ギリシャのワインです。
イエア・ワインズ アシルティコ 2016をテイスティングしました。
先般の、イエアワインズの試飲会の個別記事となります。
ギリシャワインの雄 「イエア・ワインズ」試飲会に行ってきた
イエア・ワインズはボルドー大学を出たと言うヤニス パラスケヴォプロス氏(醸造家)と、農学者のレオン カラツァロスの2名により設立。1994年に出来たワイナリーとのことで、およそ20年強のバックボーンがあります。
イエア・ワインズはGAIA WINESと表記し、英語表記の通り「(母なる)地球のワイン」という意味です。ギリシャ発音で、Gの発音が変わるようで、生産者曰く「英語の"Yeah”に近い発音」とのこと。
イエア・ワインズのワイナリーは、ギリシャのペロポネソス半島の「ネメア」という場所と、ギリシャワインにおける葡萄品種の『アシリティコ』の聖地とも言われる「サントリーニ島」に所有。
ネメア、サントリーニ島、ともにワイナリーとして見学なども解放されているようです。2足のわらじ。ネメアの畑は赤ワインを主力においており、自社畑と買い付けブドウの両方で運用しているようです。一方のサントリーニ島では白の多くを生産しており、こちらは自社畑のみの運用のようです。また、生産量の70%が海外への輸出に向けているようであります。
輸入元はVins d Olive(ヴァンドリーブ)さんです。
イエアワインズの輸入元さん説明ページは以下。
⇒Gaia wines (イエア ワインズ) / Vins d Olive(ヴァンドリーブ)
アシルティコ 2016はサントリーニ島の土着品種であるアシリティコ100%で作られます。
天然酵母を用いて発酵した樽熟成(半分ステンレスで熟成して、半分樽熟成)のワイン。先般記事にしたタラシティスがノンオーク、培養酵母のアプローチに対して、こちらのアシリティコは樽熟成&天然発酵、です。
過去記事:イエア・ワインズ タラシティス 2015をテイスティング
■イエアワインズ アシルティコ 2016

輸入元さんのページで税込で4,499円。
ジャンシスロビンソンMW17.5点評価。
いつも混合しそうになりますが、イエアの使う主要のブドウ品種は
アシリティコ…サントリーニ島の土着品種で白ワイン用
アヨルギティコ…ネメア地区の土着品種で赤ワイン用です。こちらはアシリティコ。
香りはレモンのような柑橘に小麦のような香ばしさ。
香ばしい、樽のようなニュアンスをしっかりと感じますが、香り立ちからは甘さは感じず、ドライな印象を持ちます。
また、ウェットウールのような繊維を思わせる香り立ちがあり、同時に塩気を豊かに感じます。
味わいはクリーミーな樽の要素。レモンやグレープフルーツを思わせる柑橘類の酸と果実み。
また、香り立ち同様、ソルティ(塩気)な印象を受けます。
2016年というヴィンテージの若さかどうかは分かりませんが、樽の要素がやや強くあります。
一方で塩気や繊維的な要素を感じます。よって、総じてミネラリティをしっかりと感じる作りになっています。
味わいの後半から余韻にかけてもシュワシュワしたアルコール感や、樽を思わせる香ばしくクリーミーな要素が残ります。
樽が利いている分、先般記事にしたタラシティスよりはかなりキャッチーな部類です。ソルティで、ゴージャス。
そしてサントリーニ島のアシリティコですが、やっぱり樽熟成させても塩気は豊かに表現される品種のようです。
率直に言うと、イエアワインズの中で受けの良い白は、今回記事にしたこの「アシリティコ」でしょう。お値段的にも白のフラグシップ。かつ、樽熟成、天然酵母。ただ、16年ヴィンテージという部分からか、まだ早い印象があります。樽の要素がまだガチャガチャしている気もします。
非常に気になるのは繊維のような、緊張感のあるミネラリティが感じられたこと。ポテンシャルありそうだなぁという風にも思え、個人的には、白ですけどしばらく抜栓してから飲むか、もう少し寝かせてからがいいのかなという気がしました。
天然酵母+樽熟成…「アシリティコ」
培養酵母+ノンオーク…「タラシティス」という区分でイエアは分けているようですが、輸入元さんに「天然酵母+ノンオーク」はないの??と聞いてみた所、やはり醸造家の試行錯誤で、天然酵母にはこの程度の樽を利かせるのが最良という結論になっているようです。
思った以上にゴージャスな作りのワインです。品質は高いですが、もうチョイ待ちな予感。参考になった試飲でした。


【ギリシャワイン】Assyrtiko by Gaia 2016 アシルティコ by Gaia(ワイルド ファーメント)/ Gaia Wines イエアワインズ
ヤフーショッピングで販売中。

ギリシャワインの雄 「イエア・ワインズ」試飲会に行ってきた
試飲会のまとめは上記。
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イエア・ワインズ アシルティコ 2016をテイスティングしました。
先般の、イエアワインズの試飲会の個別記事となります。
ギリシャワインの雄 「イエア・ワインズ」試飲会に行ってきた
イエア・ワインズはボルドー大学を出たと言うヤニス パラスケヴォプロス氏(醸造家)と、農学者のレオン カラツァロスの2名により設立。1994年に出来たワイナリーとのことで、およそ20年強のバックボーンがあります。
イエア・ワインズはGAIA WINESと表記し、英語表記の通り「(母なる)地球のワイン」という意味です。ギリシャ発音で、Gの発音が変わるようで、生産者曰く「英語の"Yeah”に近い発音」とのこと。
イエア・ワインズのワイナリーは、ギリシャのペロポネソス半島の「ネメア」という場所と、ギリシャワインにおける葡萄品種の『アシリティコ』の聖地とも言われる「サントリーニ島」に所有。
ネメア、サントリーニ島、ともにワイナリーとして見学なども解放されているようです。2足のわらじ。ネメアの畑は赤ワインを主力においており、自社畑と買い付けブドウの両方で運用しているようです。一方のサントリーニ島では白の多くを生産しており、こちらは自社畑のみの運用のようです。また、生産量の70%が海外への輸出に向けているようであります。
輸入元はVins d Olive(ヴァンドリーブ)さんです。
イエアワインズの輸入元さん説明ページは以下。
⇒Gaia wines (イエア ワインズ) / Vins d Olive(ヴァンドリーブ)
アシルティコ 2016はサントリーニ島の土着品種であるアシリティコ100%で作られます。
天然酵母を用いて発酵した樽熟成(半分ステンレスで熟成して、半分樽熟成)のワイン。先般記事にしたタラシティスがノンオーク、培養酵母のアプローチに対して、こちらのアシリティコは樽熟成&天然発酵、です。
過去記事:イエア・ワインズ タラシティス 2015をテイスティング
■イエアワインズ アシルティコ 2016

輸入元さんのページで税込で4,499円。
ジャンシスロビンソンMW17.5点評価。
いつも混合しそうになりますが、イエアの使う主要のブドウ品種は
アシリティコ…サントリーニ島の土着品種で白ワイン用
アヨルギティコ…ネメア地区の土着品種で赤ワイン用です。こちらはアシリティコ。
香りはレモンのような柑橘に小麦のような香ばしさ。
香ばしい、樽のようなニュアンスをしっかりと感じますが、香り立ちからは甘さは感じず、ドライな印象を持ちます。
また、ウェットウールのような繊維を思わせる香り立ちがあり、同時に塩気を豊かに感じます。
味わいはクリーミーな樽の要素。レモンやグレープフルーツを思わせる柑橘類の酸と果実み。
また、香り立ち同様、ソルティ(塩気)な印象を受けます。
2016年というヴィンテージの若さかどうかは分かりませんが、樽の要素がやや強くあります。
一方で塩気や繊維的な要素を感じます。よって、総じてミネラリティをしっかりと感じる作りになっています。
味わいの後半から余韻にかけてもシュワシュワしたアルコール感や、樽を思わせる香ばしくクリーミーな要素が残ります。
樽が利いている分、先般記事にしたタラシティスよりはかなりキャッチーな部類です。ソルティで、ゴージャス。
そしてサントリーニ島のアシリティコですが、やっぱり樽熟成させても塩気は豊かに表現される品種のようです。
率直に言うと、イエアワインズの中で受けの良い白は、今回記事にしたこの「アシリティコ」でしょう。お値段的にも白のフラグシップ。かつ、樽熟成、天然酵母。ただ、16年ヴィンテージという部分からか、まだ早い印象があります。樽の要素がまだガチャガチャしている気もします。
非常に気になるのは繊維のような、緊張感のあるミネラリティが感じられたこと。ポテンシャルありそうだなぁという風にも思え、個人的には、白ですけどしばらく抜栓してから飲むか、もう少し寝かせてからがいいのかなという気がしました。
天然酵母+樽熟成…「アシリティコ」
培養酵母+ノンオーク…「タラシティス」という区分でイエアは分けているようですが、輸入元さんに「天然酵母+ノンオーク」はないの??と聞いてみた所、やはり醸造家の試行錯誤で、天然酵母にはこの程度の樽を利かせるのが最良という結論になっているようです。
思った以上にゴージャスな作りのワインです。品質は高いですが、もうチョイ待ちな予感。参考になった試飲でした。
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