南アフリカのワインです。ライナカ コーナーストーン 2015を再度テイスティングしました。
ライナカ(ライネカ/ライネケ)は南アフリカのステレンボッシュを拠点とするワイナリー。

オーナーはヨハン・ライネケ氏。
自身のワインは1998年からリリースを開始したとのことで、まだ20年経っていないワイナリーです。
ワイナリー創設からビオディナミを実践し、南アフリカではビオディナミの認定を受けた先駆者的なワイナリーとして位置づけられています。ゆえに自然派的な位置づけでもあり、南アの自然派、と言えば筆頭に挙がってくるのがこのライネケです。

総面積は37ヘクタールほど。うち農場などを含め、ブドウの畑は30ヘクタール。
機械の導入を極力排除しているようです。

ワイナリーの公式を見ると、リザーヴが上位レンジのほか、
ビオディナミック、コーナーストーン、オーガニック、と分かれています。

今回は、ミドルレンジのコーナーストーン。
ブレンドはカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルロ。
バイオダイナミック農法により、醸造は天然発酵し、フレンチオークで18か月の熟成。


■ライナカ コーナーストーン 2015
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輸入元定価は3,800円。
プラッターズガイド星4.5(準最高評価)


香りは鉛筆の芯を思わせる硬質的な香り。
ローストしたような樽のニュアンス。
果実はブラックベリーやブルーベリーなどの紫や黒の果実。
ややピーマンのような青い要素が感じられるように思います。

口に含むとブラックベリーやブルーベリーのような果実み。
鉛筆の芯のような硬質的な印象。
コーヒーを炒ったようなやや塩みを帯びたローストした香り立ちが鼻を抜けていきます。
ややクリームのようなバニラ香が感じられます。
果実み、硬質感、ほのかな甘い香りなど相まってバランス良く感じます。

重々しくなく、ボディ感は中庸。きれいな印象を持つワインです。


余韻は長く、鉛筆のような硬質感、コーヒーのようなローストした香りが長く続きます。


さて、飲むタイミングにも寄るのかもしれませんが、スマート、エレガントという言葉が似合うワインだなぁというのは過去試飲したときとイメージ変わらず。
バランスの良いボルドータイプのワインです。

ニューワールド的な過剰に熟したような印象はなく、中庸なバランスで仕上がっている点が特徴的。
値段対比でも納得感あるワインだと思います。参考になった試飲でした。


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ライナカ コーナーストーン 2015 Reyneke Cornerstone【南アフリカワイン】【赤ワイン】



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