南アフリカのワインです。
デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016を改めてテイスティングしました。
デイヴィッド&ナディアは南アフリカの北部スワートランドを拠点とする生産者。
スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立生産者の意)というグループに加盟しています。このグループにはスワートランドの名だたる生産者がその名を連ねており、イーベン・サディ、マリヌー、AAバデンホーストなども加盟しています。
数ある若手生産者の中でも、デイヴィッド&ナディアはティムアトキンMWによる南ア格付けでは第1級に君臨。年々その評価が上がっている生産者です。
アプローチは比較的低アルコールで、ピュアなワインの作り方をしています。
ティムアトキンMW評だけでなく、近年はジャンシスロビンソンMWからも生産者単体で記事が執筆されるなどの注目ぶり。
パンチがあるタイプではありませんが、非常に美しいワインメイク、というのが当方の勝手な感想でありまして、スワートランドの生産者でも筆頭クラスに好きです。個人的にも、今後さらに確実に評価を上げてくることでしょう。
ワイナリー名のデイヴィッド&ナディアは夫婦の名前になります。
当主はデイヴィッド・サディ氏。スワートランドには同列以上に著名なサディファミリーワインズのイーベン・サディ氏がいるため、誤解を避けるためにこうしていると思われます。
ワインは3つのレンジに分かれており、上位のシングルヴィンヤード、ミドルレンジのデイヴィッドナディアレンジ、そして低価格のトポグラフィレンジです。
本日は代表格の白ブレンドのアリスタルゴス。
アリスタルゴスはシュナンブラン、ヴィオニエ、ルーサンヌ、クラレットブランシュ、セミヨンのブレンド。シュナンブランは1966年植樹。葡萄はスワートランドのパールダバーグの南側斜面の12の畑からの買い付け。
■デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016


輸入元定価は5,000円。現行ヴィンテージは17年に移行。
香りは甘さを感じるモンブランのような香ばしい香り。キンカンやオレンジを思わせる酸とあたたかい果実味。
小麦のような香ばしい香りなど。全体的に柔らかい印象のある香り立ち。
口に含むと、花梨・桃を思わせる果実みと果皮を帯びたような苦みが感じられます。
樽のような木質的な香り立ちが広がります。
果実味は酸が過度に強くなく、苦みの方がやや優勢。
ふっくらとしたバランスながら、ダレることがなく酸が支えているよう様な印象を感じます。
余韻にはキンカンのような柑橘のイメージ。
また貝出汁のようなうまみや塩味が残ります。
じわっと木質的なモンブランのような香ばしく甘い香りが残ります。
さて、何度も飲んでますがさすがはデイヴィッドナディア。
おそらく他の上位キュヴェ(まだ口にしてませんが)がうまみたっぷりな路線なのかなーと想像が湧く中で、このアリスタルゴスは樽の要素もしっかり、そして酸のテクスチャも大事にされています。
いわゆる樽の効いたシュナンブランですが、ガツーンと強すぎない良いバランスで飲み飽きないタイプかと。
ボトルでゆっくり飲みたい、という時は非常に役立つ1本かと思います。
参考になった試飲でした。

デイヴィッド&ナディア・サディ "アリスタルゴス" スワートランド [2016] (正規品) David and Nadia Sadie Aristargos
17年にヴィンテージ移行しています。16年はあるうちにどうぞ。
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デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016を改めてテイスティングしました。
デイヴィッド&ナディアは南アフリカの北部スワートランドを拠点とする生産者。
スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立生産者の意)というグループに加盟しています。このグループにはスワートランドの名だたる生産者がその名を連ねており、イーベン・サディ、マリヌー、AAバデンホーストなども加盟しています。
数ある若手生産者の中でも、デイヴィッド&ナディアはティムアトキンMWによる南ア格付けでは第1級に君臨。年々その評価が上がっている生産者です。
アプローチは比較的低アルコールで、ピュアなワインの作り方をしています。
ティムアトキンMW評だけでなく、近年はジャンシスロビンソンMWからも生産者単体で記事が執筆されるなどの注目ぶり。
パンチがあるタイプではありませんが、非常に美しいワインメイク、というのが当方の勝手な感想でありまして、スワートランドの生産者でも筆頭クラスに好きです。個人的にも、今後さらに確実に評価を上げてくることでしょう。
ワイナリー名のデイヴィッド&ナディアは夫婦の名前になります。
当主はデイヴィッド・サディ氏。スワートランドには同列以上に著名なサディファミリーワインズのイーベン・サディ氏がいるため、誤解を避けるためにこうしていると思われます。
ワインは3つのレンジに分かれており、上位のシングルヴィンヤード、ミドルレンジのデイヴィッドナディアレンジ、そして低価格のトポグラフィレンジです。
本日は代表格の白ブレンドのアリスタルゴス。
アリスタルゴスはシュナンブラン、ヴィオニエ、ルーサンヌ、クラレットブランシュ、セミヨンのブレンド。シュナンブランは1966年植樹。葡萄はスワートランドのパールダバーグの南側斜面の12の畑からの買い付け。
■デイヴィッド&ナディア アリスタルゴス 2016


輸入元定価は5,000円。現行ヴィンテージは17年に移行。
香りは甘さを感じるモンブランのような香ばしい香り。キンカンやオレンジを思わせる酸とあたたかい果実味。
小麦のような香ばしい香りなど。全体的に柔らかい印象のある香り立ち。
口に含むと、花梨・桃を思わせる果実みと果皮を帯びたような苦みが感じられます。
樽のような木質的な香り立ちが広がります。
果実味は酸が過度に強くなく、苦みの方がやや優勢。
ふっくらとしたバランスながら、ダレることがなく酸が支えているよう様な印象を感じます。
余韻にはキンカンのような柑橘のイメージ。
また貝出汁のようなうまみや塩味が残ります。
じわっと木質的なモンブランのような香ばしく甘い香りが残ります。
さて、何度も飲んでますがさすがはデイヴィッドナディア。
おそらく他の上位キュヴェ(まだ口にしてませんが)がうまみたっぷりな路線なのかなーと想像が湧く中で、このアリスタルゴスは樽の要素もしっかり、そして酸のテクスチャも大事にされています。
いわゆる樽の効いたシュナンブランですが、ガツーンと強すぎない良いバランスで飲み飽きないタイプかと。
ボトルでゆっくり飲みたい、という時は非常に役立つ1本かと思います。
参考になった試飲でした。

デイヴィッド&ナディア・サディ "アリスタルゴス" スワートランド [2016] (正規品) David and Nadia Sadie Aristargos
17年にヴィンテージ移行しています。16年はあるうちにどうぞ。
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