今日は大阪梅田のルクア1100にあるワイン居酒屋「赤白(こうはく)」の
オープニングイベントで5大シャトーのテイスティングです。
フランスボルドー5大シャトーの筆頭
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1997年です。


Ch.Lafite Rothschild シャトー・ラフィット・ロートシルト 1997

ワインにこだわりのあるフレンチおでんの居酒屋と言う事で、開店早々人気店です。

今日のラフィットは特別に用意されたもので、
かつ値段はオープニングイベント(本日まで)ということで、
ちょっと引くくらい安かったです。整理券配布で開店20分くらいで売り切れてました。
30mlですが。

1997年ラフィットはオフヴィンテージの部類に入ります。
WA92点、WS誌90点、ステファンタンザー評88-93点とのことです。

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色はややオレンジを帯びたルビー色。
ミルクや杉、鉛筆や腐葉土、熟成から来る鰹出汁。
ファーストノーズは深みがあり、凛とした印象の香りがします。

口に含むとブランデー香、ブラックベリー、わずかにキノコのような香り。
余韻にはやはり鉛筆の芯やレザー、墨汁、オレンジの皮。

アルコール分はまだ高くへたれた印象はありません。
引き続き、余韻には鉛筆や杉の印象が長く続き、
ハーブやキノコの香りが開いたり閉じたりを繰り返しています。

非常に高貴で素晴らしいワインです。
一方でオフヴィンテージなりに僅かながらパワー不足(香りの強さや持続性)は感じました。
遠い昔にテイスティングした2005年などと比べると
(対象が偉大過ぎですが)さすがにちょっと見劣りすると。

飲み頃は評論家のレビューを見るといいタイミングのはずですが、
それについてはピシャリだと思います。
空気を含むとアルコール感は感じますが
個人的にはそれを超えると物足りなくなるだろうなぁと。


非常に貴重な体験でした。


ついでですが、お料理も頼みました。
フォアグラ入りのラヴィオリと、グラーシュというハンガリー風の牛煮込みです。
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ボリューム感は少ないものの、
ラヴィオリはフォアグラのコクとホワイトソースがしっかりマッチングしていて、
グラーシュはあれですね、ビーフストロガノフ。こちらも美味しかったです。