ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

オーストラリア

ポッペルヴァイ ルーキー グルナッシュ 2024をテイスティング

オーストラリアのワインです。
ポッペルヴァイ ルーキー グルナッシュ 2024をテイスティングしました。

ポッペルヴァイは、オーストラリア・サウスオーストラリア州マクラーレン・ヴェイルに拠点を置く自然派ワイナリーです。2016年、デンマーク出身の醸造家Uffe Deichmann(ウッフェ・ダイヒマン)とその兄Jensによって創設されました。

敷地自体は小規模ながら持続可能な栽培を取り入れ、マクラーレン・ヴェイルおよびアデレード・ヒルズの契約畑から果実を調達しています。醸造では野生酵母発酵および添加物の極小使用を掲げ、ろ過・清澄を行わずナチュラルな手法を採用しています。

その名「Poppelvej(ポッペルヴァイ)」は、兄弟の出身地デンマークの通り名"Poppelvej=ポプラ並木の道"に由来しており、手描きの旧看板がシャトーレベルの樽庫内に飾られています。平均年間生産量は公式には明記されていませんが、3500ケース前後との記載があります。

2020年代において"果実の純粋さ・テロワールの表現"を重視しつつ、軽快な飲み口と場に応じた柔軟性を備えたワイン造りを志向しています。

本日のルーキー グルナッシュ 2024は、グルナッシュ100%仕様です。契約畑「Lot 13 Vineyard」由来の32年樹齢区画(ブラウン・砂壌土・オレンジ粘土基盤)を使用しています。醸造の一部は25%全房自然発酵、残り75%は手除梗・破砕しています。発酵後、500Lフレンチオーク(新樽使用なし)で約5ヶ月熟成しています。無濾過・無清澄仕上げです。


■ポッペルヴァイ ルーキー グルナッシュ 2024
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香りはナッツや梅、チェリーがまず立ち上がり
そこにボジョレー的なバナナやキャンディのニュアンスが重なる印象です。
素直にフルーティで、軽い華やかさがあります。

口に含むと、タンニンがしっかりとして、酸もパキッとした輪郭を感じます。
チェリーやラズベリーに加えてラムネのような軽快なトーンもあり
ほのかにバナナの甘いニュアンスが寄り添う印象です。

余韻はシンプルで、軽やかにすっと切れていくタイプです。

全体として、華やかで軽い方向性が明確で
梅っぽさを感じる薄旨系のナチュール。
ボジョレー(特にヌーヴォー)的なキャラクターが強めに感じられる一本と感じました。

参考になった試飲でした。


ティレルズ ヴァット9 シラーズ 2016をテイスティング

オーストラリアのワインです。
ティレルズ ヴァット9 シラーズ 2016をテイスティングしました。

ティレルズ・ワインズは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ハンターヴァレーに拠点を置く家族経営ワイナリーです。1858年に英移民エドワード・タイレルによって創設され、以来五世代にわたってタイレル家により運営されるオーストラリア屈指の伝統ある造り手です。

1961年には「ヴァット(Vat)番号制」を導入し、高品質区画からの選抜ワインを「Vat 5」「Vat 9」等の名称でリリースしています。所有畑はハンターヴァレーを中心に拡大し、ポコルビン地区の「Short Flat」「8 Acres」「NVC」など、50年以上の古樹も含む優良区画を保有しています。

長年にわたり5000以上のトロフィーおよびメダル受賞の実績を誇り、2010年にはオーストラリア版ワイン指南書『Australian Wine Companion』で「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に選出されました。環境保全にも取り組み、2023年には「Sustainable Winegrowing Australia」プログラムへの認証を受けています。

品種は主にセミヨン、シャルドネ、シラーズを軸とし、特に「Vat 1(セミヨン)」・「Vat 9(シラーズ)」は同社を代表する単一ヴィンヤード/プライベート・ビンシリーズとして位置付けられています。本日のヴァット9 シラーズ 2016は、シラーズ100%で、ハンターヴァレー・ポコルビン地区の50年以上樹齢の古樹(最古1892年植樹区画あり)から収穫しています。

除梗後、破砕せずに開放式ステンレスタンクでアルコール発酵を行った後、2,700Lフレンチオーク(主に新樽及び1年樽)にて約15ヶ月間熟成しています。


■ティレルズ ヴァット9 シラーズ 2016
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香りにはチェリーやプラムの甘い果実がしっかりと立ち上がり
紅茶やミルクティーのようなまろやかなニュアンスも重なる印象です。
ほんのりとした熟成由来のニュアンスもあり、全体に柔らかくまとまった香りの広がりがあります。

口に含むと、まず甘やかな果実を豊かに感じ、
そのあとに生きた酸がゆるやかに寄り添うようなバランスです。
タンニンは穏やかで、チェリーや紅茶の風味が中心に流れつつ、軽やかな獣香や毛皮のような熟成感が自然に溶け込んでいます。

余韻には毛皮や紅茶にチェリーが混ざり、落ち着いた長さをもって続く印象です。

全体として、要素のまとまりがよく、
果実味が前に出ていてポテンシャルの高さが伝わってきます。
木質的な香りよりも果実フォワード。
香りと味わいの強さ・複雑さも素直に感じられる一本でした。

2016年ゆえの自然な熟成感も感じられるワインだと感じました。

参考になった試飲でした。



ティレルズ ヴァット 9 ハンター シラーズ [2016] 750ml・赤 Tyrrell’s Vat 9 Hunter Shiraz

ショウ・アンド・スミス ソーヴィニヨン・ブラン 2024をテイスティング

オーストラリアのワインです。
ショウ・アンド・スミス ソーヴィニヨン・ブラン 2024をテイスティングしました。

1989年に設立されたオーストラリア・アデレード・ヒルズ拠点のワイナリー。創設者は、ロンドンのマスター・オブ・ワイン(MW)認定試験に合格した豪州初の取得者であるマイケル・ヒル・スミスMWと、その従弟でありフライング・ワインメーカーとして国際的に活動するマーティン・ショウ氏。彼らのもとに、デイヴィッド・ルミアMW(マーケティング)、アダム・ワデウィッツ(シニア・ワインメーカー)が加わり、少数精鋭の醸造チームを形成。冷涼気候のアデレード・ヒルズで、テロワールを映す高品質なワイン造りを追求。設立当初はソーヴィニヨン・ブランとシャルドネに特化していたが、現在はシラーズやピノ・ノワールも展開。各国のワインアワードでも高評価を獲得し、オーストラリアを代表するプレミアムワイナリーとして確固たる地位を築く存在。


ショウ・アンド・スミス ソーヴィニヨン・ブラン 2024は
アデレード・ヒルズに所在するバルハンナとレンズウッドの自社畑にて栽培されたソーヴィニヨン・ブラン100%を使用。標高約500mの冷涼な気候で育つブドウを手摘み収穫し、温度管理されたステンレススチールタンクで発酵。発酵後も同タンク内で約4か月間のシュール・リー(リーズ・コンタクト)を実施。瓶詰はスクリューキャップ仕様。アルコール度数は12%。750mlボトル規格。


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香りには青草やハーブ、石灰のようなミネラル感が立ち上がり、そこにグァバやかすかなパッションフルーツのトロピカルなニュアンスも重なる。

味わいはドライで、はっきりとした塩味と強いミネラル感が感じられる。グレープフルーツのようなシャープな柑橘のニュアンスに加え、しっかりとしたボディがある。青草やグァバの風味が主体で、輪郭のはっきりした引き締まったスタイル。

余韻は比較的短めだが、塩味とドライさが最後まできれいに残る。全体としてストラクチャーが明瞭で、冷涼産地らしいキレのある仕上がりと感じました。



【よりどり6本以上送料無料】 ショウ アンド スミス ソーヴィニヨン ブラン 2024 750ml 白ワイン オーストラリア

キリビンビン スネーキー シラーズ2022をテイスティング

オーストラリアのワインです。
キリビンビン スネーキー シラーズ2022をテイスティングしました。


Killibinbin(キリビンビン)は、オーストラリア・南オーストラリア州のレイクプレインズに位置するMetala Wines(メタラ・ワインズ)によって手がけられるワインブランド。

アート性の高いポップなラベルと、豊かな果実味が際立つスタイルが特徴。ブランド名Killibinbinには「催眠的で魅惑的な存在」という意味合いが込められており、情熱的でスリリングな味わいを追求する姿勢を表す。

プロデューサーであるMetala Winesは、長い歴史を持つオーストラリアの老舗ワイナリーであり、クラシックなスタイルとモダンな感性を融合させたワイン造りに注力。Killibinbinシリーズはその中でもとりわけユニークなコンセプトで知られ、若年層やナチュラル志向の市場にもアピールするラベルデザインとマーケティング展開が特徴。ビーガン対応やサステナブルな生産体制も明記されており、現代の多様な嗜好に応える姿勢を見せる。

南オーストラリア州/ラングホーンクリーク。品種はシラーズ100%。


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シラーズにしてはやや明るめで、赤系のガーネット寄りの色調。しっかりとした濃さはあるものの、重たすぎない印象。

香りはカシスやプラムなどの黒系果実に、ミントやタイヤゴムのようなやや揮発系のニュアンスも混ざる。日照量の多さを思わせる革製品やベルトっぽいアロマがあり、しっかりと熟した果実感が背景にある。

味わいにもカシス、プラム、ミント、ハーブなど香りに沿った要素が出ていて、やや塩気を感じるようなミネラル感も。樽由来と思われるチョコレート系の香ばしさもあり、バロッサ・ヴァレーほどではないが、ふくよかで丸みのある質感。タンニンは中程度で、アタックにやや青さも残る。早摘みミカンのような酸とハーバルな印象が後味に残る。

余韻はそこまで長くはないが、果実とハーブの印象が穏やかに続き、ライトめなシラーズとしては飲みやすく仕上がっている。全体的に重たすぎず、少し野趣のあるハーバル系のキャラクターが特徴的な一本と感じました。


【新ラベル切り替え※商品画像とイメージが異なります】 キリビンビン スニーキー シラーズ オーストラリアワイン ブラザーズ イン アームズ 赤ワイン フルボディ






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マック・フォーブス リースリング ストラスボギー・レンジズ 2022をテイスティング

オーストラリアのワインです。
マック・フォーブス リースリング ストラスボギー・レンジズ 2022をテイスティングしました。

Mac Forbes Winesは、2004年にマック・フォーブス氏によって設立されたオーストラリア・ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレーを拠点とするワイナリー。

同氏は、Mount Maryの共同創設者であるジョン・ミドルトン氏の下での経験を経て、ヤラ・ヴァレーのサブリージョンや土壌の多様性に焦点を当てたワイン造りを追求。特にピノ・ノワールとシャルドネに注力し、各畑の個性を反映したシングルヴィンヤードワインを展開。

また、ストラスボギー・レンジズのリースリングや、EB(エクスペリメンタル・バッチ)シリーズなど、多様な試みにも取り組む。同社の哲学は「畑でワインを造る」ことにあり、醸造では最小限の介入を旨とし、土地の特性を最大限に表現することを目指す。このアプローチにより、ヤラ・ヴァレーのテロワールを世界に発信する先駆者として評価されている。

マック・フォーブス リースリング ストラスボギー・レンジズ 2022は、標高約500mの冷涼産地ストラスボギー・レンジズに位置する花崗岩土壌の畑から収穫されたリースリングを使用。自生酵母による発酵、ステンレスタンク熟成。酸化防止剤使用は最小限に抑えられ、清澄・濾過なしで瓶詰め。


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3千円台。

香りにはムスクのような妖艶さがあり、そこに洋なしやリンゴのフレッシュな果実香が重なります。やや冷涼な印象もありながら、実際は、無清澄・無濾過ゆえですが、シュルリーのようなコクある味に、甲州にも通じるような和柑橘系のニュアンスも感じられました。

味わいはかなりドライで、キレのあるシャープな酸が軸になっています。口に含むとまずリンゴや白桃のようなジューシーさが広がり、そこから徐々にふくよかさが出てきて、アプリコットのような熟度を帯びた果実味が追いかけてきます。中盤にはシュルリーの柔らかい旨みが感じられ、革製品を思わせる複雑な要素も少しだけ混じってきます。

終盤には、鉱物的なミネラリティがあり、余韻には洋なしやリンゴの果実感がじんわりと残ります。
派手さはないけれど、しみじみとした上品な旨みがあとを引く、印象に残る1本でした。







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