南アフリカワインの中で、押さえておくべきスパークリングワインのまとめです。

押さえておくべきは「3ワイナリー」



KOZEブログサムネ


南アフリカのスパークリングワインの中で、
押さえておくべきは3ワイナリーです。

正直に言えば、まだまだ南アの泡は発展途上という感覚があります。
5千円クラスのものもあるはあるのですが、それであれば、シャンパーニュや、フランチャコルタで代替ができてしまいます。


一方で、南アの泡には良いところもあります。
それは、後味の引っ掛かりのなさやクリアな味わい、クセのない飲み心地。

一部のワイナリーが突出して良いものを出しているため
「3つ」と限定したいのはそのためです。


ということで、今回は、2・3千円帯の南アフリカワインのスパークリングワインのおすすめ。
おなじみのスパークリングワインのワイナリーから、ちょっとマイナーなところまで幅広く抑えていきましょう。



シモンシッヒ カープスヴォンケル

透過用 正方形 (1)


南アの老舗、秀逸な2千円台

南アフリカの中でも老舗のMCC(メトードキャップクラシック=瓶内二次発酵)のワイナリーです。
このカープスヴォンケルがエントリークラスのワインですが

・2千円台
・しっかりとドライ(苦さ)を感じる味わい
・塩味、旨味を感じる味わい

総じて味わいに奥行きを感じるとても良いワインです。


一方、ヴィンテージが経ったものは塩味や、海っぽさ(海老のような香ばしい香り)が立ってきている印象でした。個人的には早飲みをお勧めしたいところです。


■販売先
アフリカー





グラハムベック ブランドブラン



言うまでもない著名銘柄

おそらく、南アフリカのワイナリーを少しでもご存じならば、
当然、このワイナリーもご存じでしょう、というのがこのワイナリー。

同社のミドルレンジで、かつ一番人気と思われるのが
このグラハムベックブランドブラン。

現在はじわじわと値上がり傾向が続いていますが、ギリギリ2千円台で購入が可能。



ブレイクポイントとなったのは、過去に日経新聞の特集で
このワインが1位を獲得したこと

ブランドブラン、かつ酸味のテクスチャもしっかりと感じられ手放しにおすすめできるワイン。
ちなみに、現行の2017年ヴィンテージは非常に良い出来です。
個人的にも強くおすすめしたい、グラハムベックブランドブラン。


■販売先
楽天


amazon


アフリカー




コルマン メソッド・キャップ・クラシック・ブリュット・リザーヴ NV

透過用 正方形 (2)

これを知っておくとドヤれる

南アフリカ・フランシュック地方のワイナリー。
スパークリングワイン専科のワイナリーの一つで、製造者も定期的にシャンパーニュ地方に赴き、研鑽するというシャンパーニュスタイルのワインを作ります。

酸と輪郭がしっかりとしているワインの一つ。
ここはロゼも美味しい。

ティムアトキンMW92点やプラッターズガイド星4.5など、評点も安定しています。
税込みで3千円ちょっと。

なんでこんなにおいしい??と思いきや輸入元はラフィネ社でした。さすが。

■販売先

楽天


amazon


アフリカー





まずは「シモンシッヒ」「グラハムベック」「コルマン」



シモンシッヒは南アのスパークリングワインの名門。
グラハムベックは、言うまでもないでしょう。
そしてコルマン社もスパークリングワイン専科のワイナリー。

それぞれ、スパークリングワインに特化して生産しており、特化している分、そのまま品質に反映されているように思えます。

余談ですが、過去ポールクルーバー社に「スパークリングワインは作らないのか?」と聞いたところ、明確に「NO」と言われたのを覚えています。上質なものを作るには何か壁があるのでしょうね。


ということで、南アの泡は、3つを押さえておけばひとまずは良いといえますし、これら3社は、「南ア、レベル高いじゃん!」と納得してもらえる味わいです。

是非一度お試しください。



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