南アフリカのワインです。
アタラクシア ソーヴィニヨンブラン 2017をテイスティングしました。

アタラクシアは南アフリカのウォーカーベイ地区のヘメル=エン=アード・ヴァレー小地区に位置するワイナリー。標高400mの高地に位置します。葡萄畑の面積は47haとのこと。

オーナー兼醸造家はケヴィン・グラント氏。WSETディプロマを1990年に取得。
アプローチはテロワール主義+不干渉主義。
18年度のティムアトキンMWによる南ア格付けは3級。

公式サイトには14にも及ぶ土壌を生かし、12ヘクタールを将来の可能性の為に植樹しているとのこと。
Our vineyards | cultivating ancient soils | Ataraxia Wines

輸入元はマスダ
マスダの南アフリカワイン専門店 アタラクシア


ソーヴィニヨンブラン、シャルドネの白の2種のブレンド。赤はピノノワール。
また、セレニティという赤のブレンドがあり、ヴィンテージにより使用する葡萄品種は変わるようです。そちらはピノノワール、サンソー、ピノタージュという親子ブレンド。

今回はソーヴィニヨンブラン。


■アタラクシア ソーヴィニヨンブラン 2017
final


輸入元定価は3,000円。ティムアトキンMW評91点。

香りは白ネギや青草を思わせるさわやかでスパイシーな香り。
レモンのような柑橘、グレープフルーツ。ややクリーミーな香り立ち。

あまり酸には寄っていない香りです。
おだやかな印象があります。

味わいは白ネギのようなスパイシーな味わい。
青草やハーブを思わせる清涼な印象があります。
グレープフルーツを思わせる柑橘や苦みが軸にあり、白ネギのようなスパイシーさと相まって味わいに輪郭のようなものを感じます。

余韻には味わいで感じた白ネギのようなスパイシーな印象が残ります。


さて、ニュージーランドのソーヴィニヨンブランなどとは異なり、
パンチのある「からみ」を感じます。白ネギのような印象が強く、また肉厚。
ニュージーランドであればみずみずしい、さわやかな、という言葉が似合いそうですが、
こちらのワインにはエッジが効いたとか、輪郭が、とかそういう言葉の方が似合いそうです。

もう少し時間をおいた方が良いような気もしますが、しっかりした味わいのためお料理には合いそうです。
鶏肉とか豚肉とか。参考になった試飲でした。



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アタラクシア ソーヴィニヨン・ブラン Ataraxia Sauvignon Blanc 【2017年】【南アフリカワイン】【白ワイン】



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