ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

管理人オススメワイン

南アフリカ マイルズ・モソップ・ワインズ マックス 2016をテイスティング

南アフリカのワインです。
マイルズ・モソップ・ワインズ マックス 2016をテイスティングしました。

ステレンボッシュの「トカラ」の元醸造長によるオウンレーベル。
参考までにトカラは18年ティムアトキン格付け1級、19年ティムアトキン格付け2級の名門。

そして、このマイルズモソップもティムアトキン格付け18年19年ともに2級の格付け。

マイルズ・モソップ氏の経歴を見ると、ステレンボッシュ大学にてブドウ栽培とワイン醸造学の学位を取得。1998年、首席で卒業。2000年にトカラに就任するまでに、セレマ、スパイスルート(サディ在籍時)、豪州、ナパ、シチリアなどで働いた経歴あり。

ブドウは西ケープの各地より調達。生産は合計80トンに制限し、1800ケースの白ワイン、2200ケースの赤、限定量のデザートワインを生産。


上位クラスのワインは、醸造家の息子・娘の名前を冠したシリーズ。
マックスは息子の名前を冠した同社のフラグシップ赤ブレンド。ステレンボッシュ・ボッテラリー地区の畑で、樹齢は21年~32年。
カベルネ・ソーヴィニヨン44%、メルロー33%、プティヴェルド23%。

輸入元は富山のハミングバードさん。



■マイルズ・モソップ・ワインズ マックス 2016
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ティムアトキン95点(ワイン・オブ・ザ・イヤー(ボルドースタイル)獲得)

香りは極めてボルドーのそれ。
ブラックベリーを思わせる黒系の果実味が主体。
墨汁のようなビターな鉱物的な香り、また鉄のような香りもあり重厚。
香りからしてバランスの取れた、軸のある印象を持つ香りです。


口に含むと、ブラックベリーのような黒系の果実味が中心。
また、ドライプルーン、特に酸が少し乗った印象の紫系の果実味が感じられます。
酸の影響なのか、やや果実の香りの鼻抜けがよく感じます。

同時に、少し重心が上のような感じがありますが、
墨汁のような香りが同時に口中を満たしていきます。
果実味そのものはしっかりとしており、核のようなものをワインに感じます。

余韻は木質的な香り、硯(すずり)・鉛筆の芯のような香り。
ブラックベリー、プラムのような印象が残ります。


うわ、なんやこれ、うま。
新規輸入でまだこんないい感じのボルドーブレンドあるのか。すごいな。

少しまだフワついた感じがなきにしも、なのですが、とてもいいですね。
基本的にマイルズモソップは、硬派なつくりのワインではあるものの、このマックスに関しては気持ちモダンな感じがする。中庸で気品がありますね。


ということで、メモには◎をつけていました。
とても良いです。おすすめの1本に上げさせていただきます。



【南アフリカワイン】【赤ワイン】マックス 2016 マイルズ・モソップ・ワインズ[フルボディー]


南アフリカ マイルズ・モソップ・ワインズ キカ 2017をテイスティング

南アフリカのワインです。
マイルズ・モソップ・ワインズ キカ 2017をテイスティングしました。

ステレンボッシュの「トカラ」の元醸造長によるオウンレーベル。
参考までにトカラは18年ティムアトキン格付け1級、19年ティムアトキン格付け2級の名門。

そして、このマイルズモソップもティムアトキン格付け18年19年ともに2級の格付け。

マイルズ・モソップ氏の経歴を見ると、ステレンボッシュ大学にてブドウ栽培とワイン醸造学の学位を取得。1998年、首席で卒業。2000年にトカラに就任するまでに、セレマ、スパイスルート(サディ在籍時)、豪州、ナパ、シチリアなどで働いた経歴あり。

ブドウは西ケープの各地より調達。生産は合計80トンに制限し、1800ケースの白ワイン、2200ケースの赤、限定量のデザートワインを生産。


本日の「キカ」は同社のフラグシップの極甘口ワイン。
生産量はわずか2,900本で、醸造家の3人の子供のうち、次女の名前を冠しています。

畑はシモンズバーグ山脈の麓。標高200m、北西向きの冷涼な斜面の畑。風化したスレート土壌。1978年に植樹されたブッシュヴァイン(樹齢41年、6トン/1haの低収量)。

醸造は、収穫時期を遅らせ貴腐菌が繁殖したのち、手摘み収穫(一部、干しブドウの状態)。ブドウはワイナリーに運ばれ、4℃で一晩冷蔵保存。厳しい選果を経てホールバンチプレス、1日コールドソークしてから発酵開始。4日後に圧搾、フレンチオークの古樽に移して3カ月間天然発酵。

輸入元は富山のハミングバードさん。



■マイルズ・モソップ・ワインズ キカ 2017
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ティムアトキンMW評95点、WA93+(アンソニーミューラー評)

香りは桃やドライアプリコット、マンゴー。
トロピカルフルーツ類の豊かな果実の香り。乳酸菌飲料のような(リンゴ?ヨーグルト?的)香りも感じられます。

口に含むと、桃、マンゴーを思わせる果実のイメージが膨らみます。
オレンジのような柑橘に近い酸。乳酸菌飲料のようなイメージも。
ふっくらとしていて肉厚で、最初にドシッとした甘さを感じますが、酸がしっかりとあるので後半に行くほどスッと消えるような儚さがあります。


余韻は引き続き桃やマンゴー、オレンジのような温かい果実・柑橘のイメージが残ります。


えーとですね、非常にうまいです。
豊かな果実のイメージのほか、酸の表現がきれいです。
オレンジのような乳酸菌飲料のような感覚もある。


タイプとしては、南アの極甘口である、キアモント・フルーフォンティン(現在輸入元欠品中、近々再入荷だそうです)に近いかな。タメ張れるぐらいの実力、というかかなりビビビッとKOZE的にはきたワインです。

ソーテルヌが重厚でドーンと、ともすると少しオイリーなタイプもある中で、
南アの極甘口は後味がスッと儚い感じがあるので、飲み飽きないというかクイクイ行っちゃいそうな気がするんですけどどうでしょう。


南アの極甘口は激戦です。3千円台から群雄割拠感ある。

・キアモントフルーフォンティン
・ポールクルーバーノーブルレイトハーベスト
・マリヌーストローワイン(ちょっと別格感あり)
・クラインコンスタンシア ヴァンドコンスタンス(高い)
・マイルズモソップ キカ

他にもあるんでしょうが、今のところこれらがトップ5かな。おすすめです。


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マイルズ・モソップ・ワインズ キカ 2017 Miles Mossop Wines Kika 【南アフリカワイン】【極甘口】


販売先はKOZEが確認している限りアフリカーさんくらい。

マジでハミングバードさんと取引あるところ、これはすぐ仕入れてほしい。なくなる前に。
はやくしろーっ!間に合わなくなっても知らんぞーっ!感ある。


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2019年 良かったワインまとめ 1万円台まで

ということでここでは今年良かったワインの1万円台までのまとめです。
2万円行くとさすがになぁ、って感じなんですが、今年は珍しく超高額のワインはあまり飲んでません。

つまり大阪時代のタカムラワインハウスさんでいかに私が恩恵を受けていたか、ということでしょう。ワインのブログをやりたい人、もはやYoutuber目指している人とかタカムラさんから発信したらどうかな。


ということでよかったワインです。





AAバーデンホースト(イエローラベル)ラムナグラスサンソー

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あ~?南アのバーデンホースト??あのセカチュアとかホワイトとか出してる生産者だよね~?
的な印象しか持ってない南ア勢の方はわかっていない。バーデンホーストの実力の半分もわかっていないぞ。

単一畑で仕上げているのがこのイエローラベル。
特にこれらのイエローラベルにはなぜか「サンソー」「ピノノワール」など、おいおい、お前それ作ってたんかい、という品種が目白押し。

まぁ、ぶっちゃけイエローラベルなら何飲んでも美味いんですけど、ムスクみたいな官能的な香りが立ち込めてるのがこのサンソー。

南アのトレンドの中の、さらにトレンドが、このサンソーを追っかけることだと個人的には思ってるのですが、このサンソーはすごい。華やかでエレガント。早摘みでやってるからか青っぽい香りと言うか冷涼感が立ち込めてるのがバーデンホーストの良さ。


ということで、一度は飲むべきバーデンホーストのイエローラベル。とにかく本数がないので、大阪だったらみたまり酒店さんとか、東京だったらanywaygrapesさんか、恵比寿ワインマーケットパーティーさんあたり探せば残ってるんじゃないかな。7千円位のワインです。



ラムナグラス サンソー [ 2017 ]A.A.バーデンホースト ( 赤ワイン ) [S]

17年ヴィンテージは売ってました。ストック用にどうぞ。





アルヘイト ラ・コリーヌ 2015

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アルヘイトカルトロジーでおなじみのアルヘイト。
上位クラスでは、マグネティックノース、ラコリーヌ、レディオラザルスの3兄弟が存在して、ラジオラザルスが干ばつで動物に樹を食べられちゃってで終売。

なので、どうしてもラジオラザルスが「終売!ラストヴィンテージ!残念!」って感じでフォーカスされがちですけど、一番うまいのはラコリーヌですはい。


3キュヴェの中では樽が効いていてまろやか。要はこの下のクラスのカルトロジーとかハイルクランとかそういう系の流れを汲んでるのかな。マグネティックノースとかラジオラザルスとか「お前、石かよ」くらいのミネラル感ギンギンなので、KOZEはこのラコリーヌぐらいが良い。
2015年ヴィンテージを今飲むくらいでちょうどいいので、お持ちの方は気合を入れて待つしかないと思います。


アルヘイト・ヴィンヤーズ / ラ・コリーヌ・ヴィンヤード [2017]【白ワイン】

これも市場は17年ヴィンテージ。





コノスル オシオ ピノノワール 2015

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コノスルといえば安ワインの殿堂入りみたいな存在でしたが、最近ワンコインチリワインに押され気味で、「コノスル!コスパ大賞!」的な感覚をもってる私みたいなおじさんはちょっと悲しい。


で、その中で「あれ、今飲んだこれ、ジュヴレシャンベルタンのいい奴か??」と錯覚してしまったのがオシオピノノワール2015。

たしか2013年ヴィンテージか何かがめっちゃ高い評価だったのは知っていて、やれこの時始めて飲んだんですが、並列して試飲していたピノノワールそっちのけで明らかにうまかったので間違いないと思います。

かなりパワフル、マッチョ系ではあるけどうまいものはうまいのさ。


[2015] コノスル(コノ・スル) "オシオ"  ピノ・ノワールCono Sur "Ocio" Pinot Noir





美味いと思ったらWA94+点ですって。どうりで。






シティオンアヒル ホワイト 2017

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南アフリカワインの1級生産者の「デイヴィッドナディア」の一番弟子がシティオンアヒル。
で、デイヴィッドナディアってかなり樽も抑制的な生産者で、白ワインとか派手さがない。

最初飲んだ時「えっ、このワイン、そんなにすごいの??」と思ったのがデイヴィッドナディアです。横にある樽ゴリゴリのワインを激賞していたころ。


その後、やべえな~もう俺、樽ゴリゴリに効いた奴むりだわ~年だわ~、と思い始めたときに良さがわかるのもデイヴィッドナディア。

まさにコッテリ系のラーメンから、塩とか煮干し系に好みが分岐したときに良さがわかる、それがデイヴィッドナディアです。


こちらのシティオンアヒルを評価したいのは「ほぼほぼ師匠のDNAまんま、むしろ背中とらえてないか??」というぐらいきれいでうまみに寄せた作りをしていること。え?しかも4千円くらい?すごくない??


はい、味わいと香りはかなり地味です。が、グラスで飲むとついつい追いかけたくなる、じんわり美味い系がこのシティオンアヒル。

上のクラスにシュナンブラン単一もあるんだけど、このブレンドのホワイトが特にきれいでいいですね。

シティオンアヒルは多分気が付いたらティムアトキンMW評格付け2級くらいは行くんじゃないかな。いまは5級です。今のうちに目をつけておくとドヤれる生産者です。


シティ・オン・ア・ヒル・カンパニー "ホワイト" スワートランド [2017] (正規品) City on a Hill White

YANAGIYAさん絶賛銘柄。





クラインザルゼ ファミリーリザーヴ シュナンブラン

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そんな感じで「あ~自分もう樽効きすぎてるの無理ですわ~」なんて言い始めたときに飲んで「(うわっ樽効いててめっちゃうまい…なにこれ…うま…)」と思ったのがこのワインです。

それ以上何も言うことはありません。


2016 ファミリーリザーブ シュナンブラン 生産者 クライン ザルゼ【白ワイン】【南アフリカ】

こちらそのものずばり。





スピオンコップ ピノタージュ 2017

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南アのエルギンを拠点にする生産者。
ピノタージュって品種はいろんな生産者がいろんなアプローチをしていて、なんとなくボルドー的なアプローチをしているのがカノンコップ。
自然派タッチの薄うま系をやってるのがデイヴィッドナディア。

で、その間にいるのがスピオンコップです。樽を効かせつつエルギンという産地からなのか冷涼感がある。

なんとなく個人的にピノタージュの(特にステレンボッシュの)コーヒーっぽい、土っぽい、トマトみたいなアプローチをしているものが、苦手、というか「あ~またこのタイプかぁ」とか思っちゃう方なんですが、このスピオンコップは素直に「これこれ!これうまい!これがピノタージュ?こういうのがいいんだよ!!」と言いたくなる良さがあります。

1900ピノタージュってやつが下のクラスにあるんですが、こっちの上のクラスが美味いですよ。
南アのピノタージュはとりあえず前述の
・カノンコップ
・デイヴィッドナディア
・スピオンコップ
の3社は抑えてほしい感じです。


【南アフリカワイン】【赤ワイン】スピオンコップ ピノタージュ 2017[フルボディー]

麦ちゃんコメント“これがエルギンのピノタージュと言わしめる逸品です。”
はい、私もそう思います。




ヴィラフォンテ シリーズM 2004

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そもそも。


南アフリカワインで熟成しているワインって市場にないわけですよ。
ボルドーとかと比べると、なんやかんやで早飲みだし、新しい生産者で設立自体が2009年ですとか?熟成したワインがそもそも存在しない。


自然と、ヴィンテージが経過したワインだと「グレネリー」「ライクス」などが候補に挙がるわけですが、肝心のグレネリーとかライクスでもヴィンテージがやれ2009だとか、2007とかそのくらい。

そんな中、いきなり「2004年で1.3万円です」というなぞかけをしてきたのがヴィラフォンテ。えっなにそれおいしいの??
まぁそんなに私も熟成したワイン飲んでないですけど「メドックの格付けワインに相当!2級くらい!」とか書いちゃうくらいにはいい感じに熟成していますよはい。

ちゃんとカビみたいな香りもありますし、逆に言うと今が飲み頃?な感じもありますけど、よほど変なワインつかまされるよりはいいと思う。

南アって熟成するとおいしいんだなぁ…と感じた1本。値段の価値あり。おいしいです。


【数量限定】【送料無料】ヴィラフォンテ ヴィラフォンテ・シリーズM [2004] 6009639890437-04【600033】【60001】【南アフリカ】【赤ワイン】【new1905】【SA23】




ロバート・ヴァイル キートリッヒャー グレーフェンベルク リースリング トロッケン GG 2016

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南アで固まってきたのでドイツ行きます。

個人的にドイツのワインっていうと過去感動したのがゲオルグブロイヤーの上位クラスの白で、「うーわ!めっちゃ白い花とか、清楚なお姉さんみたいないいにおいする!!」と感動したんですが、それに近い感動があったのがこのロバート・ヴァイル キートリッヒャー グレーフェンベルク リースリング トロッケン GG 2016。

とにかくきれいです。リンゴみたいな香りというよりはベビーパウダーみたいないいにおいがする。

1万円ですけど、WA95点、WE94点ですって。なるほどなぁ。

2019年のヒット商品で「女子高生の香りになれるボディソープ『デオコ』が人気」なんて言われましたけど、そういうのに「んんん!!わしもなりたい!!」って思っちゃう私のような人に刺さるワインです。


ロバート・ヴァイル キートリッヒャー グレーフェンベルグ リースリング トロッケン GG 2016 750ml (ワイン) 【ラッキーシール対応】




ドメーヌ・ポール・ジャブレ・エネ エルミタージュ ラ・メゾンブルー 赤 2016

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1万円くらいのローヌのワイン。キャラメルとかチョコみたいな甘い樽香がありつつも、ちゃんと鉛筆の芯みたいな硬い感じの香りもあってバランスが良い。

エルミタージュなんですけどね。わりとふっくら系。ただ、甘露系シラーの一言で片づけるにはもったいなく、複雑さがあって「やっぱり高額ワインはこうでなくっちゃ!」と寄り切りでそのまま持ってかれたような感じがありました。

輸入元価格は10,800円。
WA93点、デキャンタ95点、ジェームスサックリング94-95点。


ドメーヌ・ポール・ジャブレ・エネ エルミタージュ ラ・メゾン・ブルー赤 2016年 750ml 1本 611297
安心と信頼のモトックス社。



マリヌーストローワイン 2017

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KOZEのワインブログ 今年1番のワインがこちら。


もっとも、2015年を飲んだ時も「すげえなこれ」で感動しているのでなんやかんやで再確認をした、というレベルでしかありませんが、マリヌーのストローワインはやはりすごいです。

特筆すべきはその凝縮感。そして引き際の良さ。すーっと消えていくくらいの儚い終わり方をするデザートワイン。

南アのデザートワインはもっと評価されるべきで、少なくとも
・ラステンバーグ ストローワイン
・キアモント フルーフォンティン
・ポールクルーバー ノーブルレイトハーベスト
などひしめき合って、その上にマリヌーストローワインがあるといってよいでしょう。

まぁ、ハーフで5千円台なんですが、価格とのバランスですよ。目隠しで飲んで「(ペロリ…)これは…!ハーフで5千円台!!」なんて言える自信ない。

ヴァンドコンスタンス(1万円級)もいいですけど、まずはマリヌーからどうぞ。おすすめです。


ポイント10倍:375ml:[2017] マリヌー ストロー・ワイン (南アフリカ/スワートランド)Mullineux Straw Wine 375ml ( Swartland, South Africa)



ということで今年の良かったワインでした。記事が追い付いてないものも大量にあって、相当にやばいんですが来年も南アフリカワイン推しで頑張ります。




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ここしばらくでよかったワインまとめ

さぼり気味なので再アップ。
記事にしてないものもありますが、いつ追いつくかわからないので。



グレインコンスタンシア ファイブ 2014(南アフリカ)


コンスタンシア・グレン・ファイブ [2014] 6009800902136【60001】【南アフリカ】【赤ワイン】【new1808】【SA23】

4千円台でこの風格は見事。
7~8千円くらいのボルドーって感じの雰囲気がある。左岸スタイル。

輸入元は完売。次回は15年ヴィンテージに変更。



コノスル オシオ ピノノワール 2015(チリ)


コノスル ピノノワール オシオ 2015 Cono Sur Osio Pinot Noir 赤ワイン チリ スマイル

チリワイン苦手な私が「うわ、こりゃうまいな」と感銘を受けた1本。
仏で言えばジュヴレシャンベルタン プルミエクリュ相当の実力はゆうにある。実勢6千円クラスなので微妙なラインですが、ジャスト1万円ですよこれといわれても納得はする。
13年ヴィンテージが高い評価らしくて、その時を飲んでないのでわかりませんが、個人的に15年のこれはすごくよかったです。

20バレルシリーズがうまいのは知ってますが、20バレル、ヴィンテージが若すぎて逆に落ち着きない気もしてます。
ということで、ヴィンテージ+4年のオシオはいいぞ。




クラインザルゼ ファミリーリザーヴ シュナンブラン 2016(南アフリカ)


2016 ファミリーリザーブ シュナンブラン 生産者 クライン ザルゼ【白ワイン】【南アフリカ】

樽ガッツーンのモンブラン系。
コテコテに樽が効いているけど苦みもあって妙にうまい。

なんか注目していたらあっという間に他店が完売してしまって、売ってるところを見なくなっちゃいました。

フラグシップの割に3千円台というのも◎
買い込んでおけばよかった。




ムガ リゼルバ 2014(スペイン)


ムガ リセルバ 2014 ボデガス ムガ 正規 赤ワイン 辛口 フルボディ 750ml (ムガ・リセルバ)Muga Reserva [2014] DOC Rioja Bodegas Muga

WA91点のリオハワイン。
個人的に、推し産地は南ア、ギリシャ、スペインなんですがリオハは気品があるのがいいですよね。

輸入元はジェロボームさんという安心感。
香りと味わいのバランス取れてて◎
うきうきさんが2千円台で抑えているのは間違いなく◎

ぜひ何かのついでに同梱で買ってみてください。




グランポレール メリタージュ 2015(日本)


安曇野池田ヴィンヤード メリタージュ(赤) 2015 グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード 赤ワイン ワイン フルボディ 辛口 750mlGrand Polare Azuminoikeda Vineryard Meritage 2015 Azuminoikeda Vineryard 13%【日本ワイン】

日本ワインと侮ることなかれ。正統派ボルドー。
正直、日本のワインでキマリのあるワインというメルシャンぐらいな気がするのですが、このワインも十分そのポジション。うまいです。



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南アフリカ デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016を改めてテイスティング

南アフリカのワインです。
デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016を改めてテイスティングしました。


デイヴィッド&ナディアは南アフリカの北部スワートランドを拠点とする生産者。
スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立生産者の意)というグループに加盟しています。このグループにはスワートランドの名だたる生産者がその名を連ねており、イーベン・サディ、マリヌー、AAバデンホーストなども加盟しています。

数ある若手生産者の中でも、デイヴィッド&ナディアはティムアトキンMWによる南ア格付けでは第1級に君臨。年々その評価が上がっている生産者です。
アプローチは比較的低アルコールで、ピュアなワインの作り方をしています。

ティムアトキンMW評だけでなく、近年はジャンシスロビンソンMWからも生産者単体で記事が執筆されるなどの注目ぶり。

パンチがあるタイプではありませんが、非常に美しいワインメイク、というのが当方の勝手な感想でありまして、スワートランドの生産者でも筆頭クラスに好きです。個人的にも、今後さらに確実に評価を上げてくることでしょう。

ワイナリー名のデイヴィッド&ナディアは夫婦の名前になります。
当主はデイヴィッド・サディ氏。スワートランドには同列以上に著名なサディファミリーワインズのイーベン・サディ氏がいるため、誤解を避けるためにこうしていると思われます。


ワインは3つのレンジに分かれており、上位のシングルヴィンヤード、ミドルレンジのデイヴィッドナディアレンジ、そして低価格のトポグラフィレンジです。
本日は代表格の白ブレンドのアリスタルゴス。

アリスタルゴスはシュナンブラン、ヴィオニエ、ルーサンヌ、クラレットブランシュ、セミヨンのブレンド。シュナンブランは1966年植樹。葡萄はスワートランドのパールダバーグの南側斜面の12の畑からの買い付け。



■デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016
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輸入元定価は5,000円。現行ヴィンテージは17年に移行。


香りは甘さを感じるモンブランのような香ばしい香り。キンカンやオレンジを思わせる酸とあたたかい果実味。
小麦のような香ばしい香りなど。全体的に柔らかい印象のある香り立ち。


口に含むと、花梨・桃を思わせる果実みと果皮を帯びたような苦みが感じられます。
樽のような木質的な香り立ちが広がります。
果実味は酸が過度に強くなく、苦みの方がやや優勢。
ふっくらとしたバランスながら、ダレることがなく酸が支えているよう様な印象を感じます。


余韻にはキンカンのような柑橘のイメージ。
また貝出汁のようなうまみや塩味が残ります。
じわっと木質的なモンブランのような香ばしく甘い香りが残ります。


さて、何度も飲んでますがさすがはデイヴィッドナディア。
おそらく他の上位キュヴェ(まだ口にしてませんが)がうまみたっぷりな路線なのかなーと想像が湧く中で、このアリスタルゴスは樽の要素もしっかり、そして酸のテクスチャも大事にされています。

いわゆる樽の効いたシュナンブランですが、ガツーンと強すぎない良いバランスで飲み飽きないタイプかと。

ボトルでゆっくり飲みたい、という時は非常に役立つ1本かと思います。
参考になった試飲でした。



デイヴィッド&ナディア・サディ "アリスタルゴス" スワートランド [2016] (正規品) David and Nadia Sadie Aristargos

17年にヴィンテージ移行しています。16年はあるうちにどうぞ。


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