五大シャトーのシャトーマルゴー 2016をテイスティングしました

ボルドーメドック格付け1級。ワインの女王とも称されるシャトー。
年間生産量は約35万本。16年は傑出したヴィンテージ。


■シャトーマルゴー 2016
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WA97点-99点(ニールマーティン評/プリムール)
WA99点(リサペペロッティブラウン評)

香りは深く深遠なイメージがあります。
紫色の果実の香りが主体。カシス、クランベリー。
果実の凝縮感と合わせて酸味も豊か。

鉛筆の削り節のような木質的な香りが感じられます。

口に含むと、香りで感じたとおりやや強めの酸が印象的。
カシス、クランベリーのような果実と酸。
樽は抑制的で現時点ではどちらかというと赤系の果実みの印象が強い印象。
凝縮したようなイメージがあるため、どこか口の中で広がる、プレッシャーのようなものを感じるワイン。

余韻は墨汁のような硬質的な香りやビターさ。シダーウッド。


さすがに16年のマルゴーにあれこれ言うのは野暮とも思うのですが、
ヴィンテージが若い中でも果実の凝縮感や気品のある香りが感じられます。

しいて飲みなれてる南アフリカとかにムリヤリ当てはめると、樽使いはカノンコップポールサウアー15年が近いかなぁ。カノンコップあたりは15年でもやわらかいので、長期熟成でやっと花開くと言うよりはやわらかいグラーヴ的なタイプかな、とも思うのですが。


16年は基本的に評価が高い年なので、早飲みとは言え体験できたのは良かったです。
参考になった試飲でした。




シャトー マルゴー [2016] ( 赤ワイン ) [J] [S]



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