南アフリカのワインです。
南アフリカ ラダイト シュナンブラン 2016をテイスティングしました。

南アフリカのボットリヴァーに1999年設立、2001年植樹というワイナリー。
葡萄への介入は最小限に抑えるというスタイル。

日本でも購入が可能な「ボーモンホープマルゲリートシュナンブラン」でおなじみのボーモン社の元ワインメーカーであったNiels Verburgが独立しています。ティムアトキンMW評のワイナリー格付けは最近クリュブルジョワ級に入ったばかり。19年もティムアトキンMW格付けクリュブルジョワ級。

介入をおさえる、という信念からか、ワイナリー名である「ラダイト」は1800年代イギリスで起きたとされる機械化の発展で雇用が失われると考えた人々による「機械破壊運動」のこと。

2019年より日本に輸入開始の新規ワイナリー。輸入元はアフリカーさん。


シュナンブラン2016は畑は、自社畑、ボットリヴァー(ウォーカーベイの中でもエルギン寄り)に位置。暑く乾燥した年。収量は落ち、早めに収穫。ワインは、果皮と共に自然発酵。朝と夕にパンチダウン。発酵終了後、プレスされ、澱や沈殿物と共に樽へ移送。そのまま12か月間、バトナージュをされながら熟成。酸化防止剤等は加えない。唯一、ボトリングする際の酸化を防ぐために、少量の酸化防止剤を添加。
参考:ラダイト シュナン・ブラン 2016 Luddite Chenin Blanc | 南アフリカワイン通販のアフリカー


■ラダイト シュナンブラン 2016
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輸入元定価5,000円。
本数が少ないからか、ティムアトキンMW評には出てこず、参考程度に18年はティムアトキンMW評94点です。

香りはカリン、アンズ、オレンジのマーマレードなどを想起させる暖色系の果実。
ミルクやハチミツ、焼き菓子のような香り。

甘い香りと、酸を感じるような果実・柑橘の香りが感じられます。


口に含むと、口当たりはなめらか。
カリンのほか、レモンやグレープフルーツのような柑橘の香りに、それらを思わせる酸。
香りの甘い、ふっくらしたイメージよりは酸がしっかりとあり、輪郭が感じられます。

革製品のような香りや、ややワックスのような果皮感。
しっかりとした果実味を感じる一方で、白い花のような香りもあり、なんとなくシュナンブランというよりは、シュナンブランとヴィオニエ?と感じるような清楚な香りが感じられます。


余韻にいくほど暖色系のマーマレードやアンズのような香りが残ります。


さて、基本的にはサボターホワイトをもっと、なんていうんでしょエレガントにしたようなタイプ。
口当たりがなめらかであまり苦みがガツガツしていない。
白い花のような香り、暖色系の果実味などきれいにまとまったシュナンブランです。


先日も書きましたが、割とスキンコンタクトを過剰ではないもの施している雰囲気を感じました。
在籍元の「ボーモン」は逆にそうじゃなくて、割と甘みが立つくらいの親しみやすいタイプだったので作り方は変えているんでしょうね。エレガントでうまみを感じるタイプ。

他の生産者とはちょっとアプローチが異なる、美味いシュナンブランです。
参考になった1杯でした。


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ラダイト シュナン・ブラン 2016 Luddite Chenin Blanc | 南アフリカワイン通販のアフリカー

販売はアフリカーさん。



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