南アフリカのワインです。
グレネリーグラスコレクション カベルネフラン 2015を飲みました。
グレネリー社は南アフリカのステレンボッシュを拠点とするワイナリー。
ティムアトキンMWが独自につける”南アフリカワイン格付け”では3級の位置づけ。
・元シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドのオーナー
・仏アンジェリス、南ア ラステンバーグなどで醸造を経験した醸造家
・南ア格付け1級のコンサル
という豪華なメンバーによるワイナリーとして知られます。
もともとフランスワインの流れをくんだ経営であるからか、味わいの路線は非常にクラシック。
旧・新世界の中間にあるようなスタイルのワインメイクです。
直近でブランドをブラッシュアップ。ラベルやロゴなどが一斉に変更になりました。
トップレンジはオーナーのメイ夫人の名を冠した「レディ・メイ」
スタンダードレンジとして「エステートリザーヴ(レッド/ホワイト)」
そしてエントリーレンジの「グラスコレクション」です。
カベルネフランはその「グラスコレクション」のシリーズの中でも、2014年ヴィンテージから新投入された単一ブドウのワイン。2015年が2年目のリリース。

輸入元はマスダ。定価は1,800円のワインです。
ティムアトキンMW評91点。
香りは、ゴボウを思わせる土をかぶった根菜、
緑黄色野菜の(ピーマン的な)イメージ、砂や土を思わせるアーシーな要素があります。
果実はカシスやストロベリーを思わせる香りがあるように思いますが、果皮感や渋みを帯びたような香りが主張的です。
鉛筆のような木質的な香り立ちに芯のような硬質的な印象があります。
南アに良く見られる系統でしょうか。特にゴボウのようなイメージが強く感じられます。
土っぽい、泥のような印象があり、果実みよりもビターさが強く印象としてあります。
味わいはコショウのようなスパイシーさを感じます。
青々としたグリーンな要素が感じられます。
渋みがしっかりと効いていて、ブラックベリーやインクのような印象。砂糖の入ってないチョコのような苦味があります。
また、わずかにカンゾウのような漢方を想起させるイメージがあります。
舌にも乾いたようなタンニンが残ります。ボディ感は渋みはしっかりとあるが決して重々しくはなく中庸なタイプです。
…ということで、抜栓直後は荒々しい印象が強かったので1週間ほど置いてみました。
スクリューキャップなので普通に栓をして、普段使い想定で冷蔵庫保管です。すると、1週間ほどでメルロと感じるような丸みやプラムのような落ち着いた味わいになりました。おいしい。良い感じです。

私みたいななんちゃってテイスティングやってる人間にはこういう「どんな香りとか味がするよ!」とビジュアル化されているのは嬉しい所です。
さて、15年ヴィンテージ・かつエントリーレンジの千円台のワインですから、直感からすると「このくらいの価格帯だし、おそらく飲みごろだろう」と入ってしまいそうですが、そんなことありませんでした。
しばらく時間がかかりそうですね。
抜栓から数日置いておいても、まるで体躯が崩れる感じがなく、かつ果実っぽさもまだまだ出てきてないように思います。1週間でちょうどいい。
以前14年ヴィンテージを飲んだ時はちょうどいい塩梅でしたが、15年は今しばらく「待ち」です。もしくは抜栓してしばらく忘れてから飲むのがいいくらいかも。
もしすぐ飲みたい、という需要ならば今の段階だと1ランク上になりますが、中位レンジの「エステート・リザーヴ レッド 2010」がいい感じかと。グレネリーはやっぱり長期熟成を見越した作り手ですね。参考になった1本でした。

【南アフリカ】【赤ワイン】グレネリー グラスコレクション カベルネ・フラン 2015[フルボディー]
1週間かけて飲むべし。

エステート・リザーブ・レッド[2010]グレネリー(赤ワイン)
いますぐならこっち。
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グレネリーグラスコレクション カベルネフラン 2015を飲みました。
グレネリー社は南アフリカのステレンボッシュを拠点とするワイナリー。
ティムアトキンMWが独自につける”南アフリカワイン格付け”では3級の位置づけ。
・元シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドのオーナー
・仏アンジェリス、南ア ラステンバーグなどで醸造を経験した醸造家
・南ア格付け1級のコンサル
という豪華なメンバーによるワイナリーとして知られます。
もともとフランスワインの流れをくんだ経営であるからか、味わいの路線は非常にクラシック。
旧・新世界の中間にあるようなスタイルのワインメイクです。
直近でブランドをブラッシュアップ。ラベルやロゴなどが一斉に変更になりました。
トップレンジはオーナーのメイ夫人の名を冠した「レディ・メイ」
スタンダードレンジとして「エステートリザーヴ(レッド/ホワイト)」
そしてエントリーレンジの「グラスコレクション」です。
カベルネフランはその「グラスコレクション」のシリーズの中でも、2014年ヴィンテージから新投入された単一ブドウのワイン。2015年が2年目のリリース。

輸入元はマスダ。定価は1,800円のワインです。
ティムアトキンMW評91点。
香りは、ゴボウを思わせる土をかぶった根菜、
緑黄色野菜の(ピーマン的な)イメージ、砂や土を思わせるアーシーな要素があります。
果実はカシスやストロベリーを思わせる香りがあるように思いますが、果皮感や渋みを帯びたような香りが主張的です。
鉛筆のような木質的な香り立ちに芯のような硬質的な印象があります。
南アに良く見られる系統でしょうか。特にゴボウのようなイメージが強く感じられます。
土っぽい、泥のような印象があり、果実みよりもビターさが強く印象としてあります。
味わいはコショウのようなスパイシーさを感じます。
青々としたグリーンな要素が感じられます。
渋みがしっかりと効いていて、ブラックベリーやインクのような印象。砂糖の入ってないチョコのような苦味があります。
また、わずかにカンゾウのような漢方を想起させるイメージがあります。
舌にも乾いたようなタンニンが残ります。ボディ感は渋みはしっかりとあるが決して重々しくはなく中庸なタイプです。
…ということで、抜栓直後は荒々しい印象が強かったので1週間ほど置いてみました。
スクリューキャップなので普通に栓をして、普段使い想定で冷蔵庫保管です。すると、1週間ほどでメルロと感じるような丸みやプラムのような落ち着いた味わいになりました。おいしい。良い感じです。

私みたいななんちゃってテイスティングやってる人間にはこういう「どんな香りとか味がするよ!」とビジュアル化されているのは嬉しい所です。
さて、15年ヴィンテージ・かつエントリーレンジの千円台のワインですから、直感からすると「このくらいの価格帯だし、おそらく飲みごろだろう」と入ってしまいそうですが、そんなことありませんでした。
しばらく時間がかかりそうですね。
抜栓から数日置いておいても、まるで体躯が崩れる感じがなく、かつ果実っぽさもまだまだ出てきてないように思います。1週間でちょうどいい。
以前14年ヴィンテージを飲んだ時はちょうどいい塩梅でしたが、15年は今しばらく「待ち」です。もしくは抜栓してしばらく忘れてから飲むのがいいくらいかも。
もしすぐ飲みたい、という需要ならば今の段階だと1ランク上になりますが、中位レンジの「エステート・リザーヴ レッド 2010」がいい感じかと。グレネリーはやっぱり長期熟成を見越した作り手ですね。参考になった1本でした。

【南アフリカ】【赤ワイン】グレネリー グラスコレクション カベルネ・フラン 2015[フルボディー]
1週間かけて飲むべし。

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