南アフリカのワインです。
サディファミリー スケルピウン 2018をテイスティングしました

ザ・サディ・ファミリー・ワインズの設立は1998年。
南アフリカのスワートランド地区を拠点として、その筆頭とも言われる存在です。
当主はイーベン・サディ氏。漫画「神の雫」で話題となったスペインの「テロワール・アル・リミット」をドミニク・フーバー氏と立ちあげたことで知られています。

現状は南アに専念しているようで、先般、南アのデイヴィッド&ナディアの記事で少々触れた「スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立生産者グループ)」の発起人でもあります。

元々は南アのスパイス・ルート・ワイナリーで働いていたという経歴も持ちます。
サディ・ファミリーワインズは彼の独立レーベルで、スワートランドの多様性を追求したレーベルです。

また、スワートランドにおいては、品質の良い葡萄を高額で買い取っているようです。品質の良い葡萄の安定的な確保、また栽培家の環境を守ることにも意欲的に取り組んでいるようです。
参考:ケープの若手生産者の武器となるものは 11 Apr 2015

生粋のサーファーと言うことで、生産量が増える事は無いということです。
公式サイトを見ると、それは公式サイトと言わないんじゃないかくらいのペラ1枚のページです。
http://www.thesadiefamily.com/
※ただ、新規銘柄名も記載されているので、放置ではなく更新はされているみたいです


本日はサディファミリー スケルピウン 2018
シュナンブランとパロミノのブレンドワイン。50%ずつのブレンド。
樹齢は60年。ともに収穫圧搾。古い木樽で醸造。清涼や濾過はなし。


■サディファミリー スケルピウン 2018
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香りは石のような、もしくは貝を削ったような鉱物的な印象。
石灰的な香り。果実はオレンジやキンカン。やや酸を備えた暖色系の果実のイメージ。

口に含むと、フレッシュな飲み口。
果実の凝縮感があります。
味わいはドライで、桃や、グレープフルーツのような柑橘のイメージが主体。

次いで口中で展開があり、モンブランのような、樽から起因するであろう香ばしく甘い香りが広がります。

後半は、若干の塩味のほか、石のような鉱物的なミネラルを感じます。
ハマグリのお吸い物のような貝出汁に近いうまみを感じます。


余韻は桃のような果実味、お吸い物のようなうまみ。
アルコール度数が低いからか、やわらかくジワリとくるうまさがあります。
さらにカスタードプリンのような甘く香ばしい味わいが舌のうえで広がります。


サディの上位キュヴェとしては、より淡白で鉱物的。
酸、甘味というよりは、鉱物感・ミネラルというワードが似合うワイン。

何度も言いますが、サディの見るべきところは果実の凝縮感ですね。
経年による変化が楽しみなワイン。参考になった試飲でした。


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ザ・サディ・ファミリー・ワインズ スケルピオン The Sadie Family Wines Skerpioen 2018 【白ワイン】




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