ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

管理人オススメワイン

マンズワイン ソラリス ル・シエル 2023をテイスティング

日本のワインです。
マンズワイン(Manns Wine)ソラリス ル・シエル 2023をテイスティングしました。

マンズワイン(Manns Wine)は、1962年に長野・小諸に設立されたワイナリーで、現在はキッコーマングループの傘下として日本を代表するワインの造り手のひとつです。小諸ワイナリーを拠点に、自社管理畑および契約栽培畑のブドウを使用したワイン造りを行っています。

ソラリス(Solaris)シリーズは、マンズワインが誇る最上級プレミアムラインです。「ソラリス」はラテン語で「太陽」を意味し、太陽の恵みを最大限に引き出すことをテーマにしたシリーズとして知られています。各ワインが独自の哲学と製法のもとで丁寧に醸造されており、国内外での受賞歴も多数あるとのことです。

ル・シエル(Le Ciel)はフランス語で「空」を意味し、小諸ワイナリーに隣接する「ル・シエル」と名付けられたひと続きの畑から複数品種を同日収穫・混醸するというユニークなアプローチで造られています。
本日のル・シエルは、信濃リースリング約44%、シャルドネ約41%、ソーヴィニヨン・ブラン約15%の3品種を同日に収穫し、一緒に全房プレスして発酵させる「混醸」で仕上げています。なお、信濃リースリングはマンズワインが独自にリースリングとシャルドネを交配して育成した品種です。発酵・熟成には450Lの古樽とステンレスタンクを併用しています。

■マンズワイン ソラリス ル・シエル 2023
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香りは、アールグレイや紅茶を思わせる繊細な茶葉のニュアンスが前面に出ており、樽由来のやわらかな香りが重なります。白桃や黄桃の果実感が続き、全体に複雑な香りの構成です。

口に含むと、りんご、白桃、黄桃、洋なしの果実感がまろやかに広がります。
酸は穏やかで、ワックスやムスクのようなテクスチャー、アールグレイのような茶葉のニュアンス、ハチミツを思わせる甘やかな風味が重なります。険しさがなく、全体に柔らかでまろやかな飲み口です。バランスはよく、複雑さもよく感じられます。凝縮感は控えめです。

余韻は中程度で、アールグレイ、白桃、黄桃、洋なし、りんごの印象がバランスよく続きます。

凝縮感と酸は控えめながら、アールグレイを思わせる個性的な香りと、穏やかでまろやかな飲み口が印象的な一本です。以前飲んだ時よりもとてもおいしく感じました。

参考になった試飲でした。


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ハインリッヒ グラウエ フライハイト 2021をテイスティング

オーストリアのワインです。
ヴァインゲート・ハインリッヒ(Weingut Heinrich)グラウエ フライハイト 2021をテイスティングしました。

ヴァインゲート・ハインリッヒ(Weingut Heinrich)は、1989年にゲルノット・ハインリッヒがオーストリア・ブルゲンランドのゴルスで1ヘクタールの畑からスタートさせたワイナリーです。妻ハイケとともに規模を拡大し、現在は100ヘクタール以上の畑を擁するまでに成長しています。

ノイジードラー湖を望むこの地で、2006年にすべての畑をビオディナミ農法へ転換。オーストリアのビオディナミ認証機関「レスペクト(Respekt)」の創設メンバーとしても知られており、デメター(Demeter)とレスペクトの両認証を取得しています。自然酵母による自発的な発酵を基本とし、セラーには陶製アンフォラを100基以上保有して木樽と組み合わせた熟成を行っているとのことです。

グラウエ フライハイトは、Decanter誌のオレンジワイン特集で高い評価を受けた代表的な一本で、独特の陶製ボトルと生物多様性を象徴するモスのラベルでも知られています。

本日のグラウエ フライハイトは、ピノブラン35%、ピノグリ30%、シャルドネ30%、ノイブルガー5%のブレンドで造られたオレンジワインです。SO2無添加、無濾過・無清澄で仕上げられており、アンフォラおよび大型木樽にて発酵・熟成しています。

■ハインリッヒ グラウエ フライハイト 2021
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香りは、梅や白桃、黄桃の果実感に、白い花のアロマが重なります。
ハーブやタイムを思わせる植物的なニュアンスが加わり、果実とハーバルなニュアンスのバランスが印象的な香りの構成です。

口に含むと、酸が明瞭でクリーンな飲み口です。
梅や白桃のような果実味。果実とハーブのニュアンスが調和しており、ネガティブな要素を感じさせない清潔感のある仕上がりです。オレンジワインとして、果皮との接触由来の独特のテクスチャーとほんのりとした渋みが味わいに奥行きをもたらしています。

余韻には、ハーブと果実の印象がすっきりと収束します。
SO2ゼロ・無濾過という徹底したナチュラルなアプローチながら、とてもきれいな味わい。
ピノノワールとボルドーブランを足して二で割ったような端正さがあります。
これはさすがの一本でした。


ハインリッヒ グラウエ フライハイト 2021オレンジワインHeinrich Graue FreyheitNo.110816

南アフリカ リチャード・カーショウ GPS ローワー・ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020をテイスティング

南アフリカのワインです。
リチャード・カーショウ ローワー・ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020をテイスティングしました。

リチャード・カーショウ・ワインズ(Richard Kershaw Wines)は、英国出身のMW(マスター・オブ・ワイン)資格保持者リチャード・カーショウ氏が2012年に設立した南アフリカのブティックワイナリーです。主に冷涼な気候で知られるエルギンを中心産地とし、シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーなどを栽培しています。

GPSシリーズには、産地や土壌の異なる小区画を選び、産地ごとの個性を探求する姿勢が特徴となっています。

このワイナリーの哲学は、人的介入を必要最小限に留め、土地の個性を尊重し、ナチュラルかつテロワールを反映するワインを造ることです。すべてのシャルドネは全房圧搾、天然酵母による発酵を行っています。木樽発酵・熟成も採用しつつ、清澄・濾過は最小限とし、野性味とミネラルの透明感を重視するスタイルで、南アフリカで最も注目すべきシャルドネ生産者の一つと評価されています。

本日のGPS ローワー・ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020は、エルギンから東へ約200kmの、石灰質土壌の区画を選んだ希少な産地です。石灰質土壌というテロワールの特長を活かすことで、明快なミネラルと鮮度感を持つワイン造りを志向しているとのことです。

表記はWO.ローワー・ダイフェンホックス・リヴァー。
石灰質土壌で栽培されたシャルドネ100%。
全房圧搾後、天然酵母でフレンチオーク樽発酵を行っています。ブルゴーニュ樽(228L、新樽比率およそ60%)にて4か月熟成、その後SO₂添加のうえさらに7か月熟成される造りです。石灰質土壌由来の明瞭なミネラル感と鮮度の高い果実味、輪郭のはっきりとしたエッジ、引き締まった酸、奥行きのある風味を特徴としています。アルコール度数は13%です。


■リチャード・カーショウ ローワー・ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020
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素晴らしい。

香りはポン菓子のような穀物感に、洋梨や黄桃、パイナップルの熟した果実が広がります。
バニラや木のニュアンスが寄り添い、ほんのりヨーグルトを思わせる乳酸的な香りも感じられます。

口に含むと、明瞭な酸が軸となり、白桃や黄桃の厚みある果実がしっかりと広がります。
コクがあるのに重さを感じさせず、引き締まった酸が全体をきれいに整えている印象です。

余韻は驚くほど長く、カスタードプリンのようなクリーミーさと果実の旨みがゆっくりと続きます。
肉厚で力強いのに洗練されていて、シャサーニュ・モンラッシェを思わせる存在感があります。

果実のボリューム、長い余韻、強い存在感、複雑性が高次元で揃っており
南アフリカのシャルドネの枠を越えて偉大な白と呼べる仕上がりと感じました。

ティムアトキン評は92点だったようですが
多分経年で真価を発揮するタイプかと思います。
いまでも十分飲み頃。


これはとてもよかったです。とてもおすすめします。


リチャード カーショウ ダイフェンホックス・リヴァー シャルドネ 2020 Richard Kershaw Lower Duivenhoks River Chardonnay

フレイレ・ロボ ヴィーニョ・ホワイト 2023をテイスティング

ポルトガルのワインです。
フレイレ・ロボ ヴィーニョ・ホワイト 2023をテイスティングしました。

生産者から「これ飲んでくれ!」とDMが来たので
インポーター経由で提供をいただきました。すごいなそれ。

ということで、忖度ワインですが忖度なく評価します。


フレイレ・ロボは、ポルトガル中部ダン地方、標高560〜600mの花崗岩質土壌の高地に拠点を置くワイナリーです。ダン初の女性ワインメーカーであるエリサ氏が主導し、テロワールの真実を語ることを哲学に掲げる生産者です。

有機農法による栽培を基盤とし、トウリガ・ナショナル、エンクルザードをはじめとした十五種以上の土着品種を手掛ける造り手です。自然な醸造プロセスを重視し、伝統的ラガールでの足踏み発酵を継続しています。高標高由来の冷涼さと花崗岩のミネラルを反映した、無駄のない繊細でエレガントなスタイルを志向しています。

ジャンシス・ロビンソンに取り上げられ、ワイン・エンスージアストで90点台を獲得する実力を持つ家族経営ワイナリーです。少量生産ながら、土着品種のポテンシャルを現代的に表現する高品質なレンジを展開する造り手です。

本日のヴィーニョ・ホワイト 2023は、エンクルザード50%、ビカル35%、セルシアル15%のブレンドです。標高600mの高所に植えられた樹齢60年以上の古樹を使用し、土着3品種を発酵中にブレンドする方式を採用しています。

■フレイレ・ロボ ヴィーニョ・ホワイト 2023
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色調は濃く、しっかりとした粘性を思わせる外観です。

香りはアロマティックな立ち上がりで、林檎や洋梨に加え、紅茶や焙じ茶、ジャスミン、ムスクといった芳香性の高い香りが重なります。マスカットやライチのようなトーンもあり、複数の層が絡み合う豊かなアロマが印象的です。

口に含むと、味わいはドライで、酸は中程度です。ワックスや革製品を思わせる質感に、紅茶やライチ、洋梨、林檎、白桃が順に広がります。ふくらみのある味わいで、舌に軽いグリップを感じる構造です。要素同士のまとまりがよく、香りの強さも十分に感じられます。

余韻は長めで、林檎や洋梨に加えてワックスや革のニュアンスが穏やかに続きます。果実とテクスチャーが滑らかに伸び、後味に心地よい厚みが残ります。アロマティックなキャラクターと、ふくらみのある味わいが調和した白ワインです。

これはいいですね。2千円台前半は強烈なバリュー。
香りの存在感、複雑性、余韻の伸びがいずれも高く、飲み応えと気品の両方を備えています。カジュアルさよりも構造のしっかりしたスタイルで、複数品種の個性が綺麗にまとめられた一本と感じました。


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南アフリカ ヴァン ロヴェレン ブラーウクリッペン メルロ 2021をテイスティング

南アフリカのワインです。
ヴァン・ロヴェレン ブラーウクリッペン メルロ 2021をテイスティングしました。

ヴァン・ロヴェレンは、1937年にヘニー・レティーフによって南アフリカ・ロバートソン・ヴァレーで創業した家族経営ワイナリーです。現在はレティーフ家三代目の4人の従兄弟が運営し、約750haの自社畑を保有する大規模生産者へと成長しています。ロバートソン・ヴァレー特有の石灰質土壌と乾燥した地中海性気候を生かし、テロワールを反映した多様なレンジを展開しています。
持続可能な栽培(IPW認証取得)を実践し、水資源リサイクルや再生可能エネルギーの導入を進めるなど、環境負荷の低いワインづくりを推進しています。同社は革新性と消費者志向を重視し、国内外で数々の受賞歴を持ちます。現在では南アを代表する家族経営ブランドのひとつとして知られ、品質・価格の両面で高い評価を得ています。

本日のヴァン・ロヴェレン ブラーウクリッペン メルロ 2021は、ステレンボッシュ地区に位置する隣接2区画の自社畑から収穫しています。発酵はステンレスタンクを使用し、ポンピングオーバーを1日2回実施して繊細なタンニンを抽出しています。果皮浸漬期間は約14日間。マロラクティック発酵後、300Lフレンチオーク樽で18か月間熟成しています。アルコール度数14.5%。


■ヴァン・ロヴェレン ブラーウクリッペン メルロ 2021
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定価 2,800円(税込3,080円)
販売価格 2,250円(税込2,475円)
2021年ヴィンテージ:サクラアワード2024にてゴールド受賞

香りはカシスやプラムの熟した果実。
コーヒーや革製品、湿った土のような落ち着いたトーンが重なります。
腐葉土のような温かみのある香りに、南アフリカ産らしい土っぽいようなロースト感が漂います


口に含むと、プラムやカシスの果実味に、コーヒーや革のニュアンスが加わり、タンニンは比較的しっかりとしています。全体にやや酸を感じる締まりのある印象ですが、バランスが良いです。ストラクチャー(骨格)を感じさせる仕上がりです。

余韻はコーヒーとプラムが穏やかに続き、わずかに土っぽさと革の香りが残ります。

南アらしいキャラクターが素直に表現された、バランスのとれた良質なメルロです。
2千円台としてお勧めできるワインなんじゃないでしょうか。
参考になった試飲でした。



ヴァン ロヴェレン ブラーウクリッペン メルロ 2021 VAN LOVEREN BLAAUWKLIPPEN MERLOT
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