ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

フランス・ボルドー

ヴィコント・ド・ミレイ オー・メドック 2023をテイスティング

カルディのセールワインです。

フランスのワインです。
ヴィコント・ド・ミレイ オー・メドック 2023をテイスティングしました。

ヴィコント・ド・ミレイ(Vicomte de Miray)は、フランス・ボルドーを拠点とするネゴシアン企業グループ、ユーロヴァンが展開する輸出向けブランドです。ボルドー地域の複数の生産者から原酒を調達し、自社管理下の施設で瓶詰めを行っています。

ラベル文言「Mis en Bouteille dans nos Chais」は、ワイン商のセラーで瓶詰めされたワインにつく表現であり、特定の単一シャトーではなく、ネゴシアン主導でブレンド・品質管理を行う位置付けを示しています。AOP規定に基づき、使用するワインはオー・メドック地域から調達されるとのことです。

ブランド名に描かれた建物イラストと「歴史あるボルドーの邸宅」という文言は、ブランドの世界観を演出するものであり、実在シャトー名を特定する情報は記載されていません。左岸スタイルのワインを、海外市場向けに手頃な価格帯で提供することに特化したワイン商ブランドとして位置づけられます。

本日のヴィコント・ド・ミレイ オー・メドック 2023は、AOPオー・メドックの赤ワインです。品種はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランを使用しています。

フルボディタイプで、アルコール度数は13.0%です。酸化防止剤として亜硫酸塩が使用されています。


■ヴィコント・ド・ミレイ オー・メドック 2023


奥が透けないガーネットの色調です。縁はわずかに紫を帯びていますが、全体像はガーネット寄りで、ある程度の熟成や樽熟成を示唆する色合いとなっています。

香りはプラム、カシス、ブラックベリーなどの黒果実が中心です。

ナツメグや木質的ニュアンスを伴うスパイス香があり、香りの存在感と風格が感じられます。

口に含むと、カシスやブラックベリーが前面に出て、酸がしっかりと感じられます。

タンニンは中程度で、やや軽やかな印象です。熟度は控えめで端正にまとまり、ミルキーな樽香やナツメグ様のスパイスが重なります。

余韻は短く、黒果実とスパイスが素直に残ります。抜栓後の時間経過でより味が乗りそうな構成と感じられます。

香りに比して味わいは軽快で、バランスは整っていますが余韻は控えめです。上品な黒果実と樽の要素があり、カジュアルながら端正に仕上がった赤ワインという印象でした。

食事と合わせやすいスタイルです。

参考になった試飲でした。

シャトー・タルボ カイユ・ブラン 2022をテイスティング

フランスのワインです。
シャトー・タルボ カイユ・ブラン 2022をテイスティングしました。

シャトー・タルボは、フランス・ボルドー、メドック地区サン・ジュリアン村に位置し、1855年の格付けにおいて「4級(Quatrième Cru Classé)」に選定された歴史あるドメーヌです。

白ワイン「カイユ・ブラン」は、白品種の栽培が少ない地域において、1930年代に祖父ジョルジュ・コルディエ氏が白ブドウを再植栽した先駆的取り組みに端を発しています。

本キュヴェは主にソーヴィニヨン・ブランを、セミヨンを一部配合して造られ、バリック熟成及び澱引きなしのバトナージュ(澱と共に攪拌)などブルゴーニュ的手法を取り入れることで知られています。

テロワールへの敬意と格付けワインとしての風格、希少性を併せ持つ白ワインとして、シャトー・タルボの名を多面的に表現する存在です。

本日のカイユ・ブラン 2022は、ボルドーA.O.C.に属し、品種構成はソーヴィニヨン・ブラン71%、セミヨン29%です。

醸造にはバリック熟成が用いられ、ブルゴーニュ流の攪拌(バトナージュ)と澱の上での熟成を実践しています。


■シャトー・タルボ カイユ・ブラン 2022

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香りは洋梨や白桃を思わせる豊かな果実香に
ソーヴィニヨン・ブラン由来のハーブやバターのニュアンスが重なります。
アロマは明るく華やかで、フレッシュさの中に熟度を感じさせる厚みがあります。

口に含むと、白桃やハーブを主体に、
スパイスのアクセントと適度な酸が全体を引き締めています。
果実のボリュームと酸の輪郭がぶつかり合うようです。

率直に、荒々しい印象があるのですが
それは2022年というヴィンテージの若さゆえでしゅお。今後の落ち着きに期待がもてます。
後半にはソーヴィニヨン・ブランらしい爽快な味わい。
酸による張りが心地よく残ります。

余韻は長く、白桃やバター、ハーブ、スパイスが順に現れます。

全体として、酸と果実のバランスにはやや粗さがあるものの、長い余韻と複雑な要素が共存するボルドー・ブランです。
若々しく力強いスタイルで、今後の熟成によるまとまりが楽しみな一本と感じました。


格付け第4級 シャトー タルボ カイユ ブラン 2022 750ml 白ワイン ソーヴィニヨン ブラン フランス ボルドー

カルディ レ・セドレス・ドスタン 2016を飲む

カルディ レ・セドレス・ドスタン 2016を飲みました。

販売名:レ・セドレス・ドスタン 2016
価格:税込1,738円(カルディコーヒーファーム店頭・販売時点)
容量:750ml/タイプ:赤・辛口
生産地:フランス ボルドー地方 リストラック・メドック
ブドウ品種:メルロ82%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、プティ・ヴェルド3%

本品は、フルカ・オスタン(Château Fourcas Hosten)というボルドー左岸の名門シャトーが手がけるセカンドラベルです。格付けこそ持ちませんが、メドック格付けシャトーに劣らぬ設備と畑を擁しており、グランヴァンと共通の哲学で造られています。

とくに注目すべきは、主体となるメルロが持つ柔らかさと果実味。それに加えて、リストラックならではの芯のある味わいが特徴的です。

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色調はやや明るめのルビーで、縁にはレンガがかったトーンが見られる。まだしっかりとした赤みは保っているが、グラスの内側でわずかに熟成のニュアンスが感じられる外観。

香りには熟成由来の落ち着きがしっかりと出ており、まず立ち上がるのはビターチョコレートや杉のようなウッディな香り。その奥からは腐葉土、なめし革、毛皮といった野性的でシックなニュアンスも顔を出す。時間とともにカシスやプラムといった黒系果実のニュアンスも感じられ、古酒にありがちな枯れ感ではなく、むしろしなやかな熟成香が広がっている印象。

味わいはドライで、果実味に加えて鉄っぽいミネラル感やわずかに墨汁を思わせるタッチ、クローブのようなスパイス感が共存する。タンニンは角が取れており、口当たりは穏やかで、メルロ主体らしい丸みがある。果実は熟しており、カシスやプラムが味わいの中心をなすが、それを支える土や鉄のような骨格がきちんと存在しており、落ち着きと奥行きのある味わいに仕上がっている。まだあと数年は熟成の伸びしろを感じさせる。

余韻は比較的短めながら、飲み終えたあとにスパイスや腐葉土、カシスの香味がやさしく口中に残る。派手さはないが、穏やかに消えていく後味はこのワインの品の良さを物語っている。抜栓直後がピークで、時間の経過とともにヘタリが出る可能性もあるため、デキャンタージュよりもグラスでじっくりと向き合うスタイルがおすすめ。

この完成度で千円台というのは驚き。熟成ボルドーらしい気品と、メルロの親しみやすさの両方を味わえる1本。

シャトー・ラグランジュ 2021をテイスティング

フランスボルドーのワインです。
シャトー・ラグランジュ 2021をテイスティングしました。

シャトー・ラグランジュは、フランス・ボルドー地方、メドック地区サン・ジュリアン村に位置する1855年格付け第3級(Troisième Cru Classé)のシャトー。中世から続く歴史を持ち、1983年にサントリー(日本企業)によって買収され、以降は畑・醸造施設の全面的な近代化が進められた。現在はヴィンヤードマネージャーのマシュー・ボルドと醸造責任者のバンジャマン・ヴァルテールが中心となり、品質向上に取り組んでいる。栽培面積は約118ヘクタールで、主にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドを栽培。サン・ジュリアンらしいエレガンスと力強さのバランスを追求しつつ、現代的な精密さを併せ持ったワインを造る。公式には2020年ヴィンテージからHVE(Haute Valeur Environnementale/高環境価値)認証を取得し、持続可能な農業への移行も積極的に進めている。

シャトー・ラグランジュ 2021は、カベルネ・ソーヴィニヨン 84%、メルロー 14%、プティ・ヴェルド 2%のブレンド。収穫は100%手摘み。発酵はステンレスタンクを使用し、区画ごとに温度管理下で実施。熟成はフレンチオーク樽(新樽率50%)で約20か月間。瓶詰め前に軽い清澄を実施。全工程を自社で一貫管理。

■シャトー・ラグランジュ 2021
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色調は落ち着いたガーネット。若々しさを感じさせつつも、すでにある程度の成熟感が漂う色合い。

香りはカシスやプラムの熟した果実に加え、杉を思わせる清涼感のあるニュアンスが広がる。果実の凝縮感と森林的な香りが心地よく交差し、クラシックなボルドーらしい端正な第一印象を与える。

味わいは、まず酸味が明瞭に立ち上がる。カシスやブラックベリーの果実感がしっかりと感じられ、そこに杉のようなウッディなニュアンスが重なる。中盤から後半にかけては、樽由来のバターのようなまろやかな香りがふわりと広がり、リッチさと落ち着きのバランスが見事に整っている。タンニンは過度に強くなく、しなやかで全体をやさしく支えている印象。うまい、さすがという納得感のある仕上がり。

余韻は中程度ながら、果実の凝縮感と樽のバター香が心地よく持続する。端正で緻密なスタイルに、わずかに温かみもあり、間違いのないおいしさを感じさせる試飲でした。


シャトーラグランジュ [2021] 750mlフランス ボルドー メドック カベルネ ソーヴィニヨン 辛口 格付3級 ギフト 赤ワイン 浜運A ホワイトデー 花見 入社祝 歓送迎会

8千円台。

アルノザン アントル・ドゥ・メール ブラン 2023をテイスティング

フランスのワインです。
アルノザン アントル・ドゥ・メール ブラン 2023をテイスティングしました。


アルノザンは、フランス・ボルドー地方の協同組合「プロダクタ・ヴィニョーブル(Producta Vignobles)」が手がけるブランド。​プロダクタ・ヴィニョーブルは、ボルドー地域の多様なテロワールを活かし、品質と価格のバランスに優れたワインを生産することを目的として設立された協同組合。​アルノザンはその中でも、伝統的なボルドースタイルを継承しつつ、現代の消費者の嗜好に合わせたワインを提供するブランドとして位置づけられている。​アントル・ドゥ・メール地区は、ガロンヌ川とドルドーニュ川に挟まれた地域で、白ワインの生産が盛んなエリア。​この地域の特徴的な土壌と気候を活かし、フレッシュでアロマティックな白ワインが生み出されている。​アルノザンは、こうした地域特性を反映したワインを通じて、ボルドーの魅力を広く伝える役割を果たしている。

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルを使用したブレンド。​アントル・ドゥ・メール地区の特徴的な土壌と気候を活かし、フレッシュでアロマティックな白ワインを生産。​アルコール度数は12%


■アルノザン アントル・ドゥ・メール ブラン 2023
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香りはバターや洋梨を思わせる香ばしさがあり、温かみのあるリッチな印象を与える。そこにほんのりと酸化熟成由来のニュアンスが重なり、まろやかで複雑な香り立ち。過度な老ね感はなく、むしろワインに奥行きを与える方向に働いている。

味わいは、口に含んだ瞬間からバターのような滑らかさと、鉱物的なミネラル感がバランスよく感じられる。洋梨や白桃のような果実のふくよかさに、香ばしい樽香がしっかりと寄り添う。テクスチャ自体は厚みを主張するほどではないが、全体として綺麗にまとまっており、輪郭がはっきりしている。樽の使い方も適度で、果実と樽香が調和している印象。

余韻にも、香り同様に軽い酸化熟成のニュアンスが感じられ、バターや鉱物的なミネラル感、洋梨のような果実のニュアンスが穏やかに続く。フィニッシュはさらりとしていながら、わずかにコクが残り、心地よい後味を演出している。

改めて、2千円ちょっとの価格帯でここまで完成度の高いボルドーブランは貴重だと感じる。
お手本的な仕上がりで、とても良い印象のワインです。


ボルドー アルノザン アントル ドゥー メール 750ml [三国 白ワイン フランス ボルドー]【RP】



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