ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2021年07月

南アフリカ スワーワー レッド ブレンド 2018をテイスティング

南アフリカのワインです。
スワーワー レッド ブレンド 2018をテイスティングしました。

「スワーワー」の醸造家であるヤスパー・ウィッケン氏は、スワートランドの有名なワイナリー、A.A.バーデンホーストで修業中です。しかし近い将来に独立するため、自分のブランド、として立ち上げたのがスワーワー。

輸入元はアフリカンブラザーズ。
こちらのレッドブレンドはサンソー、グルナッシュ、ティンタ・バロッカ。

スワートランド地区のサンソーとグルナッシュ、ティンタ・バロッカをブレンド。サンソーとグルナッシュは全房発酵。ティンタ・バロッカは深みとフレッシュな口当たりの目的。品種毎に発酵してブレンドした後に、熟成して瓶詰め実施。

こちらは南アフリカワイン専門店の水天宮前アフリカーさんでテイスティング。


■スワーワー レッド ブレンド 2018
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アフリカーさん価格3,500円(税込3,850円)

香りはスミレのような紫の花。
やや自然派を思わせるグリーンノート。

口に含むと、ラズベリーや梅のような、華やかさを感じるほどの酸味。
スミレの花のような紫系の香り。
幾分のタンニンと、後味にも残る梅や紫蘇っぽさ。

飲み口は軽やか~中程度で
荒々しさはなく、まとまりが感じられます。


余韻は、スミレやラズベリー、梅っぽさ。
軽やかで強すぎない酸と、華やかな香りが抜けていきます。

若干、マスAに近いようなキャンディ香がありますが、気にならないレベル。
南アのトレンドに沿った作りで、
薄旨系の華やかサンソーグルナッシュ。

ティンタバロッカが良い仕事をしているのか、
幾分のタンニンと引き締めを感じ、拡散的になりすぎない
良い塩梅のワインにまとまってます。




うーん、アフリカンブラザーズ輸入のワインって
個人的には、当たり外れ大きいと思うのですが、
これは当たりで、しかも「かなり当たり」の部類に入るのでは。

うまみ、華やかさ、軽やかさ、バランスがとれていて
悪く言う人少ないと思います。

おすすめします。


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スワーワー レッド ブレンド Swerwer Red Blend 2018 【南アフリカワイン】【赤ワイン】



アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日



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南アフリカ モイプラース ザ・コレクション マルベリー シラーズ 2020をテイスティング

南アフリカのワインです。
モイプラース ザ・コレクション マルベリー シラーズ 2020をテイスティングしました。

南アフリカのステレンボッシュ・ボテラリー(Bottelary)地区を拠点とするワイナリー。
農場の歴史自体は1704年から。モイプラースの名の由来は「美しい畑」という意味。
その後何度か代替わりをへたのちに、1963年現オーナーの一家であるニコラース・ルー氏が購入。その後2人の息子であるティエルマン氏(栽培家)、ルイス氏(ワインメイク)が加わっています。

所有面積は243ヘクタールと大きな土地を有しており、裁判面積は約100ヘクタール。
ワインのレーベルはメリカコレクションというレンジがブラックレーベルが貼られ上位レンジになるようです。その下にクラシックレンジという中位レンジ。


本日は低価格帯のシラーズ。
こちらのワインは、水天宮前アフリカーさんの有料試飲を利用しています。


■モイプラース ザ・コレクション マルベリー シラーズ 2020
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輸入元定価は2,000円(税込2,200円)

香りはチョコレートのようなビターな樽香。
若干のムスクを思わせる香り。
ドライプルーンやブルーベリーなど、ふくよかな酸が控えめな果実み。


口に含むと、香りのイメージを率直に伝え、
ドライプルーンやブルーベリーを思わせる紫や黒系の果実み。

若干スミレや、ムスクのような動物的な香りがあります。
樽香が強くあるように思いますが、果実の凝縮感は控えめ。

ゆえに、香りの抜けや変化が早く、
樽香はビターであるものの、すぐに華やかな香りが顔を出してきます。

気持ち甘さを感じる程度で、
熟度も控えめで、それに対して発酵はそこそこで止めてるのかな。
少し「軽い」印象があるように思います。

華やかで、ほのかに甘い。香りは立派なものです。

総合すると、かなりカジュアルな印象を受けるワイン。
チーズや、甘めのソースを使ったお肉などと合わせたい。
お料理と一緒にどうぞ。


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南アフリカ アルヘイト ハイルクランス 2017をテイスティング

南アフリカのワインです。
アルヘイト ハイルクランス 2017をテイスティングしました。


アルヘイト・ヴィンヤーズは南アフリカのウォーカーベイ・ヘルマナス地区に位置するワイナリー。
ヘルマナスと言えば、ハミルトンラッセル、アタラクシア、ニュートンジョンソンなどが並ぶ注目の生産地。

アルヘイトは、クリス・アルヘイト氏とスーザン氏による夫妻により、2010年設立・2011年をファーストヴィンテージをします。自身の畑を持たず、ブドウをそれぞれ仕入れるというスタイル。
ブドウの供給は南アフリカ各地から行っており、その主たるは南アフリカの古樹齢の木から生まれる葡萄です。ステレンボッシュ、スワートランド、フランシュックなど多岐にわたります。

ティムアトキンMW評による「南アフリカワイナリー格付け」では登場以来最高位の「1級」を獲得し続けています。近年はさらに評価を増しており、クリス自体は30台半ばという若い年齢でありながらも、南アフリカを代表する生産者として見られています。


ハイルクランスは2017年初出のワイン
スカーフバーグのオウダムという名前の畑。
収穫後ブドウは全房のまま、慎重にプレス。その後低温のタンクで24時間静置し、この間、酵素やSO2などの添加物は一切加えない。醸造において新樽は一切使用せず、全て厳選した古樽を用いる。


■アルヘイト ハイルクランス 2017
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2018年評同様、2017はワインマグ98点、ティムアトキンMW評97点


香りはリースリングのような雰囲気があります。
動物のような毛皮のようなイメージ、
リンゴや桃のような香り立ち。ややリンゴのような香りが強め。


口に含むと、酸を穏やかに感じ、
その分、リンゴや桃のような果実みが前に出ています。

やや甘さを感じるほどで、同時に砂っぽい、
アーシーな要素も口中を満たしていきます。

余韻は、リンゴのような果実み。
貝出汁のようなうまみを思わせ、毛皮のような野性的な香り。

また、ウェットウールのようなポリ繊維的な香りを感じるのは
2018年ヴィンテージと共通しています。


うーん、飲み頃が難しい。

複雑さやふくよかさが出てきた点、そしてわずかな甘やかさが感じられるのはヴィンテージと言うよりは経年による部分なのかな。

引き締まったようなタイトさがある2018はそれはそれで良いように思うので、2017のこれは近寄りやすいのですが、手放しに良いかというとちょっと悩ましいところ。

経年でボリュームがでて、良さが広がるのは、どっちかというと上位キュヴェのラコリーヌとかなんじゃないかな。

割と早飲みなのがハイルクランスのように思います。
垂直で飲んでみると面白いですね。

参考になった試飲でした。

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南アフリカ アルヘイト ハイルクランス 2018をテイスティング

南アフリカのワインです。
アルヘイト ハイルクランス 2018をテイスティングしました。


アルヘイト・ヴィンヤーズは南アフリカのウォーカーベイ・ヘルマナス地区に位置するワイナリー。
ヘルマナスと言えば、ハミルトンラッセル、アタラクシア、ニュートンジョンソンなどが並ぶ注目の生産地。

アルヘイトは、クリス・アルヘイト氏とスーザン氏による夫妻により、2010年設立・2011年をファーストヴィンテージをします。自身の畑を持たず、ブドウをそれぞれ仕入れるというスタイル。
ブドウの供給は南アフリカ各地から行っており、その主たるは南アフリカの古樹齢の木から生まれる葡萄です。ステレンボッシュ、スワートランド、フランシュックなど多岐にわたります。

ティムアトキンMW評による「南アフリカワイナリー格付け」では登場以来最高位の「1級」を獲得し続けています。近年はさらに評価を増しており、クリス自体は30台半ばという若い年齢でありながらも、南アフリカを代表する生産者として見られています。


ハイルクランスは2017年初出のワインでこれが2ヴィンテージ目。
スカーフバーグのオウダムという名前の畑。
収穫後ブドウは全房のまま、慎重にプレス。その後低温のタンクで24時間静置し、この間、酵素やSO2などの添加物は一切加えない。醸造において新樽は一切使用せず、全て厳選した古樽を用いる。


■アルヘイト ハイルクランス 2018
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ワインマグ98点、ティムアトキンMW評97点


香りはムワッとくるような、毛皮を思わせる動物的な香り。
ウェットウール(ポリ繊維)のような雰囲気も。

ケンフォレスターや、ボタニカのシュナンブランで感じる硬派な、締まりのあるシュナンブランのように思えます。

ファイヤーバイナイト、ノーティカルドーンとは少々毛色が違うタイプに思えます。


口に含むと、毛皮のような動物的な香りが広がります。
ウェットウールのような雰囲気の他、桃やリンゴのような果実みが感じられます。

貝で出汁をとったようなうまみの要素が感じられます。


余韻には味わいで感じた動物的な香りや繊維のイメージ。
やや麦のような香ばしい香りが広がります。

前述の通り、ファイヤーバイナイト、ノーティカルドーンとは経路が異なる、ふくよかで複雑みのあるワインに仕上がっています。

ティムアトキンMW評があえてこのワインを高得点の傾向に仕立てるのも納得で、実質上位キュヴェ(マグネティックノース、ラジオラザルス、ラコリーヌ)に肩を並べるクオリティに感じます。


ただ、アルヘイト全般に言えますが、派手さは少ないので、1万円の価値を感じるかは人それぞれ。
人によっては「地味」に思えるかも。

参考になった試飲でした。

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アルヘイト ハイルクランス 2018 Alheit Huilkrans 【南アフリカワイン】


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本日のセール・気になったワイン情報まとめ 7月30日分


ヴァンヴァンさんのステレンラスト・アーティソンズ・マザーシップ・シュナンブラン 2019


【南アフリカワイン】【白ワイン】ステレンラスト アーティソンズ・マザーシップシュナン・ブラン 2019[辛口]

南ア ステレンボッシュのステレンラストより。
同社のフラグシップシュナンブラン。おすすめします。
ティムアトキンMW評95点。




うきうきさんのルクレール ブリアン アビス 海底熟成 シャンパーニュ


【豪華箱入り】ルクレール ブリアン アビス 海底熟成 シャンパーニュ ミレジメ 2015 ブリュット ゼロ AOCシャンパーニュ 正規品 750mlLECLERC BRIANT Champagne Abyss Millesime 2015 Brut Zero 1er Cru Bio AB & Vegan dosage 0g/L AOC Millesime Champagne

ルクレールブリアンの海底熟成シャンパーニュ。



ウメムラさんのカテナ・サパータ アドリアンナ・ヴィンヤード ホワイト・ボーンズ シャルドネ 2015


カテナ・サパータ アドリアンナ・ヴィンヤード ホワイト・ボーンズ シャルドネ [2015]750ml (白ワイン)

1.1万円。WA96点。市場が2018年ヴィンテージになっていますが、こちらは2015年ヴィンテージ。
飲み頃2018 - 2024年。



フェリシティーさんのシャトーパヴィマカン 2018


シャトー パヴィ マカン 2018 750ml 赤ワイン メルロー フランス ボルドー

1.1万円は安いと思います。偉大な2018ヴィンテージ。
WA97点。



タカムラさんの南ア カノンコップ ポールサウアー 2017


カノンコップ ポールサウアー [ 2017 ]カノンコップ ( 赤ワイン )[S]

ティムアトキンMW評98点
過去2015年ヴィンテージがティムアトキンMW100点満点。

ティムアトキンMWは「5日にわたってそれを飲み、2015年にはわずかに及ばないが、2015年のレベルに近い」と評しています。



古武士屋さんのポルセレインベルグシラー 2017 2018垂直セット


ポルセレインベルグ 2017 2018 飲み比べセット※クーポン使用不可

ティムアトキン100点の2018ヴィンテージを含むセット



代官山ワインサロン Le・Luxeさんのドメーヌドヴィレーヌ ブルゴーニュ コート シャロネーズ ラ ディゴワーヌ 2018


2018 ブルゴーニュ コート シャロネーズ ラ ディゴワーヌ ルージュ ドメーヌ ド ヴィレーヌ 正規品 赤ワイン 辛口 750ml Domaine de Villaine Bourgogne Cote Chalonnaise La Digoine Rouge

DRCの共同経営者が作るというピノノワール。
人気銘柄です。5千円台。


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