タカムラワインハウスさんの実店舗で有料テイスティングです

フランス貴腐ワインの最高峰
「シャトー・ディケム(イケム) 2006」を飲みました。


シャトー・ディケム[2006](白ワイン・甘口)

1本のブドウの木から1本のボトルしかできないとされる
ソーテルヌ特別第1級格付ワイン(特別第一級はイケムのみ)
世界最高峰の貴腐ワインです。

ロバート・パーカーの評価(パーカーポイント)は95+点。
飲み頃予想は2014年~2050年とのことです。

ボトルの価格は39,800円(+税)
試飲の専用機械エノマティックでの価格は
10ml 900円
25ml 2,250円
50ml 4,250円
です。別途試飲の機械専用のカードが500円/枚必要です。
一度購入すれば、ICカードのように繰り返し金額がチャージできます。

店舗の場所は以下からご確認ください
http://takamuranet.com/

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黄桃、アプリコット、トロピカルフルーツ、巨峰を思わせる果実。
わすがにチーズのような香り、わずかに煙の香り。
そして強い蜂蜜のニュアンス。

味わいは果実味が強く、特筆すべきは余韻の長さとエレガントさ。
後からパインやトロピカルフルーツを思わせる黄色い果実の味わいが追いかけてくる。

時間の経過とともに口に含んだ時の柔らかさが強くなり、
引っかかる要素が全くなく、わずかに感じる苦味すら心地よく感じます。

うーん、さすがにシャトーディケム。
飲んでいるだけでため息が出てきます。

しかし、これにかなり近しいのが
「シャトー・リューセック」でありまして、
リューセックをそのまま上位互換したのがディケムかな、
という印象を素人ながらに持ちました。

決定的に差があるのはミネラル感のバランスの良さと、
苦味などの引っかかりを全く感じない点。
さまざまな要素が均一にエレガントに整っています。

ディケムの真価は20年以上熟成させてから、とも聞きますし
いつか飲む機会があるといいのですが。

余談ですが、タカムラさんに行った後に梅田の阪神百貨店によりました。
たまたまチーズとアカシア蜂蜜の売り場が隣り合わせというフロアがあったのですが、
そこがまさにディケムの香りがしました。うーん、デパ地下も勉強の宝庫ですね。

シャトー・ディケム[2006](白ワイン・甘口)



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