南アフリカのワインです。
デモーゲンゾン ソーヴィニヨンブラン 2019をテイスティングしました。

デモーゲンゾンは南アフリカのステレンボッシュに位置するワイナリー。
開墾は1699年にまでさかのぼり、現オーナーが購入したのが2003年と比較的新しいワイナリー。標高は200m~400mという冷涼な山岳地帯に位置します。

特徴的なのはワインの育成にあたり「ブドウに音楽を聴かせる」というスタイルをとっていることでしょう。


一見すると、キテレツな方法でもあり、大丈夫かという気にもなるのですが、現オーナーがまず、南アフリカのクラシックFM局の設立者であるという点。
また、植物の生育に音楽のバイブレーション(振動)が有効であるという説に基づいて行っているこのワイナリーの特徴的な試みの一つで、2009年から行われた試みには各所から注目が集まっているようです。
畑にはブドウの木と併せて、スピーカーが設置され、音楽は24時間流され続けます。



ちなみにデモーゲンゾンとは関係ありませんが、イタリアのワイナリーでも同じようなことやってるそうです。


シャルドネ、シュナンブランともに評論家、ならびに現地メディアからもバランスよく評価が高いのがポイント。醸造家はカール・ヴァン・デル・メルデ氏。ティムアトキンMWによるワイナリー格付けは栄えある「1級」。

輸入元はハミングバード。
参考:DeMorgenzon デモーゲンゾン バロック音楽が流れる名門ワイナリー | 南アフリカセレクトワインショップ/Humming bird ハミングバード


本日はエントリークラスのソーヴィニヨンブラン。ソーヴィニヨンブラン98%、セミヨン2%
こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。



■デモーゲンゾン ソーヴィニヨンブラン 2019
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香りはライムや青草のようなハーブを主体とした香り。
土をかぶったネギのようなスパイシーな香りもあります。

合わせて、レモンや砂糖菓子のような甘やかな香りが感じられます。


口に含むと、やや砂糖菓子のような残糖感があり、
さわやかさと甘さが混在しています。

味わいは親しみやすい、後味にほろ苦さ。
ソーヴィニヨンブランに仕上がっているように思います。


余韻は土っぽいアーシーな風合いが残ります。


さて、親しみやすくて良いですね。
最初甘くて、あとほろ苦。

暖かいエリアだからこうなるのか、
あえてアルコール低めに仕立てているのかは判断尽きませんでしたが、
幅広で活用できそうなソーヴィニヨンブランで気に入りました。

参考になった試飲でした。





アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日



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