南アフリカのワインです。
ガブリエルスクルーフ マグダレーナ 2016をテイスティングしました。
ガブリエルスクルーフは南アフリカのボットリヴァーを拠点とするワイナリー。
2001年に設立された比較的新しいワイナリーです。
2014年から醸造長に南アの1級生産者であるクリスタルム当主のピーター・アラン・フィンレーソン氏を迎えます。
というのも、ピーター氏がこのガブリエスクルーフのオーナーの娘と結婚し、娘婿としてやってきた、という形になっています。ピーター氏はクリスタルム当主ならびに、ガブリエルスクルーフの醸造長の2足の草鞋、です。
醸造設備は整っているようで、この設備を使い、おなじく南ア1級生産者のソーンドーターズ、ならびに新しい生産者の一人モメント・ワインズはこのガブリエルスクルーフの設備を間借りしています。
ガブリエルスクルーフ自体のラインナップは、上位レンジのランドスケープシリーズと、そしてエントリーレンジが存在します。
本日は上位クラスの白であるマグナレーナ。
実質の当ワイナリーのフラグシップ白。平均樹齢13年のソーヴィニヨンブラン59%(ボットリヴァー産)、平均樹齢30年のセミヨン41%(フランシュック産)のブレンド。土壌は砂岩と粘土質土壌。400Lと500Lの古樽にて10ヶ月間澱とともに寝かせたあと瓶詰め。
■ガブリエルスクルーフ マグダレーナ 2016

香りはグレープフルーツのような苦みを帯びた柑橘の印象が主張的。
青草のようなハーブの香りもありますが、あまりさわやかではなく肉付きが良い印象。
貝出汁のような塩気を帯びた淡泊な香りも感じられます。
逆に白ネギっぽいスパイシーな香りはあまり感じませんね。
口に含むと塩気を帯びた貝出汁のようなうまみある味わい。
グレープフルーツのような苦みを帯びた柑橘のような酸。
ハーブのような清涼な香りが口中に広がります。
味わいの中盤に特にグッと苦みが広がり、香りの印象で感じた肉付きの良いイメージがそのまま広がります。
余韻にかけては貝出汁のような塩気を帯びた淡泊な味わいが残り、また白ネギのようなスパイシーさがようやく追いかけてきます。
さて、ソーヴィニヨンブラン主体ですが、青々しい、もしくは白ネギっぽいスパイシーな感じはどちらかというと後から追いかけてくる印象です。ソーヴィニヨンブラン?なんだけど結構肉厚なタイプって感じでしょうか。ボルドーブレンドを意識しているようですし、経年でもっとまろやかになるのかもしれませんね。
例によって塩気を豊かに感じるうまみのあるタイプのワインです。
ボディ感がしっかりとしていて飲み応えがある。柑橘のような酸は感じるものの、あまりバリバリに酸が効いたわけではなくて基本的にはふっくらした味わいを目指しているのかなと言う気がします。
16年というヴィンテージですから、数年寝かせてみてどうかという気がします。
お料理の邪魔などはしないと思います。参考になった試飲でした。

【南アフリカワイン】【白ワイン】ガブリエルスクルーフ マグダレナ 2016[辛口]
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ガブリエルスクルーフ マグダレーナ 2016をテイスティングしました。
ガブリエルスクルーフは南アフリカのボットリヴァーを拠点とするワイナリー。
2001年に設立された比較的新しいワイナリーです。
2014年から醸造長に南アの1級生産者であるクリスタルム当主のピーター・アラン・フィンレーソン氏を迎えます。
というのも、ピーター氏がこのガブリエスクルーフのオーナーの娘と結婚し、娘婿としてやってきた、という形になっています。ピーター氏はクリスタルム当主ならびに、ガブリエルスクルーフの醸造長の2足の草鞋、です。
醸造設備は整っているようで、この設備を使い、おなじく南ア1級生産者のソーンドーターズ、ならびに新しい生産者の一人モメント・ワインズはこのガブリエルスクルーフの設備を間借りしています。
ガブリエルスクルーフ自体のラインナップは、上位レンジのランドスケープシリーズと、そしてエントリーレンジが存在します。
本日は上位クラスの白であるマグナレーナ。
実質の当ワイナリーのフラグシップ白。平均樹齢13年のソーヴィニヨンブラン59%(ボットリヴァー産)、平均樹齢30年のセミヨン41%(フランシュック産)のブレンド。土壌は砂岩と粘土質土壌。400Lと500Lの古樽にて10ヶ月間澱とともに寝かせたあと瓶詰め。
■ガブリエルスクルーフ マグダレーナ 2016

香りはグレープフルーツのような苦みを帯びた柑橘の印象が主張的。
青草のようなハーブの香りもありますが、あまりさわやかではなく肉付きが良い印象。
貝出汁のような塩気を帯びた淡泊な香りも感じられます。
逆に白ネギっぽいスパイシーな香りはあまり感じませんね。
口に含むと塩気を帯びた貝出汁のようなうまみある味わい。
グレープフルーツのような苦みを帯びた柑橘のような酸。
ハーブのような清涼な香りが口中に広がります。
味わいの中盤に特にグッと苦みが広がり、香りの印象で感じた肉付きの良いイメージがそのまま広がります。
余韻にかけては貝出汁のような塩気を帯びた淡泊な味わいが残り、また白ネギのようなスパイシーさがようやく追いかけてきます。
さて、ソーヴィニヨンブラン主体ですが、青々しい、もしくは白ネギっぽいスパイシーな感じはどちらかというと後から追いかけてくる印象です。ソーヴィニヨンブラン?なんだけど結構肉厚なタイプって感じでしょうか。ボルドーブレンドを意識しているようですし、経年でもっとまろやかになるのかもしれませんね。
例によって塩気を豊かに感じるうまみのあるタイプのワインです。
ボディ感がしっかりとしていて飲み応えがある。柑橘のような酸は感じるものの、あまりバリバリに酸が効いたわけではなくて基本的にはふっくらした味わいを目指しているのかなと言う気がします。
16年というヴィンテージですから、数年寝かせてみてどうかという気がします。
お料理の邪魔などはしないと思います。参考になった試飲でした。

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