ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

イタリア

ダリオ・プリンチッチ ヴィノ・ビアンコ ヤク 2020をテイスティング

イタリアのワインです。
ダリオ・プリンチッチ ヴィノ・ビアンコ ヤク 2020をテイスティングしました。

ダリオ・プリンチッチ(Dario Princic)は、イタリア北東部、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を拠点とする自然派ワイナリーです。1990年代初頭、自身のバー経営を経てワイン造りに目覚め、1993年に自家瓶詰めでワイン造りを始めました。

以降、温度管理や化学薬品を使わず、天然酵母での発酵、濾過・清澄を行わずごく少量のSO₂添加のみ、さらに白ワインであっても果皮ごとのマセラシオン(醸し)を行う伝統的な自然派の製法を貫いています。これにより、同ワイナリーのワインはオレンジワイン的なスタイルを持ち、果皮からの成分抽出を重視した個性的な白ワインを生み出しているとのことです。

現在、フリウリの地を代表する自然派ワイン生産者のひとつとされ、世界的にも高い人気と評価を得ており、流通は少量かつ割当制が多いワイナリーです。

樹齢60年以上の畑で有機栽培で育てたフリウラーノを野性酵母のみで発酵、長期20~30日間マセラシオン。発酵終了後は健全な澱を残したまま、色々な大きさの古樽に入れて 30 ヶ月間熟成。その後、アッサンブラージュしてステンレスタンクで 3 ヶ月熟成。


■ダリオ・プリンチッチ ヴィノ・ビアンコ ヤク 2020
twitter貼り付け用 (33)


ゴールドの色調で、しっかりとした抽出と熟成要素を感じさせる見た目です。

香りはアプリコットや干しあんずを思わせる濃い果実のニュアンスが主体となっています。
紅茶、木質的な要素があり、揮発酸を感じる鋭さと青いハーブ(セリ)の印象も重なります。時間とともにドライフルーツ的な深みが前に出てきます。

口に含むと、アプリコット、りんご、花梨などの果実味に、強い酸がしっかりと芯を作っています。
干しあんずのような旨味と、木樽由来のやわらかな渋み、青い香味がアクセントとなっています。ストレートな力強さと、複雑さの両立したスタイルという印象です。

余韻には花梨やアプリコットの風味が続き、酸と木質的なニュアンスが引き締めるように残ります。キレと存在感があり、パキッとした後味です。

強い酸、シャープさ、厚みのある果実がしっかりと共存していて、旨味と複雑さのあるオレンジワインと感じました。

食中で活きる力強さと構造があり、長い時間楽しめる一本かと思います。
さすがにおいしいです。


Jak:[2020] ビアンコ・ヤク フリウラーノ (ダリオ プリンチッチ)Bianco Jak Friulano (Dario Princic)


レ・モンデ メルロー・フリウリ 2021をテイスティング

イタリアのワインです。
レ・モンデ メルロー・フリウリ 2021をテイスティングしました。

レ・モンデ(Le Monde)は、イタリア北東部、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州の注目産地であるフリウリに拠点を置くワイナリー。2008年に現オーナーが参画して以降、栽培方法や醸造設備の大幅な刷新を実施し、テロワールの個性を反映する「自然が語るワイン造り」を志向してきた。特に白ワインでの評価が高く、ピノ・ビアンコは5年連続でイタリア最高権威ガイド『ガンベロ・ロッソ』にてトレビッキエーリ(三つグラス)を獲得。2021年まで8年連続で同賞に輝き続けるなど、実力派ワイナリーとしてフリウリを代表する存在となっている。冷涼な気候と石灰質の粘土土壌というミクロクリマを活かし、果実味とエレガンスを両立させたスタイルが特徴。

レ・モンデ メルロー・フリウリ 2021は、ステンレスタンク発酵に加え、バトナージュを施しながら15〜20日間の醸し発酵を実施し、その後5〜6ヶ月間の熟成を経て仕上げられるメルロー単一の赤。

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紫がかったルビーレッド。香りには熟したプラムやチェリーがはっきりと感じられ、加えてピーマンやハーブを思わせるような青いニュアンス(ピラジン系)が重なる。全体的に果実由来の香りが主体だが、どこか野趣のあるトーンも共存している。

味わいは香り同様、プラムやチェリーのような赤系果実が軸。オークのニュアンスはほとんど感じられず、木樽に頼らず果実味で押すタイプ。瑞々しい酸がしっかりと通っており、どこか山菜の「せり」を思わせるような青さや清涼感が印象的。舌の上をさらりと通り抜ける軽快さがありつつ、平板にはならず、芯のある味わいが続く。

余韻は比較的長く、チェリーやプラム、カシスのような果実味が静かに残り、後半には乾いた石や鉱物のようなミネラル感も顔を出す。ドライな仕上がりで、全体としては果実味が主役ながら、骨格やフレッシュさもきちんと支えてくれる、バランスの良い一本と感じました。



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noteを書きました

ヴィエ ディ ロマンス ピエーレ ソーヴィニヨン ブラン 2022をテイスティング

ヴィエ・ディ・ロマンスは、イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、ゴリツィア県マルレンゴに本拠を置く家族経営ワイナリー。1930年代に設立され、現在はジャンフランコ・ガッロ氏がオーナー兼醸造責任者を務める。フリウリ地区特有の冷涼な気候と、石灰質・粘土質土壌を活かした精緻なワイン造りで知られ、特に白ワインの品質においてイタリア屈指の評価を受ける。完熟を重視した遅摘みスタイルと、極めて厳格な選果、低収量を徹底。醸造においては酸化防止剤を最小限に抑え、発酵・熟成はステンレスタンク主体ながらシュール・リー(澱接触)を長期間行うことで、豊かなボディとテクスチャーを引き出す。自社畑のみを使用し、区画ごとのテロワール表現を重視した単一畑ワインも手がける。イタリア国内外でトップクラスの評価を受ける、フリウリ・スタイルの象徴的生産者。

ピエーレ ソーヴィニヨン ブラン 2022は、自社畑「ピエーレ」区画産ソーヴィニヨン・ブラン100%。手摘み収穫後、約18時間の低温マセレーションを実施。ステンレスタンクにて天然酵母による発酵、8か月間シュール・リー熟成。瓶詰め後、追加で9か月間の瓶内熟成。醸造工程においてマロラクティック発酵は行わず。


■ヴィエ ディ ロマンス ピエーレ ソーヴィニヨン ブラン 2022
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飲むまでノンオークと思ってなかったので
鮮烈な果実の香りにびっくり。

香りはかなり青草寄りで、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを思わせる強さがある。洋梨やりんごのフレッシュな果実香もあるが、全体にはシャープな青さが強くあります。
そこにほのかにナッツのような香ばしさが混じり、単調ではない複雑さも感じさせる。

味わいは、香りほど青草感が前面に出てきません。
酸味もそれほど強くなく、むしろコクのあるふくよかなスタイルに仕上がっている。ナッツ、青草、白ネギのようなグリーン系のニュアンスを持ちながらも、全体にはスパイシーさと厚みがあり、飲みごたえがある。パッションフルーツ的な南国果実感は控えめで、酸も穏やか。よく熟した果実の力強さが前に出た、コクのあるタイプのソーヴィニヨンブラン。

余韻はやや短め。ただし、短い中にも青草やナッツの香ばしいニュアンスがしっかりと残る。熟度の高さを感じさせる分厚い味わいで、口の中に心地よいふくよかさが余韻として広がる。

シンプルに、おいしいです。
一方で、端的に言うと「ハーブ系の香りはするが、厚さはアメリカのそれ」っぽい肉厚な飲んオークタイプのソーヴィニヨンブラン。これおもしろいですね。
評価が高いのもうなづけました。



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フェウド・ディ・サンタ・テレザ フラッパート オーガニック 2023をテイスティング

イタリアのワインです。
フェウド・ディ・サンタ・テレザ フラッパート オーガニック 2023をテイスティングしました。

フェウド・ディ・サンタ・テレサは、50年以上続く家族経営のワイナリー。マッジョ・ヴィーニとジレッリ夫妻によって設立され、シチリア南部ヴィットリアに50ヘクタールの自社畑を所有。イタリア最古のワイン産地のひとつであるシチリアの伝統を受け継ぎながら、近代醸造技術を積極的に取り入れる生産者。温暖な地中海性気候と少ない降水量に恵まれた土地を生かし、葡萄の完熟と健全な有機栽培を実現。栽培はすべてオーガニック認証を取得し、自然の恵みを最大限に引き出すスタイル。シチリア土着品種を主軸に、フレッシュで凝縮感のあるワインを追求。主なシリーズに、ピュアな味わいをコンセプトにした「プラート」、土着品種主体のIGTワイン「リナ・イアンカ」、南アフリカのステラーワイナリーと共同開発したSO2無添加ワイン「インシエメ」などを展開。D.O.C.G.格付の「チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア」にも取り組み、地域の個性をストレートに表現する造り手。

フラッパート100%で仕立てられたオーガニック赤ワイン。発酵期間は10〜12日間で管理され、果実味を生かす軽やかなスタイル。熟成はステンレスタンクで4〜6か月間行われ、フレッシュさとピュアなアロマを重視した設計。オーガニック農法によるブドウの健全な個性を表現したカジュアルな一本。


■フェウド・ディ・サンタ・テレザ フラッパート オーガニック 2023
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千円台のワインです。


グラスから立ち上がるのは、まずラズベリーやいちごの甘酸っぱい果実香。とにかくフレッシュなベリーの印象が強い。そこに、せっけんのような華やかなフローラル香と、少しチョークっぽいミネラル感のある香りが重なってくる。甘やかさと涼やかさが両立していて、飲む前から軽やかなイメージが膨らむ。

口に含むと、ラズベリー、いちごといったフレッシュな赤系果実がストレートに広がる。チョークのような乾いたミネラル感がふっと感じられ、ワイン全体に骨格を与えている。酸は明瞭で、いちごのような素直な甘酸っぱさと、ラズベリーのきゅっと引き締まった酸味が印象的。ボリューム感は控えめで、軽やかなタッチ。

余韻はコンパクトで、あっさりとした切れ味。短めではあるが、華やかさとカジュアルさが心地よく、さらりと飲み終えられる良さがある。重たさゼロで、気軽に開けたくなる一本。

テヌータ・フォルナーチェ タンタローバ プロヴィンチャ・ディ・パヴィア 2020をテイスティング

イタリア ロンバルディア州のワインです。
テヌータ・フォルナーチェ タンタローバ プロヴィンチャ・ディ・パヴィア 2020をテイスティングしました。

テヌータ・フォルナーチェは、イタリア・ロンバルディア州パヴィア県ロヴェスカーラにある1823年創業のワイナリー。創業家のロッシ家は1860年からワイン造りを開始し、現在は六代目アンドレア・ロッシ氏が運営しています。徹底した自然派ワイン造りにこだわり、ビオディナミ農法を採用。清澄やフィルタリング、酸化防止剤添加、温度管理(スプマンテのベースワイン以外)は行わず、テロワールを最大限に表現しています。ブドウ畑には133種の蝶や88種の鳥を含む多様な生物が生息し、生物多様性を尊重。2022年から自然派ワインの国際組合「トリプルA」に加盟。ラベルにはアンドレア氏の子供たちが描いた絵が使われ、個性豊かなワインを生み出しています。

テヌータ・フォルナーチェ タンタローバ プロヴィンチャ・ディ・パヴィア 2020は、品種はコルテーゼ、ティモラッソ。平均樹齢50年以上、ビオディナミ農法。
発酵は、野生酵母使用、熟成はステンレスタンクでシュール・リー製法。


■テヌータ・フォルナーチェ タンタローバ プロヴィンチャ・ディ・パヴィア 2020
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¥4,600 (税込)

香りはジンジャーやアプリコットが主体。ドライアプリコットやイチジク系の濃厚な香りが広がる。そこに動物の毛皮のような、いかにもなナチュラルワイン特有の「くっせえ」ニュアンスが混じる。ナチュール感が強く、ちょっとクセのある香り。

味わいはドライで、ジンジャーやマスカットのフレーバーがしっかりと感じられる。果皮の存在感が強く、グレープフルーツほどの酸味はないものの、ハッサクのようなほろ苦さとジューシーさがある。果皮感が舌に残るような厚みのある味わい。

余韻は短めだが、果皮感やハッサク、グレープフルーツのような爽やかさが続く。ドライな味わいが印象的。

いかにもナチュールらしい香りと味わい。
ちょっとクセはあるけど、ブサカワみのあるおいしさを感じるワインでした。


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