オーストラリアのワインです。
レヴァンティーン・ヒル ザ・コールドストリーム・ガード ピノ・ノワール 2021をテイスティングしました。

レヴァンティーン・ヒル(Levantine Hill)は、オーストラリア・ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレーの中心部に位置する家族経営のエステートワイナリーです。エステートは二つの畑の統合によって成り立ち、一方は1990年代から優れたブドウを生み続けてきた既存畑、もう一方はトリュフ畑を囲むように家族が植えた区画という異なるルーツをもつブドウ畑から構成されています。

創業者エリアス・ジュレイサティ氏は、専門家から「急すぎてブドウは植えられない」と否定された急斜面・岩だらけの丘を掘削し、自身の理想とするブドウ畑を切り開いた人物です。ワイナリーの哲学は「賢明なミニマリズム」とされ、純粋さとフィネス、長期熟成ポテンシャルを追求しながら、各区画がヴィンテージごとに固有の個性を語るようなワイン造りを志向する生産者とのことです。

エステート内には特徴的な建築のワイナリー施設やレストラン、テイスティングスペースが整備されており、ファインワイン、印象的な建築、ハイレベルなダイニング体験が一体となった場として地域の観光情報でも紹介されています。家族経営のプレミアムなワインと建築・料理体験が融合したヤラ・ヴァレーを代表する高級志向エステートワイナリーです。

本日のザ・コールドストリーム・ガード ピノ・ノワール 2021は、ヤラ・ヴァレー産ピノ・ノワール100%による赤ワインです。ブドウは手摘みで収穫後、手作業で選果され、大部分は除梗・一部は破砕処理された果実を使用しています。

発酵槽のおよそ20%には全房(梗付き)を戻し入れ、ワインの骨格とアロマの複雑性向上を狙った仕込みを行っています。各区画のブドウは個別に発酵・圧搾されたのち樽に移され、区画ごとに別々に育成されたワインをアッサンブラージュして仕上げられるキュヴェです。


■レヴァンティーン・ヒル ザ・コールドストリーム・ガード ピノ・ノワール 2021
twitter貼り付け用 (35)


希望小売価格は6000円ですが、アメリカに行くべきだったものが日本に割り当てられたようで、3千円くらいになっています。

色調は奥までわずかに透けるチェリーレッドです。少し茎のニュアンスも感じる外観となっています。

香りは透明感があり、いちごやフランボワーズのみずみずしい赤果実が広がります。

そこにナツメグのようなスパイスが重なり「歯医者さんっぽい」クリーンな印象もあります。石を思わせる冷たいミネラル感が、果実の甘さを引き締めています。

口に含むと、香りどおりチェリーやいちごを中心としたピュアな赤果実の味わいです。

酸がしっかりしていて、全体にすっと伸びる透明感があります。スパイスのニュアンスがアクセントとなり、構成のバランスも良好という印象です。

余韻はチェリーやラズベリーの果実味に、ナツメグを思わせるスパイスが心地よく続いていきます。

赤果実の純度とスパイス感が調和した、クリアで端正なスタイルと感じました。品の良いまとまりを持つ一本です。

割引後の価格であれば十分すぎるバリュー。
参考になった試飲でした。


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