南アフリカのワインです。
ドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019をテイスティングしました。

ドルニエは南アフリカのステレンボッシュ地区にあるワイナリー。
ドイツ人オーナーであるクリストフ・ドルニエ氏により1995年に設立。現在は、息子のラファエル・ドルニエ氏が運営をしています。飛行機のメーカーとしても著名な一家です。

ドルニエがリリースするワインのうち、いくつかのラベルには人の顔の横顔が描かれていますが、このロゴは創設者のクリストフ・ドルニエ氏による作品。彼は画家としても知られるようです。
頭に乗っているのはヘビではなく「2羽の鳥」でして、ギリシャ神話の「レダと白鳥」をモチーフにしているようです。

トップレンジはCMDというマルベック主体のワイン。日本は未輸入。アッパーレンジとして「ドゥナトゥス」という銘柄の赤白があります。


本日はドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019。
標高230m、樹齢30年以上の古木。フレンチオークの古樽で発酵。


こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。





ワインサーバーの概略は動画を作りましたのでご覧ください。


■ドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019
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香りを嗅ぐと、樽使いが豊かです。
率直に言うとハチミツのような甘さ。
蜜入りリンゴや桃などが想起されます。


口に含むと、若干ですが、青草っぽい香りがあるように感じました。
シュナンブランなのですが一瞬「ソーヴィニヨンブランっぽいかも」と思ったくらい。
若いからですかね。

と同時に、あまりドライな・ほろ苦さを感じる感覚はなく、口中にはハチミツのような含み香が広がります。
ドスッとはちみつ、桃や花梨、マーマレードのような暖色系の果実みが広がります。


余韻に行くほど、やわらかさや甘い香りが感じられます。
総じて、ふくよかな印象を受けるシュナンブランに感じます。


さて、過去のヴィンテージから総じてこの傾向かなと。
「ふくよか・やわらかい」という印象を受けるシュナンブラン。
特に樽香に起因するのかわかりませんが、はちみつっぽい香りが豊か。

シュナンブランに良く感じる強い酸も覆うような印象がありますので、特に酸があまり得意でない方や、南ア シュナンブランの初めてにちょうどいいかもしれない。

定価は3千円ちょっとですが、アフリカーさんで2千円台に入るのもグッドかと思います。
参考になった試飲でした。


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ドルニエ ムードナルスクルーフ シュナンブラン 2019 Dornier Moordenarskloof Chenin Blanc 【南アフリカワイン】【白ワイン】





アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日

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