ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

フランス

モエ・エ・シャンドン グラン・ヴィンテージ ロゼ 2012をテイスティング

フランスのシャンパーニュです。
モエ・エ・シャンドン グラン・ヴィンテージ ロゼ 2012をテイスティングしました。

ブレンド はピノ・ノワール 42%(うち赤ワイン13%)、シャルドネ35%、ムニエ23%。
ロゼ色なのは、赤ワインとのブレンドシャンパーニュ。


■モエ・エ・シャンドン グラン・ヴィンテージ ロゼ 2012
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香りはチェリーを思わせる赤系の果実味。
ややイチゴのヘタや茎を思わせるグリーンノート。
チョコレートを思わせるビターな香りも感じられます。

口に含むと、香りのイメージを率直に伝えます。
イチゴやチェリーのような赤系の果実味。
酸は明瞭にあるように感じます。

また、茎のような青い要素が残ります。
後味にチョコレートのようなビター感が残ります。


1万円級のワインですが、構造は比較的シンプル。
飲み飽きない明瞭な酸、後味に広がるチョコレートのようなビター感。

展開があり良いように思いました。参考になった1杯です。



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ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエNVをテイスティング

単品記事にしてなかったので書き直しています。
ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエNVをテイスティングしました。

ルイ・ロデレールは、200年以上の歴史を持つ老舗シャンパーニュメゾン。シャンパーニュの「クリスタル」を作る名門です。

本日はピノ・ノワール(40%) 、 シャルドネ(40%) 、 ピノ・ムニエ(20%)のNV。
熟成期間 瓶詰め後最低3年以上の熟成。


■ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエNV
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香りは熟した蜜入りリンゴのような果実み。
トーストのような香ばしい香りも感じられます。

口に含むと、リンゴのような果実みと酸が明瞭です。
蜜入りリンゴのようなほどよいふくよかな果実み。

すっきりとした味わいが
後に残らず、杯が進んでいきます。

余韻はリンゴのような果実み、レモンのような酸が残ります。


うーん、コンパクトに綺麗にまとまっていますね。
可不足がないという言葉が似合う。

リンゴ、明瞭な(レモンに近い)酸味、それとパンのような香ばしい香り。

奥行きだ、塩みだ、多層感だ、
などの要素は感じられないですね。
シンプルイズベストでまとまってる気がしますし、
ここから発展するかどうかはわからない。

が、漠然と「まあ、おいしいよね」という謎の納得感が出てしまうのはなんでだろう??


ということで、
「大手は旨いよね」という納得感が残る1本でした。



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マルセル・ダイス ベルケム 2014をテイスティング

アルザスのワインです。
マルセル・ダイス ベルケム 2014をテイスティングしました。

マルセルダイスは当主ジャン・ミッシェル・ダイスが手掛ける
フランス・アルザス地方の名門ワイナリーです。
アルザス地方の中心部にあるベルグハイムに位置し、代々の家族経営。
設立自体は1744年、ジャン・ミッシェル・ダイス氏によるドメーヌの継承は1975年から。


漫画「神の雫」などでも大きく取り上げられた生産者ですが、
葡萄品種主義のアルザス地方においてテロワールの概念を優先して取り入れている生産者です。
まったく単一ブドウ品種を使わないと言うわけではありません。単一品種でのワインもリリースしています。
上位レンジは畑名を優先したレーベルとしてリリースしているようです。農法にはビオディナミを取り入れています。


本日はベルケム 2014
ベルグハイムの数か所の最良混植区画のぶどうのみを使用、アルザス ブランの上級作品。13種類ものぶどう品種が使われています。


■マルセル・ダイス ベルケム 2014
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香りはアプリコットを思わせる果実やリンゴ。
ややオイリーな印象を感じます。


口に含むと、豊かな甘さ。

アプリコットやリンゴのような果実み。
すこし酸が強めで、梅のような酸が印象的。
石のような鉱物的なニュアンスが強く、
酸と相まって総じてクリアな、シャープな印象を持たせます。


余韻はリンゴやアプリコット、梅のような酸。
石のような鉱物的なミネラリティが残ります。


率直にリースリングっぽい果実みに、アプリコットに近い果実がのったタイプ。
酸があって、クリアなのはアルザスゆえか。

甘口ではあるのですが、シャープさ、すっきり感を楽しめるようなワインかと思います。


さすがアルザスの上位生産者。
どこか凛としたミネラリティを感じる甘口に仕上がっているように感じました。



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M.シャプティエ サンジョセフ レ・グラニット 2007をテイスティング

フランス・ローヌのワインです。
M.シャプティエ サンジョセフ レ・グラニット 2007をテイスティングしました。


M.シャプティエ(ミシェル・シャプティエ)はコートデュローヌの老舗ドメーヌ兼ネゴシアンです。
1808年にポリドール・シャプティエにより創業され、現在のミシェル・シャプティエは6代目に当たるようです。
点字ラベルをいち早く採用したドメーヌとしても知られています。
土壌(テロワール)とヴィンテージを表現することをモットーとしているとのことです。

M.シャプティエ サンジョセフ レ・グラニット 2007は
高樹齢のマルサンヌ100%のワイン。

こちらのワインは過去に、恵比寿ワインマーケットパーティーさんでグラステイスティングしています。



最新の情報はインスタが早いように思います。


■M.シャプティエ サンジョセフ レ・グラニット 2007
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香りはキンカンを思わせる柑橘の香り。
洋なしのような果実み。
酸のほか、砂糖菓子のような甘い香りが感じられます。

麦、ワラのような、少し土っぽい葉の香り。
また鉄のような鉱物的な香りがあります。
香りはややニュートラルよりなのかな。


口に含むとキンカンのような柑橘。
洋なしのような果実み。

口あたりはまろやかで、
特に洋なしっぽい果実みが主体にあります。
その後オレンジ・キンカンの柑橘の酸。

鉄のような鉱物的なミネラリティ。
そして、麦のような土っぽい草の印象も。

基本的に香りで感じた要素がブワッと広がりますが、
味わいは甘くなくドライです。


余韻はキンカンやオレンジ。
トーストのような香ばしい樽香が広がってきます。



うーん、さすがにおいしい。

基本的には洋なしっぽい果実みが主体で、オレンジ系の柑橘っぽさが広がる味わい。

麦やワラみたいな草っぽい香り、
鉱物的なミネラリティなどが混在しており、
幾分の熟成感がありながらも、バシッと緊張感がある味わいです。

白ひげ生やしながらも、シャンと背筋の通った長身のスーツ姿のおっちゃんっぽい感じありますね。


複雑さがあり、納得感のある味わいです。
参考になった1杯でした。




恵比寿ワインマーケットパーティーさんはこちら。
19時までグラステイスティング受け付けています。



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テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブランドブラン 2007をテイスティング

フランス シャンパーニュです。
テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブランドブラン 2007をテイスティングしました。

場所は恵比寿ワインマーケットパーティーさんです。
定期的にインスタでグラステイスティングの話題が出ているのでフォローしておくとよろしい。


輸入元はサッポロビール社。
テタンジェは創設時より、家族経営を続けている大手シャンパーニュメゾン。

元は1734年創業のフォレスト・フルノーというメゾンを買収した所からシャンパーニュづくりを少しずつ初め、実際にテタンジェという名前でリリースを始めたのは1934年からと言います。

創設者はピエール=テタンジェ氏。現状は4代目に当たるピエール=エマニュエル氏が社長として活躍しています。自社畑の面積は288ヘクタールに及ぶという広大な土地を有しています。


さて、コント・ド・シャンパーニュの名前は、シャンパーニュ伯爵(コント・ド・シャンパーニュ)をそのままネーミングに用いたもの。つまり同社のフラグシップと言う位置づけになります。
グランクリュからのシャルドネ100%を用い、一番搾りの果汁のみを使用。最低でもカーヴにて7年ほどの熟成を経たのちリリースされます。


こちらは恵比寿ワインマーケットパーティーさんのグラステイスティングを利用しています。


■テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブランドブラン 2007
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香りはリンゴを思わせる果実味。
パンの白い部分のような香り。海を思わせるヨード香。
時間の経過でパンのような香りは、バターで焼いたクロワッサンのような香りにも変容します。


口に含むと、泡はこまやかながらイキイキとしています。
蜜入りのリンゴのような果実味。残糖感を感じる味わい。

リンゴ感強いですね。蜜リンゴっぽい。


余韻の香りの伸びは長く感じます。
カスタードプリンを思わせるカラメルのような香り。
リンゴのような味わいと相まってアップルタルト感があります。

加えて、わずかにですが、オレンジのような柑橘のイメージが残ります。



あれ、コントドシャンパーニュってこんなどっしり系だっけ。

以前、05年当たり飲んだきりなんですが、その時はもう少しビスケットみたいな香りや、ヘーゼルナッツ、バニラアイスみたいな香りがブワッと立って軽やかだったんですよね。


このヴィンテージはリンゴとかカスタードプリンのカラメルとかちょっとビターでどっしり系。
07年というとヴィンテージ的にはやや厳しめと聞いてますし、もしかすると早く飲み頃迎えてるんですかね。

とても好きなシャンパーニュの一つですが、少し味わいのイメージが異なったので面白い体験でした。参考になった1杯です。





恵比寿ワインマーケットパーティーさんはこちら。
19時までグラステイスティング受け付けています。



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