ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2025年05月

シャトー・ラグランジュ 2021をテイスティング

フランスボルドーのワインです。
シャトー・ラグランジュ 2021をテイスティングしました。

シャトー・ラグランジュは、フランス・ボルドー地方、メドック地区サン・ジュリアン村に位置する1855年格付け第3級(Troisième Cru Classé)のシャトー。中世から続く歴史を持ち、1983年にサントリー(日本企業)によって買収され、以降は畑・醸造施設の全面的な近代化が進められた。現在はヴィンヤードマネージャーのマシュー・ボルドと醸造責任者のバンジャマン・ヴァルテールが中心となり、品質向上に取り組んでいる。栽培面積は約118ヘクタールで、主にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドを栽培。サン・ジュリアンらしいエレガンスと力強さのバランスを追求しつつ、現代的な精密さを併せ持ったワインを造る。公式には2020年ヴィンテージからHVE(Haute Valeur Environnementale/高環境価値)認証を取得し、持続可能な農業への移行も積極的に進めている。

シャトー・ラグランジュ 2021は、カベルネ・ソーヴィニヨン 84%、メルロー 14%、プティ・ヴェルド 2%のブレンド。収穫は100%手摘み。発酵はステンレスタンクを使用し、区画ごとに温度管理下で実施。熟成はフレンチオーク樽(新樽率50%)で約20か月間。瓶詰め前に軽い清澄を実施。全工程を自社で一貫管理。

■シャトー・ラグランジュ 2021
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色調は落ち着いたガーネット。若々しさを感じさせつつも、すでにある程度の成熟感が漂う色合い。

香りはカシスやプラムの熟した果実に加え、杉を思わせる清涼感のあるニュアンスが広がる。果実の凝縮感と森林的な香りが心地よく交差し、クラシックなボルドーらしい端正な第一印象を与える。

味わいは、まず酸味が明瞭に立ち上がる。カシスやブラックベリーの果実感がしっかりと感じられ、そこに杉のようなウッディなニュアンスが重なる。中盤から後半にかけては、樽由来のバターのようなまろやかな香りがふわりと広がり、リッチさと落ち着きのバランスが見事に整っている。タンニンは過度に強くなく、しなやかで全体をやさしく支えている印象。うまい、さすがという納得感のある仕上がり。

余韻は中程度ながら、果実の凝縮感と樽のバター香が心地よく持続する。端正で緻密なスタイルに、わずかに温かみもあり、間違いのないおいしさを感じさせる試飲でした。


シャトーラグランジュ [2021] 750mlフランス ボルドー メドック カベルネ ソーヴィニヨン 辛口 格付3級 ギフト 赤ワイン 浜運A ホワイトデー 花見 入社祝 歓送迎会

8千円台。

葡萄作りの匠 田崎正伸 ツヴァイゲルト&ピノ・ノワール 2020をテイスティング

日本のワインです。
葡萄作りの匠 田崎正伸 ツヴァイゲルト&ピノ・ノワール 2020をテイスティングしました。

北海道ワイン株式会社は、1974年に設立された北海道小樽市に本拠を置くワイナリー。​日本最大規模の自社農園「鶴沼ワイナリー」を保有し、道内各地に300軒を超える契約栽培農家との連携により、安定したワイン造りを行っている。​開墾から40年の歴史を持つ鶴沼ワイナリーでは、当時前例のなかった垣根栽培に取り組み、良質な葡萄の収穫を実現。​契約栽培農家の中でも、特に優れた葡萄を生産し続ける生産者には、その名前を冠した「葡萄作りの匠シリーズ」を展開。​余市町の契約栽培農家、田崎正伸氏は、ワイン専用品種の栽培にこだわり、特に優良な葡萄を生産し続けている。​北海道の冷涼な気候と独特の土壌を活かし、品質と価格のバランスに優れたワインを生産。​国内屈指の大きな生産規模でありながら、濾過や瓶詰ラインでの管理を徹底し、一切火入れをしない生詰ワインのみを造ることで、ワイン本来の風味を最大限に引き出している。​

北海道余市町の契約栽培農家、田崎正伸氏が丹精込めて育てたワイン専用品種ツヴァイゲルトとピノ・ノワールをブレンドした赤ワイン。​アルコール度数12%、内容量750ml。​​酸化防止剤(亜硫酸塩)使用。​


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香りは、ツヴァイゲルトの要素よりもむしろピノノワールを強く感じさせる立ち上がり。
ラズベリーやいちごを思わせる赤系果実の香りが主体で、全房発酵由来のグリーン感やスパイス感はほとんど感じない。
香りのトーンは軽やかで、華やかさよりも素直な果実の純粋さが前に出ている印象。

味わいは、酸は比較的穏やかで優しく、全体にやわらかい印象を与える。
まるでいちごのショートケーキに載っている、ヘタ付きのいちごを思わせるフレッシュな香りと味わいが口いっぱいに広がる。ごくわずかに全房発酵由来のグリーン感も感じるが、それよりもピノノワールらしい軽やかでチャーミングなベリー感が前面に出ている。
全体的にピノノワール寄りのスタイルに感じられる。しいて言えば酸が弱めなところがブレンドの妙でしょうか。

余韻は中程度からやや長め。フィニッシュには、果肉感のあるいちごの香りと、控えめながらもしなやかなタンニンが心地よく残る。

派手さはないが、静かに続く果実感が心地よく、飲み飽きしない後味に仕上がったバランス型のワインと感じました。

■葡萄作りの匠 田崎正伸 ツヴァイゲルト&ピノ・ノワール 2020

2020 北海道 おたるワイン 葡萄作りの匠 田崎正伸ツヴァイゲルト&ピノ・ノワール  750ml 赤/ミディアム 小樽ワイン



【1選】恵比寿ブラインドテイスティングで美味しかったもの 5月26日週

最近恵比寿でブラインドテイスティングにハマっています。

・恵比寿ワインマーケットパーティーさん
・wine@EBISUさん
2店舗同時開催で、両店は恵比寿駅の西口と東口。
10分も離れてないので「ブラインドテイスティングはしご」が成立します。

毎週月・火と開催されていて、1,100円で50ml×3種試飲ができるというものです。

さて、ここに出てくるワインは
おおむね3千円前後のワインであります。


基本的に例外なくどれもおいしいワイン。
極端な入手難はあまりないように思います。


約50ml/杯×各店3種で、1,100円で飲めるということもあり、毎週せっかくこれらのワインを6種飲んでるのですから
一番おいしかったものだけあえて1種選ぼうかと思います。

5月26日週は以下でした
・ハンメル醸造所 シュペートブルグンダー アウス・デン・ヘルツェン トロッケン 2019
・モン・ル・ヴュー ピノ・ノワール タルテニャン 2022
・セレクション・マサル セントラル・オタゴ ピノ・ノワール 2023
・ガストン ソーテルヌ 2022
・モンテ・ダッローラ ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ カンポレンツォ 2020
・サクラ シラーズ 2022

あえて選ぶ一番おいしかったのは
セレクション・マサル セントラル・オタゴ ピノ・ノワール 2023


でした。程よい樽感、ムスク、ブルゴーニュ的な雰囲気も感じさせながら、冷涼感もある。
タスマニアと思ったのですが、セントラルオタゴでした。
おいしかったです。



南アフリカ ラスカリオン・33 1/3RPMをテイスティング

南アフリカのワインです。
南アフリカ ラスカリオン・33 1/3RPMをテイスティングしました。

ラスカリオンは「南アフリカは、単一品種よりブレンド・ワインの方が価値が高い」という考えの下、南アフリカの様々な地区(ステレンボシュ、スワートランド、ピーケニアスクルーフ、ロバートソンなど)のワインを購入してブレンドしているネゴシアン。文字やラベルも特徴的。リーズナブルで高品質のワインを生産。

シュナンブラン40%、グルナッシュブラン30%、ヴィオニエ20%、シャルドネ10%。主にピーケニアスクルーフ地区の低収量のブドウを使用。収穫は2月下旬で涼しい朝早い時間に実施。除梗、破砕後、ソフトプレスし、フリーランジュース(一番搾り)のみ使用。ステンレスタンクで発酵、そのまま澱が入ったまま(シュール・リー製法)熟成。

こちらのワインは過去に水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。


■ラスカリオン・33 1/3RPM
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香りには、洋梨や蜜入りのリンゴを思わせるフレッシュでジューシーな果実香が立ち上がる。加えて、ローストしたナッツのような香ばしさも感じられ、果実の瑞々しさの中にわずかなコクを与えている。シャルドネやシュナンブランを主体とする印象が強いが、樽由来のオーク感はほとんどなく、あくまでも果実本来のピュアな香りが前面に出ている。

味わいは、やや青みを帯びたリンゴや洋梨を思わせるフレッシュな果実味が主体。口に含んだ瞬間、クリスプな食感とともにまろやかな広がりを見せる。典型的な南アフリカ産シュナンブランのノンオークスタイルといえるスタイルで、フレッシュさと柔らかさが絶妙にバランスしている。骨格はしっかりしているが、重さを感じさせず、自然体で飲み進められる。

余韻はやや長めで、飲み込んだ後にナッツを思わせる香ばしいニュアンスが静かに残る。フルーツのフレッシュ感と、ほのかなロースト感がバランスよく持続し、飲み終えた後にも心地よい余情を楽しめる仕上がり。コストパフォーマンスを考えれば、好き嫌いを選ばず、幅広い層に受け入れられるバランス型のワインと言えると思います。
参考になった試飲でした。


ラスカリオン 33 1/3 RPM 2023 Rascallion 33 1/3 RPM 【南アフリカワイン】【白ワイン】


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アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


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熊本ワインファーム マスカット・ベーリーA 樽熟成 2021をテイスティング

日本のワインです。
熊本ワインファーム マスカット・ベーリーA 樽熟成 2021をテイスティングしました。

熊本ワインファーム株式会社は、熊本県熊本市北区植木町に本拠を構えるワイナリー。設立は1999年、熊本県産ブドウを主体に使用し、「熊本発・世界に通じるワイン造り」を理念に掲げる。県内各地に契約農家との協力体制を築き、デラウェアや巨峰、マスカット・ベーリーA、シャルドネといった品種を中心に展開。気候の温暖さを生かし、完熟した果実味と、きれいな酸を両立させるスタイルを志向。栽培では、減農薬栽培の推進と、土地に適応した品種選定を重視。醸造は最新鋭の設備を整えつつ、手作業での選果、丁寧な温度管理を徹底。赤ワインにおいては、樽熟成を積極的に取り入れ、品種特性と熊本の風土を最大限に引き出すアプローチを取る。地元需要に根差しながらも、近年は国際コンクールでの受賞歴も重ね、全国的にも認知度を高めている。

熊本県産マスカット・ベーリーA100%。手摘み収穫後、厳選したフレンチオーク樽にて熟成。熟成期間は約8か月。アルコール度数12%。瓶詰め前に軽い濾過処理を実施し、果実味と樽香の調和を図る設計。


■熊本ワインファーム マスカット・ベーリーA 樽熟成 2021
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色調は明るいルビー系で、マスカット・ベーリーAらしい透明感のある赤色。淡さの中にもツヤがあり、若々しさを感じさせる外観。

香りには、まずアメリカンオークを思わせるバニラやウイスキー系統の甘く濃厚な香りが立ち上がる。実際にはフレンチオーク熟成だが、樽使いによるバニラ香がかなり鮮烈に出ている。続いて、チョコレートのようなコクのある甘さ、チェリーやイチゴといった赤系果実の香りが重なる。果実と樽香のトーンが高く、明るい印象を与える香り立ち。

味わいは、典型的なマスカット・ベーリーAのキャラクターをしっかりと持っている。キャンディやイチゴ、梅を思わせる甘酸っぱさが広がり、そこにバニラのような柔らかい樽香が重なる。香り同様、味わいにも軽やかさと明るさがあり、トーンの高い果実感が全体をリードする。酸味は一定に保たれ、ミディアムボディでまとまりがよい。

余韻には、バニラ、キャンディ、イチゴといった甘やかな香りがふんわりと残る。典型的なマスカット・ベーリーAのスタイルではあるものの、樽の効かせ方や果実味の鮮度が良く、素直においしいと感じる仕上がり。

2千円台でこのクオリティなら、ベストバイの一つとして十分に推せる一本です。



《1.4万円以上で送料無料》 マスカット ベーリーA 樽熟成 2022 熊本ワイナリー Muscat Bailey A Barrel Aged Kumamoto Winery 赤ワイン 日本 熊本

現行は2022です。
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