南アフリカのワインです。
ワーウィック(Warwick)トリロジー 2018をテイスティングしました。

ワーウィック・ワイン・エステート(Warwick Wine Estate)は、1771年にまでさかのぼる歴史を持つステレンボッシュの老舗エステートです。
1964年に前オーナーのラトクリフ夫妻が農園を購入し、1981年よりブドウ栽培を開始。カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとするボルドー品種に力を入れ、ステレンボッシュを代表するボルドースタイルの赤ワインの造り手として評価を築いてきました。

トリロジー(Trilogy)は、ワーウィックのフラッグシップとも呼べるボルドースタイルのブレンドワインです。各品種を個別に収穫・醸造し、最良の樽のみを厳選してブレンドするという、手間を惜しまない製法で知られています。カベルネフランを主体に、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを加えた3品種のブレンドがその名の由来ともいわれています。

本日のトリロジーは、カベルネフラン55%、カベルネ・ソーヴィニヨン42%、メルロー3%のブレンドです。各品種は個別に収穫・醸造し、除梗後ステンレスタンクにて20〜40日間スキンコンタクトを行います。タンニンの状態に応じて1日3〜4回のポンピングオーバーを実施し、マロラクティック発酵後、フレンチオーク樽(新樽55%)にて24か月熟成。最良の樽のみを選別してブレンドしています。


■ワーウィック トリロジー 2018
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香りは、ミントのような清涼感が強く前面に出ており、カシスやブラックベリーの黒系果実、コーヒーを思わせる樽のニュアンスが続きます。ほんのりとした青みのある草のような風合いも感じられ、全体にクールでエレガントな印象があります。

口に含むと、タンニンは中程度でしなやかです。カシスやブラックベリー、コーヒーといった要素が口中に広がり、革製品を思わせる複雑なニュアンスが重なります。青みのある香りがやや前に出るため、まだ若さを感じさせる段階です。凝縮感はよく、骨格はしっかりとしています。バランスもよく整っています。

余韻は長く、カシスやブラックベリーの果実感とともに、杉やえんぴつを思わせる木質的なニュアンスが印象的に残ります。複雑さもしっかりと感じられます。

カベルネフランが主体のボルドースタイルのブレンドで、ミントや青みのある香りがキャラクターとして前面に出た、縦軸の長いタイプです。熟成のポテンシャルも十分に感じさせます。
飲み頃に向けてさらに深みを増す一本と感じます。
参考になった試飲でした。