南アフリカのワインです。
ケイジワイン(Kage Wine)バルベーラ 2023をテイスティングしました。

ケイジワイン(Kage Wine)は、日本人醸造家の佐藤圭史氏が南アフリカ・スワートランドで手掛けるワインです。佐藤氏はかつて渋谷でオレゴン・ワインのビストロを経営していましたが、その後世界各地のワイン産地を巡るなかで、南アフリカのアディ・バーデンホーストのワインに深く魅了されたとのことです。

アディ・バーデンホーストはスワートランドを代表する造り手の一人であり、佐藤氏はその影響を受けながらスワートランドでのワイン造りを決意しました。ケイジワインとして自身のワインを世に送り出しはじめ、スワートランドの個性的な畑と品種に向き合ったワイン造りを行っています。
バルベーラはイタリア原産の品種で、南アフリカでは非常に希少な存在です。ブドウはアディ・バーデンホーストの自社畑「ヤッカルスフォンテイン(Jakkalsfontein)」から調達しており、造り手どうしの深い信頼関係がうかがえます。

本日のバルベーラは、スワートランドの樹齢25年のバルベーラ100%で造られています。開放型の発酵槽にて醸造後、300L〜500Lの古樽で8ヶ月以上熟成しています。

■ケイジワイン バルベーラ 2023
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透明感のある鮮やかなルビー色です。
香りは非常に華やかで、バラやスミレの花のニュアンスが印象的に立ち上ります。チェリーやラズベリーといった赤い果実が前面に出ており、ピュアでフレッシュな印象です。

口に含むと、タンニンは控えめで、柔らかくしなやかな飲み口です。スミレやプラムの果実感が広がり、ほんのりとした青みのある香りも感じられます。酸は少なめで、全体的に穏やかで調和のとれた味わいです。バランスはよく、凝縮感と複雑さもしっかりと感じられます。

余韻はコンパクトながら、スミレや花の香りがバランスよく収束します。
南アフリカでは希少なバルベーラを、日本人醸造家が樹齢25年の古木から丁寧に仕上げた個性的な一本です。

さすがにお値段がするはするのですが、上質なシラーとピノを足して2で割ったような感覚。
その希少性と品種の面白さに加え、純粋な果実の魅力がストレートに伝わる仕上がりと感じます。
参考になった試飲でした。


ケイジ バルベーラ 2023 Cage Barbera 【南アフリカワイン】 【赤ワイン】