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在宅が増え、コロナも収束しないなか、家飲みのシーンが増えていると思います。

KOZEのワインブログのおすすめって結局何よ??

と当ブログをご覧になっている方は多いと思います。
定期的にツイッターでは、思い付きでおすすめワインをつぶやいているのですが、肝心の本体のブログにないのもいかがなものか。


そこで2~3千円以下の南アフリカの美味いワインを改めてご紹介します。



アタラクシア ソーヴィニヨンブラン




南アフリカワインで、特に「シャルドネが美味い」と評判のアタラクシア。南アの名門であるハミルトンラッセルの醸造長のオウンレーベルです。



日本でブレイクしたのはワインレポートさんが原因ですかね。

こちらのソーヴィニヨンブランは、南アにありがちなドライ(苦みがしっかり)で、青草の香り強いソーヴィニヨンブランとは異なります。

どちらかというとニュージーランドを想起させるワイン。
みずみずしく、砂糖菓子のような甘めの香りがスーッと鼻を抜けていきます。

このワイン、何が凄いって2千円台であることなんですよね。アタラクシアのワインって全部うまいんですが、価格対比に尺度を置くならば、間違いなくこのソーヴィニヨンブランでしょう。


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ヴィリエラ ジャスミン



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ゲヴェルツトラミネール、モスカート、リースリング
というワイン初心者ご用達三銃士ともいえる品種のブレンド。
ここにトロンテスが入ったら四天王になっていた勢い。

年によって、主体となる香り立ちは変わっているなぁ、と感じるワインですが、それでもやはり押さえておきたい甘い香りのワイン。

で、なんでこのワインを薦めるかというと「相当に初心者ウケが良く、特に女子相手にも使える」というところですね。今の時期ならおでんの大根とか合わせるのいかがでしょうか。

コロナ明けにワインビギナー相手に出すと刺さるワインのひとつ。
おぼえておいて損はない。


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グラハムベック ブランドブラン





いうまでもなく、南アフリカワインのスパークリングワインの雄。
瓶内二次発酵のブランドブランが何故か3千円アンダーで買えてしまう。

事実、SNS上でも「グラハムベック おいしい」と検索をかけると、評判がいいことが良くわかると思います。

味わいはキリリとドライ。熟したリンゴ感ある。何度も言いますが、2千円台です。
通常のキュヴェと比べて生産本数が明らかに少ないので、毎年欠品している印象があります。


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ポールクルーバー エステート シャルドネ





南アの白ワイン、ことシャルドネで3千円前後の筆頭格に上がってくるワイナリー。
近年樽を抑制したつくりが顕著になってきたので、少し派手さが抑えられてきましたが、それでもおいしいポールクルーバー。

南アフリカの中でも冷涼産地である「エルギン」というエリアを代表するワイナリーでもあり、いままで野暮ったい印象を南アフリカワインに持っていた方は必ず飲むべき一本。

特に「南アフリカはニューワールドで温暖な力強いワインだよねぇ~。ボクの知る限りステレンボシュは…」とか言っちゃうおじさま方はこのワインで全員清めてしまいたい。


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グレネリーエステートリザーヴレッド





ボルドーメドック格付け2級の「シャトーピションロングヴィルコンテスドラランド」の元オーナーが南アにわたって作っているワイナリー。これがグレネリー。

もともと南アにわたった理由は相続税の問題やらあったそうですが、とにかく南アの中だとトップクラスにお金持ちのワイナリーだと思います。

ゆえに現行ヴィンテージでそこそこ年月の経ったものがリリースされているので、南アの中でも希少な存在の一つです。この一定の経年をリリースしている、という要件を満たしているのは「グレネリー」「ライクス」くらいかなと思います。


で、近年、というか2013年ですが、「妙にこのヴィンテージから美味い」といううわさが流れてきました。結果、上位キュヴェのレディメイもメルロの比率が上がったようで、確かに美味くなっている。

今までガチガチに硬かったワインが、やわらかい作りになってきたってことで、抜栓直後から威力を発揮できるワインになっていると思います。

赤のボルドー系ではおすすめ。


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ジョーダン シャルドネ



名称未設定のデザイン



ポールクルーバーが樽を抑えた「酸味」を近年大事にしているのに対して、樽をバシバシ利かせているのがジョーダンシャルドネ。

ニューワールド感があるものを選べとなると、これが真っ先に思い浮かぶ。
メガホン大音量で「こまけぇことはいいんだよ!」という声が聞こえてきちゃう勢いあります。
そのくらい樽ガッシリ。満足度が高い。

カリフォルニアのタルタルのシャルドネを求めているような方には刺さるはず。
これも実売2千円で買えるので、コスパ面で「南アの白って2千円台ヤバいよね」と語るのにちょうどいいワインです。

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ブーケンハーツクルーフ ポークパインリッジ シラー





南アフリカのトップシラーのひとつである「ブーケンハーツクルーフ 7つの椅子シラー」
それを作るブーケンハーツクルーフ社がデイリークラスとして販売しているのがこのシラー。

いわゆるローヌスタイル。
コショウの香りやスミレのような香りがするタイプで、華やか。
オーストラリアの濃いシラーズとは違うのだ。

もともとこのワイナリーのオーナーのマーク・ケント氏はE.ギガルにインスピレーションを受けているそうです。
近年はトレンドなのか、ワインメーカーの趣向なのか、どっちかというと北ローヌ感が強くなってきたような気もしていました。

2千円台だととても満足度が高いワイン。

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マイルズモソップ イントロダクション レッド



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日本への輸入が開始されたばかりの生産者「マイルズモソップ」
実力は確かなもので、南アフリカのステレンボッシュの「トカラ」の元醸造長が独立したというオウンレーベル。

赤白甘口ワインを生産しており、上位クラスのワインには自分の娘・息子の名前を付けちゃうような家族愛溢れるワイナリー。

こちらは赤のエントリークラスのブレンド。
鉛筆の芯、削ったときの木くずのような香りがして端正でボルドー的。
グレネリーエステートリザーヴレッドがシラーズを混ぜているため、それよりも「シュッ」とした香り立ちや味わいが魅力的。

上位クラスの「マイルズモソップ マックス」はそれはそれで超うまいのだがまずはここから。

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シモンシッヒ カープスヴォンケル ブリュット



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南アフリカで美味しいスパークリングワインの生産者は?

ともし聞かれたら
「グラハムベック、シモンシッヒ。とりあえずこの2社から。」
と答えたくなるくらいにはシモンシッヒは凄いと思います。

南アフリカのMCC=瓶内二次発酵を始めた生産者と言われておりいわゆる老舗。
赤も白も作っているのだけれど、特にスパークリングワインが秀逸。

以前、とある輸入元がやってたんだけど、輸入元自体が解散しちゃって、ここしばらくになって復活しました。うれしい。

まずはシモンシッヒ。その後グラハムベックを飲めば幸せになれる。

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こちらから引用しています。