南アフリカのワインです。
ネイピア レッドメダリオン 2014をテイスティングしました。

ワイナリーはネイピア・ワイナリー。
南アフリカウェリントンを拠点として40ヘクタールの畑を所持しています。

フラグシップのネイピア・レッドメダリオンが「神の雫」 22巻で登場しましたね。

主人公の雫の例えは「アカペラだ!!女性だけで紡ぐアカペラの優美な歌声」でした。(登場ヴィンテージは01年)
また、イギリスのマスター・オブ・ワイン アンドリュー・ジェフォード氏は「ケープのラトゥール」なんて称していたそうです。



■ネイピア レッドメダリオン 2013
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香りは南アらしい土っぽい香りの赤、という感じ。

コーヒーやチョコを思わせるビターな香り。
やや泥っぽい、土っぽいニュアンスの香り。


口に含むとコーヒーやチョコレート。
果実はブラックベリーやドライプルーンのような印象。
口当たりはやわらかめ。あまり重々しくなく、焼けたような、いぶしたような樽の香りが主張的。
若干の塩みを感じられます。


余韻はやわらかい印象。コーヒーや焼けたような感覚が残ります。


うーん・・・。


緊張感とかはあまり感じないです。
温暖な、あたたかい、土っぽい感じの赤。
気になるのは硬質的な要素はなく、全体的におおらかすぎるというか・・・弛緩したような感覚があるところでしょうか・・・。

過去南アのラトゥールと言われたりなんだり、という話らしいですが、なんでしょサンジュリアンとも違うなぁ・・・。
全体的にぶわっと拡散するような土っぽさがあるので「古典的な南アっぽさ」が楽しめるワインってところでしょうか。

ちょい年数経ってますし、柔らかさが出すぎてるのかも。
個人的にはあんまり刺さらないかなぁ・・・タイミングもあるのでしょうけど。
参考になった試飲でした。