っていると、犬の汗(大型犬のような…)動物的な香りもあるように思います。


味わいは鉛筆のような木質的なイメージ、塩気、ブラックベリーのような果実み。
グリーンなイメージが味わいからもあり、また塩気をハッキリ感じ、ややしょっぱさが強く出てます。
アフターにかけて動物的な香り立ちがあります。

ボディにビターな果実み、鉛筆のような木質的な香り、そして塩気。
スパイス感などはあまりなく、またタンニンもベタッと来る感じはありません。
あくまでもボディは中庸です。


余韻はまだ短く、グリーンなイメージ、鉛筆の削りかすのような香りが残ります。


なんやかんやで、サラリーマン運営の当ブログ。
恥ずかしいことにオーブリオンは初試飲のような気がします。

色んなところでオーブリオンは青さがある、ということは聞いていたので、そういうイメージはあったのですが、本当にグリーンな茎のようなイメージが前に出ていました。
また、まだ味わいの部分がまとまりきって無いのか、香りに対して味わいは、色んな要素がそれぞれとんがっている印象を感じました。

ということで貴重な試飲でした。熟成オーブリオンも、いつか(少量でいいので)試せるといいのですが。


いつもオーブリオンと聞くたびに、偉大な1989年のヴィンテージをテイスティングした、ひとりぼっち達のテイスティング勉強会さんの記事を思い出します。

○おすすめ記事(他ブログ)
【ボルドー:10】熟成の頂点、不可逆を可能にするオーブリオン1989の優美なる本当の姿:ひとりぼっち達のテイスティング勉強会

すごく夢のある記事になっていてとても好きです(何回も読んでます)
合わせてご紹介です。是非ともご覧ください。





シャトー・オー・ブリオン 赤 [2006] Chateau Haut Brion Rouge(A.O.C.ペサック・レオニャン) 4997678542726【04001】【送料無料】【smtb-KD】【YDKG-f】【wineday】





試飲したタカムラさんの実店舗はこちら
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〒550-0002 大阪府大阪市 西区江戸堀2丁目2−18
http://takamuranet.com/





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シャトー・ラフィット・ロートシルト 1997をテイスティング

今日は大阪梅田のルクア1100にあるワイン居酒屋「赤白(こうはく)」の
オープニングイベントで5大シャトーのテイスティングです。
フランスボルドー5大シャトーの筆頭
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1997年です。


Ch.Lafite Rothschild シャトー・ラフィット・ロートシルト 1997

ワインにこだわりのあるフレンチおでんの居酒屋と言う事で、開店早々人気店です。

今日のラフィットは特別に用意されたもので、
かつ値段はオープニングイベント(本日まで)ということで、
ちょっと引くくらい安かったです。整理券配布で開店20分くらいで売り切れてました。
30mlですが。

1997年ラフィットはオフヴィンテージの部類に入ります。
WA92点、WS誌90点、ステファンタンザー評88-93点とのことです。

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色はややオレンジを帯びたルビー色。
ミルクや杉、鉛筆や腐葉土、熟成から来る鰹出汁。
ファーストノーズは深みがあり、凛とした印象の香りがします。

口に含むとブランデー香、ブラックベリー、わずかにキノコのような香り。
余韻にはやはり鉛筆の芯やレザー、墨汁、オレンジの皮。

アルコール分はまだ高くへたれた印象はありません。
引き続き、余韻には鉛筆や杉の印象が長く続き、
ハーブやキノコの香りが開いたり閉じたりを繰り返しています。

非常に高貴で素晴らしいワインです。
一方でオフヴィンテージなりに僅かながらパワー不足(香りの強さや持続性)は感じました。
遠い昔にテイスティングした2005年などと比べると
(対象が偉大過ぎですが)さすがにちょっと見劣りすると。

飲み頃は評論家のレビューを見るといいタイミングのはずですが、
それについてはピシャリだと思います。
空気を含むとアルコール感は感じますが
個人的にはそれを超えると物足りなくなるだろうなぁと。


非常に貴重な体験でした。


ついでですが、お料理も頼みました。
フォアグラ入りのラヴィオリと、グラーシュというハンガリー風の牛煮込みです。
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ボリューム感は少ないものの、
ラヴィオリはフォアグラのコクとホワイトソースがしっかりマッチングしていて、
グラーシュはあれですね、ビーフストロガノフ。こちらも美味しかったです。

シャトー・マルゴー2006をテイスティング

タカムラワインハウスさんの実店舗の有料試飲です。
いわずもがなの5大シャトー「シャトー・マルゴー2006」をテイスティングしました。


シャトー・マルゴー[2006]年・メドック・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・メドック格付第一級

WA誌では94点を獲得。
飲み頃は今~2034年ごろまで。

セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー4%、
プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン2%です。

ボトルの価格は59,000円
有料テイスティングは
10ml 1,350円
25ml 3,350円
50ml 6,400円
です。

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鉄や鉛筆を思わせる香り、土や埃を感じるアーシーさ、動物香などの要素。

最初はおとなしく、しばらく経つと石のようなミネラリーな香りが立ち、
風格をましてきます。

口に含むと透明感がありシルキー。イチゴのような赤い果実み、
あとからエレガントな木質香(西洋杉)、鉛筆のニュアンスが、押し寄せてきます。

うーん…非常にエレガントな作りなのは間違いなく、
特にセパージュからは想像するような重さはなく、
むしろ軽やかさと重厚さがバランスよく整っている印象を受けます。

ただ、率直に閉じている印象は強く、まだまだ飲んではいけないのでしょう。
たとえば「うわ!何これ!すごい!」みたいな感覚には私のような味覚ではなかなか感じられず、
現時点でこれが6万円弱、というのは難しい世界だと感じています。

初めてのマルゴーですが、貴重なテイスティングだったと思います。

シャトー・マルゴー[2006]年・メドック・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・メドック格付第一級

シャトー・ラフィット・ロートシルト2006を試飲

タカムラワインハウスさんで シャトー・ラフィット・ロートシルト2006を試飲しました。
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ボトルでは58,000円(税抜) 試飲の機械「エノマティック」での値段は 10ml 1,300円 25ml 3,250円 50ml 6,150円 シャトー・ラフィット・ロートシルト 2006 鉄や鉛筆、西洋杉の香り。ペンキのような化学臭。 味わいはブラックベリーやバニラのようなスパイスや皮。 余韻はエレガントで一本芯がある香り立ちから、凛とした印象を受けるワイン。 2005年のものも同様に試飲していますが、 2005については、熟成が途中であるという強い印象を受けながらも、 香りのスケール感が一回り大きい印象でした。 対して2006は当然味わいや香りの方向性は同じながらも 2005よりはこじんまりとしている印象でした。 連載が休載してしまった神の雫のようにたとえると、 2005年は重厚な雰囲気がありありとあり、お城にある玉座のような印象。 2006年は杉の香りがほんのりと香るシックな書斎のような印象です。 参考までにパーカーポイントでは 2005年…93~96点(WA誌164号評、その後170号で94~98点に上方修正) 2006年…91~94+点(WA誌170号評、その後181号で97点に上方修正) とのこと。 値段はともかくとしてやっぱり素晴らしいワインです。
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