ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2025年04月

南アフリカ シーダバーグ メルロ・シラーズ 2021をテイスティング

南アフリカのワインです。
シーダバーグ メルロ・シラーズ 2021をテイスティングしました。

シーダバーグ・ワインズは、南アフリカ・ウェスタンケープ州のセダバーグ山脈に位置する家族経営のワイナリー。​標高1,036メートルにあるこのワイナリーは、南アフリカで最も高地にあるワイン生産地として知られる。​冷涼な大陸性気候、昼夜の大きな寒暖差、石灰岩やスレートなど多様な土壌、汚染のない空気と清らかな水源など、独自のテロワールが特徴。​1893年に設立され、1970年代からワイン生産を開始。​現在は5代目当主のデイヴィッド・ニーヴァウトが率い、持続可能な農法と高品質なワイン造りに取り組む。​ウイルスのない健全なブドウ栽培地としても知られ、南アフリカ国内外で高い評価を受けている。​ワイナリー周辺は自然保護区に指定され、環境保護と地域社会への貢献にも力を入れている。

シーダバーグ メルロ・シラーズ 2021は、メルロ70%、シラーズ30%のブレンド。​標高1,036メートルの畑で栽培された樹齢15〜21年のブドウを使用。​収穫後、低温浸漬を経てステンレスタンクで発酵。​マロラクティック発酵後、225Lのフレンチオーク樽(3〜4年使用樽)で12ヶ月熟成。​アルコール度数14.5%、総酸5.8g/L、pH3.51。​2024年のConcours Mondialでグランドゴールドメダル、Decanterで90点を獲得。​


こちらのワインは過去に水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。


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香りはカシス、ブラックベリー、ミントといった爽やかな果実感がまず立ち上がる。そこに杉のような木質的なニュアンスが加わり、全体にやや青みを帯びた香り立ち。一見すると、クラシックなカベルネ・ソーヴィニヨンを思わせる印象を受けるが、アタックは柔らかく、より繊細な雰囲気が漂う。

味わいに入ると、カシスやプラムの果実感に、ミルクのような柔らかいタッチが重なる。ミントの清涼感もわずかに感じられ、フレッシュさとまろやかさが同居したバランス。タンニンは非常に柔らかく、渋みはほとんど感じられない。青みを残した味わいだが、全体の質感はなめらかで、無理なくまとまっている。

全体として、杉や木材を思わせる落ち着いた香りが支配的で、スタイルはボルドー的なエレガンスを感じさせる。ナパ・ヴァレーの典型的なパワフルなカベルネとは香りの方向性がまったく異なり、より繊細で上品な仕上がり。控えめな表現の中に、しっかりとしたクラシカルな美しさがある。

余韻は短めではあるが、カシスや木質的な香りがふわりと残り、清潔感のある後味。力強さよりも、静かで品のある余韻が心地よいワインでした。


シーダバーグ メルロ・シラーズ 2021 Cederberg Merlot Shiraz 【南アフリカワイン】【赤ワイン】



アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


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ニーポート ナット・クール バガ 2021をテイスティング

ポルトガルのワインです。
ニーポート ナット・クール バガ 2021をテイスティングしました。

ニーポート(Niepoort)は、1842年にオランダ出身のフランシスコ・ヴァン・デル・ニーポートによってポルトガルのポルトに設立された家族経営のワイナリー。​

当初はポートワインの熟成と販売を主業としていたが、5代目当主のディルク・ニーポートの指導のもと、ドウロ地方の自社畑での栽培とスティルワインの生産に着手。

​1990年代には「レドマ」や「バトゥータ」などの高品質な赤・白ワインをリリースし、ポルトガルワインの革新を牽引。

ディルクは伝統と革新を融合させ、自然酵母の使用や低介入の醸造を実践。また、バイラーダ地方のバガ種やヴィーニョ・ヴェルデ地方の白ブドウを用いた実験的なプロジェクトも展開。​「ナット・クール」シリーズはその代表例で、軽やかで親しみやすいナチュラルワインとして国際的な評価を得ている。​現在は6代目のダニエル・ニーポートも加わり、持続可能な農法と革新的なワイン造りを継承。

ナット・クール バガ 2021は、ポルトガル・バイラーダ地方の石灰質土壌で育つバガ種を使用。​有機栽培されたブドウを手摘みで収穫し、全房のままステンレスタンクで炭酸ガス浸漬発酵を実施。​マロラクティック発酵後、無濾過・無清澄で瓶詰め。​アルコール度数11%、SO2添加は最小限。​


■ニーポート ナット・クール バガ 2021
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色調は非常に淡く、ピノ・ノワールよりさらに薄い印象を受ける。透明感があり、グラス越しに向こうがよく見えるくらいの繊細な色合い。液体そのものも軽やかに揺れ、若さと繊細さを感じさせる外観。

香りはかなり還元的で、まず火薬のようなスモーキーなニュアンスが強く立ち上がる。その奥からバラの花のようなフローラルな香りが現れ、さらに除光液を思わせる揮発系の独特な香りも感じる。かなり個性的でクセがあり、このワインの特徴ともいえる独特なアロマ。酸の強さを思わせる、すっぱい梅のような香りも漂う。

味わいはアタックからすっぱさが全面に出てきて、梅やバラのニュアンスが舌の上を軽やかに滑っていく。加えてほのかに塩っぽさも感じられ、全体としてはピノ・ノワール的な軽やかさを思わせるが、より野性的でエッジの効いたスタイル。火薬のニュアンスが味わいにも残り、独特のアクセントになっている。

余韻には、すっぱさと梅のニュアンス、そこに重なる火薬香がほのかに続く。持続はそれほど長くないが、軽快でクセになるような後味。軽やかだけどしっかりと個性が立った、なかなか面白いワイン。

ブラインドテイスティングメモ 2025/04/28 wine@EBISU

【白ワイン 1】

色調はゴールド寄りで、粘性はしっかり。香りには控えめながら、リースリング的なベルトや革製品のようなニュアンスがあり、そこにジャスミン、アプリコット、ハチミツ、古樽を思わせる香りも重なる。口に含むと微発泡を伴ったまろやかなテクスチャ。酸はそれほど立っておらず、塩味とマヨネーズっぽいクリーミーな印象も。果実は黄桃やリンゴ、ベルギーワッフルのような香ばしさもあり、スキンコンタクトの感触もある。全体にふくらみがあるが、ドライ感に欠けるためアシルティコらしさが弱め。ヴィオニエやシュナン・ブランも候補に上がったが、最終的には酸・塩味・ボリュームのバランスから、山間部のアシルティコと予想。

⇒ ギリシャ ナウサ アシルティコ 2023年 13.0% と予想した。

【白ワイン 2】

色調はレモンイエローで、粘性はしっかりあるがディスクはやや薄め。香りは控えめながら、革製品のようなニュアンスや、ほんのりナッツ、塩味を感じさせる香ばしさがある。味わいにはレモンや洋なしの果実味があり、やや塩気を伴ったミネラルが印象的。シャルドネのノンオークやゴデーリョ、ソーヴィニヨン・ブラン、アリゴテなども候補に浮かんだが、余韻の短さと塩味の出方からはアルバリーニョが最もしっくり。スペインのリアス・バイシャス産と思われる。

⇒ スペイン ガリシア(リアス・バイシャス)アルバリーニョ 2023年 12.5% と予想した。

【赤ワイン 3】

色調はやや淡めで、エッジにかけて赤茶がかった印象もあり。ディスクも薄く、粘性も軽め。ピノ・ノワールのような色調だが、香りにはチェリー、セリ、梅、ハニーサックル、そして少し毛皮のようなゲイミーさが混じる。味わいはタイトで酸が立ち、タンニンは中程度。果実味は赤系が中心で、全体に実直な造り。樽由来の古樽感と、青さの残るニュアンスがあり、ギリシャのクシノマヴロやイタリアのネッビオーロ、ネレッロ・マスカレーゼなども候補になったが、香りの立ち方やタンニンの穏やかさ、酸の質からはバルベーラ・ダルバが妥当。価格帯としても3,000〜4,000円レンジの風格。

⇒ イタリア ピエモンテ バルベーラ 2021年 13.5% と予想した。



ブラインドテイスティングメモ 2025/04/28 ワインマーケットパーティー

【白ワイン 1】おいしい◎

色調はやや深めのゴールドで、ディスクも厚く、粘性も高め。香りには黄桃、洋なし、ワックス、ロウソク、そしてアプリコットのような果実香が重なる。ハチミツやロウソクのような厚みあるアロマに、スキンコンタクト系の皮っぽさも。ナチュール的な雰囲気がありつつ、造りはきれい。味わいはやや残糖があり、果実の密度が高い。酸は穏やかで、ボディがしっかりしており、余韻もかなり長い。香りの構成と味わいのふくらみからは新世界っぽさもあるが、どこか旧世界的な熟成感もあり、最終的にはアルザスのピノ・グリがしっくりくる。

⇒ フランス アルザス ピノ・グリ 2021年 13.5% と予想した。

【白ワイン 2】

色調はやや透明感のあるレモンイエローで、前の1番より明るめ。香りにはレモン、洋なし、アプリコットの果実香に加えて、やや革製品のような香り、ビール酵母っぽさも。わずかに微発泡があり、舌先で感じる泡の刺激が心地よい。果実は明るく、塩味と酸がきれいに共存している。チャコリのようなナチュラルさがあり、スキンコンタクトの印象も。全体として軽やかで、やや酵母のニュアンスが残る仕上がり。リアス・バイシャスなども候補に入ったが、このテクスチャと香味の方向性からは、バスク地方のチャコリと考えるのが自然。

⇒ スペイン バスク州 ホンデラビ・ズリ 2023年 11.0% と予想した。


【赤ワイン 3】おいしい◎

色調は黒系に寄った濃いガーネット。粘性は高く、エッジに紫も残る。香りは強く、バニラやチョコレート、ロースト、コーヒーといった樽由来の甘く香ばしいアロマが前面に出ている。黒系果実(プラム、カシス)の香りもあり、ややスパイシー。味わいは果実の甘さが強く、タンニンは中程度でなめらか。酸もわずかに感じられ、口当たりはややまったり。アメリカンオークの影響が強く、ブレッド&バターのようなスタイルを彷彿とさせる。メルローやプティ・シラーの可能性もあったが、構造と味わいのバランスから、カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンでまとめるのが自然。

⇒ アメリカ カリフォルニア(ナパ近郊)カベルネ・ソーヴィニヨン 2022年 14.0% と予想した。



南アフリカ グレネリー・エステート・リザーブ・シャルドネ 2021をテイスティング

南アフリカのワインです。
グレネリー・エステート・リザーブ・シャルドネ 2021をテイスティングしました。

南アフリカ・ステレンボッシュのシモンズバーグ山麓に位置するグレネリー・エステート。​2003年、フランス・ボルドーの名門シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドの元オーナー、メイ=エリアーヌ・ド・ランクサンによって設立。​彼女は78歳でこの地を購入し、125ヘクタールの農園にボルドー品種やシャルドネ、シラーを植樹。​東向きの斜面と砂岩・花崗岩土壌が特徴の畑。​ワイナリーは最新の設備を備え、元アンジェリュスやスクリーミング・イーグルで経験を積んだルーク・オキュネガンが醸造を担当(2022年まで)。​その後、ステレンボッシュの他のワイナリーで研鑽を積んだダーク・ヴァン・ジルが後任。​グレネリーのワインはエレガンスと品質の高さで評価され、ワインスペクテーターの「Top 100 Wines」に選出された実績を持つ。​代表作には「レディ・メイ」や「エステート・リザーヴ・シャルドネ」などがある。​

シャルドネ100%。​全房プレス後、酵素無添加で自然沈殿。​500Lフレンチオーク樽および5,100Lフードルで自然発酵。​11ヶ月間シュール・リー熟成。​新樽使用率20%。​マロラクティック発酵は18%のみ実施。​


こちらのワインは過去に水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。


■グレネリー・エステート・リザーブ・シャルドネ 2021
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色調は澄んだレモンイエロー。清涼感のある明るい色合いで、グラスに注いだ瞬間からきれいな印象を受ける。

香りは洋梨や黄桃のフルーティなニュアンスがまず立ち上がり、続いてフレンチオーク由来と思われる木質的な甘い香りが広がる。ポン菓子を思わせるやわらかいトースト香も感じられ、新樽の要素が上品に溶け込んでいる。木の香りが前に出すぎず、果実とのバランスが取れているのが好印象。

味わいは洋梨や黄桃の果実味がなめらかに広がり、そこに上品な樽のニュアンスが寄り添う。酸はほどよく主張しており、輪郭をはっきりと描きながら、全体のバランスを支えている。印象としては、良質なフランス・マコン地区のシャルドネに近いスタイル。果実の甘やかさと、石を思わせる鉱物的なミネラリティが共存しており、飲み心地に立体感をもたらしている。

余韻はやや長め。飲み終えたあとにも洋梨やリンゴの果実感がやさしく残り、ほんのりとした酸が口中に軽やかさを与える。


やっぱりうまいですねグレネリー。
バランスの取れた、さすがと思わせる仕上がりであり、満足度の高い一本です。
おすすめです。



グレネリーエステートリザーブシャルドネ 2021なくなり次第2022 Glenelly Estate Reserve Chardonnay 【南アフリカワイン】【白ワイン】


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アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


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