この日は、恵比寿ワインマーケットパーティーさんにて。
ゲリラ的に「ブレッド&バター5種が飲み比べできます」
という通知が流れてきたので喜んで行ってきました。
ブレッド&バターは言うまでもなくカリフォルニアの人気ブランド。
ざっくり3千円台で各種が購入出来、特にシャルドネが人気。輸入元はグレープオフさん。
この日は、そんな人気のシャルドネを含め
ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ロゼ、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨンが飲み比べできるという話でした。ありがたい。
恵比寿ワインマーケットパーティーさん、5/15で大型改装で一時閉店ですが直前までバシバシイベントやってて凄いです。GW中に一度は覗いてみるべき。
■ブレッド&バター ソーヴィニヨンブラン
いわゆる、青草のようなキレキレのソーヴィニヨンブランではなく
ハチミツのような香りがあるまろやかなソーヴィニヨンブラン。
かつ、リースリングのようなペトロール香に近いようなオイリーさもあります。
ワイン本にも「温暖産地からはハーブの香りはほとんど感じられない」
と書いてあったりするわけですが、これはまさにそれ。
「しない」ではなくて「ほとんど感じられない」
後味に少し清涼なハーブっぽいニュアンスがあります。
樽熟成はたぶんしてないと思うんですが、まろやかでフレンドリーなワインだと思います。
■ブレッド&バター シャルドネ
パッと嗅いで、バニラやキャラメルのような香りがバチン!と立ち込めます
いかにも豊満で甘い香り。
「あぁ~!これがブレッド&バターじゃああああぁぁぁぁ」
と感じてしまうような、いかにもな樽シャルドネ。
口に含むと幾分ピリッと舌先を締めるようなクリスプ感もあります。
弛緩的、という感じではないように思いました。
香りのキャッチーさもあって、やっぱりこれは美味しいなぁ。
人気銘柄なのも納得です。おいしい。
■ブレッド&バター ロゼ
ミュスカ、グルナッシュ、バルベーラのブレンドだそうです
苺やチェリーのような香りがあり、少し青っぽさもある。
舌触りはまろやかで、苦さなどはほぼないです。
香りはヘタの付いたイチゴっぽい香りがあるものの、味わいは割とプレーン。
ニュートラルな立ち位置かなと思います。あまりグイグイと主張してくる要素は少な目
ブレッド&バターのロゼなんだから、そりゃハデハデなんじゃろう、と思いきや逆の方向。
お料理と合わせることを意識しているのかな。
■ブレッド&バター ピノノワール
樽の香りが強め。バニラ、チョコレート、木の香り。
ピノノワールに何を求めるか、にもよりますが、酸はかなり穏やかでまるっとした感じのピノノワールです。
少しチェリーや青っぽいグリーンノートもあるのですが、
本格感、とか、エレガントさとは逆の位置にあるようなタイプのピノノワールです。
これもフレンドリーなタイプのワインです。
■ブレッド&バター カベルネソーヴィニヨン
タンニンは柔らか。
黙って飲んでも「カベソー」とは言わないかもしれない。
じゃあなんだって悩んじゃいますが、カベソーの判断をタンニンで見ている人からすると結構迷う。
ある意味、アメリカらしいというか、おおらかなワインです。
チョコやミント系の樽香もしっかりとあるのですが、でも押し迫るようなプレッシャーはない。
体格のいい、気さくな牧場主のおっちゃん、って雰囲気のワインです。
結論:シャルドネが美味い
結局こうなっちゃうのかぁ…と言う気はするのですが
シャルドネがハデハデデーハーで、わかりやすいんですよね。
それと、シャルドネがブレッド&バターの代名詞みたいになってるのも大きいのかな。
シャルドネがこうなんだから、他も…という期待感が先行してしまう。
ゆえに、「シャルドネ」が一番になります。事実私がそうです。
ということで、もし全くブレッド&バターを初見の人がいるのであれば
最後にシャルドネが良いでしょうか。
ロゼ⇒ソーヴィニヨンブラン⇒ピノ⇒カベソー⇒シャルドネ
って感じで行くと楽しめそうな気がします。
ブレッド&バター・シャルドネ ブレッド&バター 2021年 アメリカ カリフォルニア 白ワイン 辛口 750ml
とても気になっていた各種が飲めたのはありがたいです。
貴重な機会をありがとうございました。
恵比寿ワインマーケットパーティーさん。
恵比寿ガーデンプレイス内。
オススメ記事一覧
Follow @kozewine
@kozewineさんのツイート