南アフリカのワインです。
モイプラース ザ・コレクション マルベリー シラーズ 2020をテイスティングしました。

南アフリカのステレンボッシュ・ボテラリー(Bottelary)地区を拠点とするワイナリー。
農場の歴史自体は1704年から。モイプラースの名の由来は「美しい畑」という意味。
その後何度か代替わりをへたのちに、1963年現オーナーの一家であるニコラース・ルー氏が購入。その後2人の息子であるティエルマン氏(栽培家)、ルイス氏(ワインメイク)が加わっています。

所有面積は243ヘクタールと大きな土地を有しており、裁判面積は約100ヘクタール。
ワインのレーベルはメリカコレクションというレンジがブラックレーベルが貼られ上位レンジになるようです。その下にクラシックレンジという中位レンジ。


本日は低価格帯のシラーズ。
こちらのワインは、水天宮前アフリカーさんの有料試飲を利用しています。


■モイプラース ザ・コレクション マルベリー シラーズ 2020
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輸入元定価は2,000円(税込2,200円)

香りはチョコレートのようなビターな樽香。
若干のムスクを思わせる香り。
ドライプルーンやブルーベリーなど、ふくよかな酸が控えめな果実み。


口に含むと、香りのイメージを率直に伝え、
ドライプルーンやブルーベリーを思わせる紫や黒系の果実み。

若干スミレや、ムスクのような動物的な香りがあります。
樽香が強くあるように思いますが、果実の凝縮感は控えめ。

ゆえに、香りの抜けや変化が早く、
樽香はビターであるものの、すぐに華やかな香りが顔を出してきます。

気持ち甘さを感じる程度で、
熟度も控えめで、それに対して発酵はそこそこで止めてるのかな。
少し「軽い」印象があるように思います。

華やかで、ほのかに甘い。香りは立派なものです。

総合すると、かなりカジュアルな印象を受けるワイン。
チーズや、甘めのソースを使ったお肉などと合わせたい。
お料理と一緒にどうぞ。


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