南アフリカのワインです。
キアモント・シラー 2014をテイスティングしました。
キアモント(ケールモント)は南アフリカステレンボッシュのワイナリー。

Upper Blaauwklippen Valleyという農場を2003年に現オーナーであるルイスファミリーが購入。
その歴史は1694年までさかのぼることが出来るようですが、畑の購入自体がされるまでは荒れていた農地だったようです。
現オーナーの所有に変わったのち、2005年に植樹を開始、2007年をファーストヴィンテージとします。
植樹面積は29ヘクタール。初期は8ヘクタールほどとのことですが徐々に面積を拡大しています。

ワインメーカーおよび栽培家はアレックス・スターレイ氏。
ティムアトキン格付けは1級に君臨しています。


シラーは同社のミドルレンジ。キアモント社の3つの区画のブレンドによるシラー。これにヴィオニエをブレンド。


■キアモント シラー 2014
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輸入元定価は4,200円。ティムアトキンMW評94点。WA90点。


ローヌ的なイメージの湧くワインになってきています。

香りは紫の花のイメージが先行します。
革製品のようなタイトな印象、毛皮のような動物的な香り。
茎のようなややグリーンなイメージ。

またナッティーな要素が感じられます。
エレガントですがやや動物的な印象が感じられます。


味わいはプラムのような果実み、スミレのような花をイメージさせる香りが鼻を抜けていきます。
同時に、動物の毛皮のようなイメージ、革製品のようなビターで渋みを帯びた印象。
コショウのようなスパイシーさがあり、エレガントな印象があります。

もう少し複雑みが熟成により出てきそうな期待感があります。


余韻はコショウのようなスパイス感、紫の花、ミルキーな要素が残ります。



以前試飲したときは2013年でしたが、それと比べても良い印象を持ちました。
目の詰まりかたや、ミルキーな印象、やや丸みを感じるシラーになっています。
ミドルレンジでこれ、というのはなかなかではないでしょうか。

上位レンジは輸入されていませんが、仮に輸入されるようであれば期待が持たれます。
このワインも良い印象でした。



キアモント キアモント・シラー [2014] 6009802726037【60001】【YDKG-f】【南アフリカ】【new1707】【SA23】

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