南アフリカのワインです。
ウェルテフレーデ カルクリート シャルドネ 2022をテイスティングしました。

ウェルテフレーデ(Weltevrede)は1912年創業、ロバートソン地区に160haを所有する家族経営ワイナリーです。創業以来ヨンカー家が代々継承し、長い歴史の中で地域農業への貢献も続けてきました。3代目ローレンス・ヨンカーは南アフリカワイン産業の発展に影響を与えた人物として知られ、KWVをはじめ農業関連企業の要職を務めた経歴を持つとのことです。

現当主フィリップ・ヨンカーはステレンボッシュ大学で醸造を学び、父のもとで現場経験を積んだ後、ナパのクロ・デュ・ヴァルなど海外研修も経て現在のスタイルを築きました。特にシャルドネ造りでの評価が高く、国内外のコンクール受賞や南アフリカ航空プレミアムクラスでの採用実績があります。

畑は主にロバートソン内でも特徴的な石灰質土壌が中心で、冷涼な空気が流れ込みやすい南向き斜面など、シャルドネに適したテロワールが多いとされています。キャノピーマネジメントを徹底し、直射日光による果皮の過度な成熟を避ける栽培方針を採用しています。醸造は区画ごとに処理が分けられ、ステンレスタンク発酵を主体とするピュアなスタイルから樽熟成型まで幅広く展開しているようです。

本日のカルクリート シャルドネ 2022は、ロバートソン地区の石灰質主体の南向き斜面で栽培されたシャルドネ100%から造られるワインです。風通しが良く、過度な日照を避けるためキャノピーマネジメントを徹底した区画とのことです。

早朝に手摘みで収穫後、全房でプレスしています。ステンレスタンクで発酵を行い、澱とともに約3か月熟成される造りです。樽は使用していません。


■ウェルテフレーデ カルクリート シャルドネ 2022
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定価 3,300円(税込3,630円)
販売価格 2,900円(税込3,190円)

香りはライムやレモンのような明確な柑橘のニュアンスが主体で、全体にすっきりとした印象です。
香りははっきりと感じられ、青みのある要素も重なります。

口に含むと、ライムとレモンの風味がそのまま広がり、酸は明瞭でキレがあります。
シュールリー由来と思われるわずかなコクと奥行きが感じられ、軽いスパイスを思わせる要素もあります。

余韻は短く、シンプルでストレートな構造です。
ライム系の爽快さが残り、食事に寄り添うフードフレンドリーな方向性が感じられます。

柑橘を中心に香りの存在感があり、酸の明るさとわずかなコクがバランスよくまとまっています。香りの輪郭ははっきりしており、ライトでシンプルな余韻を持つ印象です。

引き締まりがあり、シャブリのようなキャラクターに感じました。
参考になった試飲でした。


ウェルテフレーデ カルクリート シャルドネ 2022 Weltevrede Calcrete Chardonnay 【南アフリカワイン】【白ワイン】