イスラエルのワインです。
ゴラン・ハイツ・ワイナリー ヤルデン カベルネソーヴィニヨン 2015をティスティングしました。

ゴランハイツワイナリーはイスラエルのワイナリー。
1983年の設立で、4つのキブツ(集団農場)と4つのモシャブ(地域の協同組合)で構成されています。

トップレンジが本日紹介の「ヤルデン」で、以降「ギルガル」「ヘーモン」とミドルレンジに移行していきます。

所有面積は600ヘクタール。28ほどの畑を有しており、ブロックに分解すると430にも及びます。そのうち、ゴラン高原に96%の面積を有していると言うとこでほとんどがここから生まれるようです。

tanakaya3.comなどの情報によると、イスラエルの国内市場の18%にも市場占有率が登るとのこと。ワイン生産者は16、従業員も80人を超えるなど、いわゆるイスラエルの超大手、トップワイナリーという位置づけになります。

日本では漫画「ソムリエール」においてその名を知られることになった、という所でしょうか。

ちなみに過去2013年2010年と試飲しているのですが、2013年は重心が定まっておらず、2010年は時間が経っていたのか状態が悪かったのか、海苔の佃煮みたいな香りで「うぇっ」となってしまった経緯があります。今回はどうか。



■ゴラン・ハイツ・ワイナリー ヤルデン カベルネソーヴィニヨン 2015

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香りは樽の香りがしっかりと効いています。
バニラやローストしたような焦がした甘い香り。なんとなくポテチのような香ばしい香り。
磯っぽさが感じられ、茎のような青さ、メロンのようなグリセリンっぽい香り。

口に含むと、どっしりとした樽感。磯のような塩気。
カシスやプラムのようなジャムっぽい果実味。酸は穏やかです。
コショウのようなスパイスのほか、ミントやメントール。もしくはグリセリンっぽい香りが顕著。
樽感がしっかりとしており、ポテチのような香ばしさ。

余韻も青さが残ります。グリセリンっぽさに磯っぽいイメージ。


今回は過去の試飲と比べてよい印象。
前飲んだ時はタイミングが悪かったんですね。すみません。

たぶん、ですが、共通して磯っぽい、もしくはメロンみたいなグリセリンっぽさを感じたので、これはここの特徴なのかなぁと。塩気があって、青い。

抜栓直後は多分その辺も前に出ずドシッとしたロースト感があって肉厚なタイプなのかなぁ。

色々想像が湧くのですが、飲み頃は難しそうですね。
メモには○をつけていました。参考になった試飲でした。




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