南アフリカのワインです。
ザ・フレッジ&コー(The Fledge & Co)ティンタバロッカ 2022をテイスティングしました。

ザ・フレッジ&コー(The Fledge & Co)は、スワートランドを拠点とするレオン・クッツェーとマルゴー・ネルが手掛ける生産者です。2007年からワイン造りをはじめ、「テロワール・バイ・トラック(Terroir by Truck)」と呼ばれるユニークな哲学のもとでワインを展開しています。

自社畑を持たず、ケープ全土に点在する優良な畑からブドウを手摘みで収穫し、伝統的な手法と最低限の添加物でワインを仕上げているとのことです。マルゴーはステレンボッシュ大学でポルトガル品種を研究しており、南アフリカではほとんど見かけないポルトガル原産品種への取り組みが同ワイナリーの特徴のひとつとなっています。

「フレッジ(Fledge)」とは英語で「巣立ち」を意味し、型にとらわれない自由なワイン造りの姿勢を象徴しています。ワインレンジは複数のティアに分かれており、各ヴィンテージの個性に応じた表情が楽しめます。
本日のティンタバロッカは、1971年に植えられたスワートランドの古木100%から造られています。低温発酵を経て旧樽にて18ヶ月間樽熟成した後、瓶詰め前にさらに9ヶ月間タンクで落ち着かせています。無清澄・無濾過で仕上げられています。

■ザ・フレッジ ならずもののきゅうさい ティンタバロッカ 2022
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深みのあるガーネット色です。

香りは、チョコレートやプラム、カシスが力強く前面に出ており、レーズンのような凝縮した果実のニュアンスが重なります。ナツメグを思わせるスパイスのアクセントと、ミントのような清涼感も感じられます。

口に含むと、果実味と樽感が一体となって広がります。タンニンはしっかりとしており、グリップのある骨格が感じられます。酸は控えめで、全体的には果実の豊かさと樽の風格がリードするスタイルです。プラムやカシスの果実感が、余韻に向けてまとまりよく収束します。

余韻は長めで、タンニンとともにカシスやプラムの印象が続き、杉のような木質的なニュアンスが残ります。バランスはよく、凝縮感と複雑さもしっかりと感じられます。

1971年植樹の古木から造られたという文言がキャッチー。
見た目はイロモノですが、味わいは端正なバランスがあるワインです。
参考になった試飲でした。


ザ・フレッジ ティンタバロッカ 2022 The Fledge & Co. Tinta Barocca 【赤ワイン】【南アフリカワイン】