フランスのワインです。
ドメーヌ・デュ・ポッシブル ル・フリュイ・デュ・アザール コート・ド・ルーション 2015をテイスティングしました。

ドメーヌ・デュ・ポッシブルは南仏・ルーション地方にあるランサックの町のドメーヌ。
オーナーのルイック・ルール氏はアルザスのブルノ・シュレールで修業。
葡萄畑探しの折に、樹齢100年のカリニャンの畑に一目ぼれし購入するも、カーヴも自宅もないという状況。そこで自然派ワインを作るドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのエドワード・ラフィット氏とともにカーヴを購入し、本格的なワインメイクをスタート。

除草剤や殺虫剤は一切使用せず、ボルドー液程度の使用にとどめるナチュラルな栽培を実施。

輸入元はオルヴォーさん
ドメーヌ・デュ・ポッシブル | 株式会社 オルヴォー


ル・フリュイ・デュ・アザール コート・ド・ルーション 2015はカリニャン、シラーのブレンド。
2011年より手に入れた区画。標高は400mで、土壌はシスト、泥灰土。
醸造はステンレスタンクとファイバータンクでマセラシオンカルボニック。
マセレーションは18度で20日。天然発酵。SO2添加なし。
また、228Lの樽で7カ月の熟成。こちらもSO2添加なし。



■ドメーヌ・デュ・ポッシブル ル・フリュイ・デュ・アザール コート・ド・ルーション 2015
lafruit


参考上代2,700円。

香りはユリを思わせる温かい花の香り。
梅っぽい酸味、チェリーのような赤系の果実み。
カリカリ梅の種っぽい香りがあるように思います。

茎のような青いニュアンス、プラムのような果皮感を帯びた果実など。
あたたかい花の香りや、梅っぽい酸のある香りが主張的です。


口に含むと、プラムのような果実み。
梅っぽい酸。香りで感じたユリのような温かい鼻、豆っぽい香りなどが広がります。
ナッツのような香りと温かい花の香り、やや強い酸が相まっていかにも自然派的。
タンニンは強くなく、柔らかい印象を感じます。


余韻は梅のような酸、プラムのような果実み。
特に酸が長く続きます。


いかにも自然派ぶん回しの系統ではあるのですが個人的には良い印象。
味わいにどこか柔らかい印象があり、かつ酸があるぶんダレた感じがないからかもしれません。

メモには◎をつけていました。
自然派のやわらかいタイプの赤がお好きな方にどうぞ。



ドメーヌ・デュ・ポッシブル ル・フリュイ・デュ・アザール


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