ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2021年01月

南アフリカワイン マイナー品種 セミナーに行ってきた@アフリカー

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この日は南アフリカワイン専門店の
アフリカーさんのセミナーに行ってきました。

テーマは「南アフリカで作られる、マイナー品種のワインの魅力

講師はWSETのLV3を所持し、現在ディプロマを目指すというスタッフのFさん。

今回は、緊急事態宣言下のイベントということもあり、アフリカーさん側で医療従事者の方にアドバイスをいただいて開催に踏み切ったようです。

ゆえに、セミナーの人数はまさかの3名/回という体制。

せっかくWSETの方のお話が聞けるのにもったいないというか
コロナ嫌になっちゃいますね本当に。

ワインの提供についても、ボトルを持って回るのではなく、
あらかじめ紙コップにワインを入れ、No.を記載し配布。

セミナーの進行に各自あわせグラスにワインを移しかえるというやり方。
やり方としては安心感があっていいですね。なるほど。




なぜ、マイナー品種なのかを語ろう



まず前提として、南アフリカワインはここ20年で急速に品質が向上したといわれています。
特にそのシーンをけん引しているのが、30代前後の若手生産者たちです。


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引用:https://swartlandindependent.co.za/

エリアとしては南アフリカの「スワートランド地区」にこれらの若手生産者が集中しています。
スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP)という団体を彼らが作ったように、これまでと異なる、新しいスタイルのワインを作り始めたことがきっかけと言えるでしょう。


特に仏のAOCのように定められた品種規定がなく、同時に、決まったワインの形やスタイルが確立されていません。

唯一、認知度の高い「ピノタージュ」については、一部変革があるものの、依然として多くは伝統的なローストしたような濃い抽出のものです。
これは旧来型で、しばしば退屈に感じるスタイルのようにも思えます。



よって「フラットに、自由な表現ができる産地」として魅力的な生産国なのかもしれません。
※ただし、洗練されつつある上記SIPの中では「スワートランドのテロワールを表現する能力が評価された結果として、数年ごとに見直す」という前提で品種を定めています


一方で、日本の消費シーンとしては、依然として「南アフリカって言うとピノタージュだよねぇ~」ということをおっしゃる方も多い。残念ながら、時が止まったまま認知が進まなかった証拠でもあります。


とまぁ、若干脱線しつつも、南アフリカは「実験的な・粗削りな」という枕詞がつきますが、革新的な自由度の高い産地の一つであるのは間違いありません。
それゆえに、マイナー品種が出てくるというのはわからなくもなく、一部の品種は現時点ですでに成功していると言えます。




上位生産者を含む10種の南アフリカ マイナー品種のワイン



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ということで、出てきたワインは銘柄名ではなく、ひとまず品種名で以下に記載します。
※画像のボトルは以下の順の通りではありません。すみません。



①セミヨン&セミヨングリ
②パロミノ
③クレレットブランシュ
④ハシュレヴェリュ
⑤セミヨン


①トゥリガナシオナル&シラー
②トゥリガナシオナル&ティンタバロッカ&トゥリガフランカ
③ケープバルバロッサ
④サンソー
⑤ティンタバロッカ

ううーん、マイナー!!

ということで合計10本。
全部が全部ではなくて要点だけかいつまんでやりましょうか。




■ソーンドーターズ ペーパーカイト 2017
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まず白ワインの1本目から。
セミヨンとセミヨングリのブレンド。
そもそも「セミヨングリってなによ??」って話になるはず。

そもそもなぜ「グリ化」するのかというと、ブドウ品種の突然変異によるもの。

突然変異で、アントシアニンの有・無が発生する。
白品種でアントシアニンが生まれるとグリ化(果皮が赤ばむ)するみたいです。

逆に言うと、果皮が赤いものに対して突然変異でアントシアニンがなくなるケースもあるようで、そうすると、白ブドウ色に変異する。

なるほどなぁ。じゃあちょっと前に「ホワイトサンソー」って話が話題になったけど
それもそういうことなのかな。勉強なります。


ワインのペーパーカイト。
樽は効いていますが、味わいはやや淡白。石のような鉱物的なミネラリティを感じます。
果実はリンゴ。若干の果皮感も。セミヨンらしい香りなのか若干還元的な気も。

17年ヴィンテージですが、樽が一定に効いているのか
少しハチミツみたいな香りも感じられるように思います。

どちらかというと淡白でいぶし銀的なキャラクターのワインです。




■エレメンタルボブ パロミノ2017
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ついで、白の2本目。

ブドウの品種はパロミノ。
シェリー酒に使われる品種で、ワインにすると水っぽい、個性がないと言われるもの、だそうです。


この生産者のエレメンタルボブ、いわゆるオレンジワインの作り手です。
よって、通常ならスキンコンタクトしてるんだけど、ワインを見ると少し色調も濃い気がする。スキンコンタクトしてるのかな。

ただ、品種の個性なんでしょうね。個性がないのが個性というか、香りはニュートラル系です。
若干お米みたいなシュルリー感ありますね。
これもゆっくり飲みたいタイプのワイン。



■クラヴァン クレレットブランシュ 2016
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ついで白の3本目。クレレットブランシュ。
主にフランスの南の方、プロヴァンスとかローヌとかラングドッグで生産されている品種です。

これはその場でも「甘い香りがする」って話が出ました。
なんとなく甘やかな香り。

何なのか?と言われるとうまく表現できないんですが「少しお好み焼きソース的な感じの香り」なんですよね。個人的に、以前飲んだ時もそうだったのでデジャブ。再び感じるお好み焼きソースのかほり。

ワインメイクとしては、クラヴァンはいわゆるオレンジワイン、スキンコンタクトをするワイナリーです。テクニカル上は10日のマセラシオン。果皮感のある面白い香りに仕上がっています。






■テスタロンガ エルバンディート マンガリーザ 2017
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そしてハルシュレヴェリュ
ハンガリーなどで作られている品種です。

具体的には、ハンガリーの貴腐ワインであるトカイワインの代表的な品種である「フルミント」の補助ブレンドとして使われます。なお、マンガリーザはハンガリー国宝のブタの名前だそうです。


これは結構酸がしっかりとしていて、アンズみたいな香り。
あと少しハーブみたいな香りも。

石みたいな鉱物感、塩味、酸などメリハリがあって良いですね。
テスタロンガは割とナチュールに寄せる傾向があるので、
これが品種特性なのかどうかはわかりませんでしたが、メリハリがあって、ワインとしては良い印象を持ちました。




■アルヘイト ラコリーヌ 2017
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白ワインの最後はセミヨン単一。アルヘイトのラコリーヌ。
南アのセミヨンって、たぶんこのワインの生産者である「アルヘイト」が間違いなくリードしている品種です。

逆に言うと、アルヘイトがいなければ南アのセミヨンはここまで注目されていないと思う。
よって、アルヘイトの作る白はまず「セミヨン」の使用を疑いましょう。


アルヘイトのもつワインの中でも、トップキュヴェと言うこともあって、まぁ樽も効いてるし、石みたいな鉱物感もあるし、複雑みはあるしで見事です。


今回登場した白ワイン5本の中でも、価格が2ランク上って事もあり、
試飲比較だと明らかにおいしいですね。

アルヘイトのトップキュヴェは3種あって「マグネティックノース」、「ラジオラザルス(生産終了)」、そして「ラコリーヌ」の3つ。

個人的にはラコリーヌが好きです。
理由は単純で、樽が適度に効いててわかりやすいから。はい。




続いて赤です。




■サヴェージワインズ アー・ウィー・ゼア・イェット 2019
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赤の1本目はトゥリガナシオナル&シラーのブレンド。
トゥリガナシオナルはポルトガル系の品種ですね。


前段としてスタッフFさんからは、南アで多く用いられるポルトガル系の品種の説明として
「トゥリガナシオナル」、それと「ティンタバロッカ」の説明がありました。


トゥリガナシオナルの特徴は、濃い色合いと、しっかりしたタンニン。
カシス、ラズベリー、ハーブ、リコリスなどの香り。そして凝縮感。


これに対して、ティンタバロッカの特徴は果皮が薄いのでタンニンが強すぎない。
プラム、チェリーなどの香り。基本的に糖度が豊かに仕上がり、ゆえに発酵後のアルコール度数も高くなる。

また、ティンタバロッカの「果皮が薄い」点については、南アのスワートランドでは果樹が枝を変形させ、房を光から身を守るという自己進化をしているそうです。


へーなるほどな。

ともにポルトガル系の品種って、聞いたことはあるけどひとくくりにしてました。
トゥリガナシオナルはタンニンが強くて、ティンタバロッカは果皮が薄いからタンニンが強すぎない。でも糖度は高い、か覚えておこう。



という話の影響かわかりませんが、トゥリガナシオナル&シラーのブレンドのこのワイン、色調極めて濃く見えます。

チョコやブラックチェリーリキュールって感じ。

シラーが混ざってるからか、ムスクとかスミレの香り。
ヴィンテージが若いからか、基本的にはどっしり、力強いタイプのワインです。

生産者のサヴェージって割と中庸な作りな記憶があるんですよね。
たぶんですが、このワインはラインナップの中でも濃い系なのかな。




■ザ・フレッジ レッドブレンド 2015
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赤の2本目は、トゥリガナシオナル&ティンタバロッカ&トゥリガフランカのブレンド。

ヴィンテージは2015年です。

これは一定の経年がある、という事もあってか、かなりタンニンが落ち着いて来ています。
全体的に舌触りに丸みを感じる構造。鼻に抜けるハーブの香り。特にアニスに近い香りがあります。





アニスのキャンディってコレですね。
スミレの香りがあって、アニス使ってるので
数年前、香りの勉強用として、アホみたいに食べました。

たしか成城石井で売っていたはず。

スタッフFさん曰く、最初のワイン(サヴェージのトゥリガナシオナル&シラー)も、たぶん経年でこのワインに近くなるかも?とおっしゃってました。なるほどなぁ。





■AAバーデンホースト ブラッククイル バルバロッサ 2015
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ついで、ケープバルバロッサ。
ヴィンテージは2015年です。

これはマイナーもマイナー。スタッフのFさんも「初めて聞いた」品種だそうです。
そもそも作っている生産者がAAバーデンホースト(日本人の醸造家佐藤ケイジさんの師匠)ぐらいですね。


ワインの特徴としては、アメリカンチェリーの香りがします。

タンニンは強すぎず、でもそこそこ濃い。
個人的には「これもお好み焼きソースだなぁ」と思っちゃったのですが、
スタッフFさんいわくコトーブルギニヨン(ピノ+ガメイ)に似てるらしいっす。
表現が綺麗だ。私はお好み焼きって言っちゃう。





さて、ここからサディの2品です。

サディファミリーワインズは言うまでも無く南アフリカのトップ生産者。
もはや神格化されている生産者の一人で、
こう言うのもなんですがストイックな生産者です。

過去コロナが開催される前、南アの生産者が来日してたんですよ。たまに。

そこに名だたる生産者は多くいたのですが、サディはまぁ、来ません。そのくらい、「暇じゃねえんだよオーラ」があるというか、たぶんストイックです。




■サディファミリーワインズ ポフェイダー 2019
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しかもですね、登場したのはサンソー単一のポフェイダー。
南アのサンソー単一。これすなわち、KOZEが一番注目しているもの。

スタッフFさん曰く、そもそもサンソーは仏の補助品種として知られ、単一で使うにはまず収量の制限をしないといけない。
と同時に、生育としては南アの気候に向いているそうです。

高い樹齢のものが多く南アに見られるという好条件があり、それを用いてさらに収量を制限する。
すると凝縮感、高品質、エレガントなワインができると。なるほどなぁ…。


ということで、サディのポフェイダーですが、
ラズベリー、ザクロ、バラ、梅みたいな香りがあって、香りの量が極めて多い。
ブルゴーニュグラスで楽しみたいくらい香りがムンムンと来る。

しばしば「南アのサンソーはすごいよ」ってKOZEは言ってるつもりなんですが、
あらためてかみ砕いて説明を受けて、かつトップ生産者のものを飲むと「うおおおおお」ってなりますね。

あとからアフリカー店主に聞いても「明らかにこれ(ポフェイダー)はすごかった」とのことでした。はい。



■サディファミリー トレインスプール 2019
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で、最後はサディのトレインスプール。
これはサディがティンタバロッカで作ったらどうなる?って感じでしたが、
ポフェイダーと比べるとちょっと全容がわかりにくい。

基本的には他の生産者と大きくは変わらない気もしますが、鉱物的なニュアンスが強く、より端正な印象を感じます。
わずかに茎のような青いニュアンスがあり、タンニンはやわらかめ。数年待つともっといいかなぁ。




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ということで合計10種類。

まだまだマイナーな南アというエリアで、かつマイナーな品種という特集。
マイナー×マイナーのかけ算ですが、非常に面白かったです。


繰り返しますが、KOZEが注目しているのは南アの単一サンソーでありまして、おそらくサンソー単一のワインは「南アフリカの」という言葉がついた上で、注目を浴びると思います。

理由としては、他国でKOZEが知る限り、あんまりマネしているところがない。
それと、これは南アの若手生産者が目指しているテーマだと思うんですが、「エレガント系に仕上がる」って点。この両面でウケると思うんですよね。



おまけとして、南アのサンソー。
KOZEが知る限りの良い感じのサンソーは以下です。ついでに書いておきます。

・ラール サンソー
・ヴァンロッゲレンベルグ ジェロニモ サンソー
・AAバーデンホースト ラムナグラス サンソー
・サディファミリー ポフェイダー





ということでアフリカーさんとても有意義でした。
ありがとうございました。

本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月31日

1月ももう終わり


タカムラさんのクリスタルム マバレル


マバレル ピノ ノワール [ 2019 ]クリスタルム ( 赤ワイン ) [S]

毎度毎度、入っては即消え、即消え。いまのうちにどうぞ。他のレアキュヴェは売り切れていました。



キュヴェ シネマ ピノ ノワール [ 2019 ]クリスタルム ( 赤ワイン ) [S]

シネマもあります



バッコスさんのロングリッジ キュヴェリカ ピノノワール 2017


ロングリッジ キュベ・リカ・ピノノワール [2017] 6009835630592【60001】【南アフリカ】【赤ワイン】【R106】【SA21】

この間17年ヴィンテージを飲んで異様に美味しかったので…




市場は18年に移行しているのでヴィンテージ確認のほど




ヴァンヴァンさんのクロ・デュ・モン・オリヴェ シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・イグレック 2016


【フランスワイン】【赤ワイン】シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・イグレック 2016クロ・デュ・モン・オリヴェ[フルボディー]

あと2本。6千円台。
麦ちゃん評価4.55点



ヴァンヴァンさんのパーリーゲーツピノノワール


【南アフリカワイン】【赤ワイン】クルーガー ファミリー・ワインズパーリー・ゲーツ ピノ・ノワール 2018[ミディアムボディー]

とりま南アの3千円前後のピノならこれ買っとけ銘柄。
こないだ飲んだらちょっと堅い。でも香りがやわらかくてキャッチー。
数本買っておくと半年先に良い感じになりそう。
おすすめ。



ホリックさんのサディファミリー ケープトゥニー 2008


ザ・サディ・ファミリー / ケープ・トウニー [2008] 375ml【甘口ワイン】

南アのカリスマ サディファミリーが作るポート風ワイン



ホリックさんのサディ ヴァイス・ホワイト


ザ・サディ・ファミリー / ヴァイス・ホワイト [2014]【白ワイン】

サディが作るオレンジワイン
シュナン・ブラン、パロミノ、ヴィオニエ、クレレット・ブランシュ、ヴェルデーリョ




ホリックさんのサディ ポフェイダー 2019


ザ・サディ・ファミリー / ポフェイダー[2019]【赤ワイン】

昨日試飲してよかったので…
南アのサンソー単一。梅とかバラみたいな香りがしてエレガントなサンソー。



うきうきさんのシャトーラグランジュ 2017


【6本以上ご購入で送料・代引無料】シャトー ラグランジュ 2017年 フレンチオーク樽100%&約20ヶ月熟成 メドック グラン クリュ クラッセ 公式格付第三級 AOCサン ジュリアン シャトー元詰Chateau Lagrange 2017 AOC Saint-Julien Grand Cru Classe du Medoc en 1855

本日15時まで4,980円税抜

今週のセール・気になったワイン情報まとめ 1月30日分

割田屋さんのボデガス・イ・ビニェードス・各種


デパウラ [2019] ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ

千円台前半でWA93点。品種はモナストレル。




ブエナ・ピンタ [2018] ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ

モラビア・アグリア 85%/ガルナッチャ 15%
2千円台前半。WA94点。




ペー・エフェ [2018] ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ

ボバル 100%。2千円台中盤。
WA95点。




ラ・エストレチャ [2018] ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ

3千円台なかば。WA96点。




うきうきさんの WA93点 プシー 2016


PSI プシー 2016年 手摘み100% テンプラニーリョ&ガルナッチャ 一部、ピングスで使用した仏産オーク樽で20〜22ヶ月熟成 ドミニオ デ ピングスPSI 2016 Bodegas-y Vinedos Arnaldo (Dominio de Pingus) D.O Ribera del Duero

3千円台。WA93点。





うきうきさんのトゥアリータ ジュスト ディ ノートリ 2017


ジュスト ディ ノートリ 2017年 トゥア リータ元詰 IGTトスカーナGiusto di Notri 2017 Tua Rita IGT Toscana

8千円台。WA96点。



去年試飲してます




ウメムラさんのマルセル・ダイス マンブール グラン・クリュ


マルセル・ダイス マンブール グラン・クリュ [2014]750ml

1.3万円。WA96点。




ウメムラさんのクメウリヴァー ハンティングヒル シャルドネ 2015


クメウ・リヴァー ハンティング・ヒル・シャルドネ [2015]750ml

飲み頃2017~2027年。そろそろ?
WA95点。6千円台。





アサヒヤワインセラーさんのヴォギュエ ボンヌマール 2018


[2018] Bonnes-Mares Grand Cruボンヌ・マール グラン・クリュ【 VOGUE ヴォギュエ 】

8万円台。




[2018] Musigny Grand Cru Cuvee Vieilles Vignesミュジニー グラン・クリュ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ【 VOGUE ヴォギュエ 】

12万円。



KAJIWARAさんの金雀 大吟醸


金雀 大吟醸 720ml

日本酒ですが。山口県の蔵元で、現地でしかなかなか買えないというレア酒。




おいしいですよ。




タカムラさんのクリスタルム マバレル


マバレル ピノ ノワール [ 2019 ]クリスタルム ( 赤ワイン ) [S]

毎度毎度、入っては即消え、即消え。いまのうちにどうぞ。他のレアキュヴェは売り切れていました。



キュヴェ シネマ ピノ ノワール [ 2019 ]クリスタルム ( 赤ワイン ) [S]

シネマもあります



ヴァンヴァンさんのクロ・デュ・モン・オリヴェ シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・イグレック 2016


【フランスワイン】【赤ワイン】シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・イグレック 2016クロ・デュ・モン・オリヴェ[フルボディー]

あと2本。6千円台。
麦ちゃん評価4.55点


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南アフリカ ドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019をテイスティング

南アフリカのワインです。
ドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019をテイスティングしました。

ドルニエは南アフリカのステレンボッシュ地区にあるワイナリー。
ドイツ人オーナーであるクリストフ・ドルニエ氏により1995年に設立。現在は、息子のラファエル・ドルニエ氏が運営をしています。飛行機のメーカーとしても著名な一家です。

ドルニエがリリースするワインのうち、いくつかのラベルには人の顔の横顔が描かれていますが、このロゴは創設者のクリストフ・ドルニエ氏による作品。彼は画家としても知られるようです。
頭に乗っているのはヘビではなく「2羽の鳥」でして、ギリシャ神話の「レダと白鳥」をモチーフにしているようです。

トップレンジはCMDというマルベック主体のワイン。日本は未輸入。アッパーレンジとして「ドゥナトゥス」という銘柄の赤白があります。


本日はドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019。
標高230m、樹齢30年以上の古木。フレンチオークの古樽で発酵。


こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。





ワインサーバーの概略は動画を作りましたのでご覧ください。


■ドルニエ・ムードナルスクルーフ・シュナンブラン 2019
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香りを嗅ぐと、樽使いが豊かです。
率直に言うとハチミツのような甘さ。
蜜入りリンゴや桃などが想起されます。


口に含むと、若干ですが、青草っぽい香りがあるように感じました。
シュナンブランなのですが一瞬「ソーヴィニヨンブランっぽいかも」と思ったくらい。
若いからですかね。

と同時に、あまりドライな・ほろ苦さを感じる感覚はなく、口中にはハチミツのような含み香が広がります。
ドスッとはちみつ、桃や花梨、マーマレードのような暖色系の果実みが広がります。


余韻に行くほど、やわらかさや甘い香りが感じられます。
総じて、ふくよかな印象を受けるシュナンブランに感じます。


さて、過去のヴィンテージから総じてこの傾向かなと。
「ふくよか・やわらかい」という印象を受けるシュナンブラン。
特に樽香に起因するのかわかりませんが、はちみつっぽい香りが豊か。

シュナンブランに良く感じる強い酸も覆うような印象がありますので、特に酸があまり得意でない方や、南ア シュナンブランの初めてにちょうどいいかもしれない。

定価は3千円ちょっとですが、アフリカーさんで2千円台に入るのもグッドかと思います。
参考になった試飲でした。


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ドルニエ ムードナルスクルーフ シュナンブラン 2019 Dornier Moordenarskloof Chenin Blanc 【南アフリカワイン】【白ワイン】





アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日

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南アフリカのノンアルコールワイン カプリースNVを飲む

南アフリカの「ノンアルコール」スパークリングワインです。
ヨンカー・ワインズ カプリースを再び飲みました。

Jonkheer(ヨンカー)社は南アフリカ・ロバートソン地区に位置する4世代に渡る家族経営のワイナリーです。
シャルドネとマスカット作ったワインからアルコールを抜いた、ということで表記は0.0%アルコール。
日本のノンアルコールビール表記は「0.00%」で第三位表記までされてるのですが、この辺りはちょっと未確認です。

ただ、以前は0.3%アルコールが残ってたのをリニューアルして0.0%にしたと言うことですから、取り急ぎ休肝日などにいけそうですね。


■カプリースNV
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色調はほぼ透明でほんのり緑がかった感じ。

香りは、率直には「モスカート??」と思うような香り。
レモンやリンゴ、マスカットのような香り。

いわゆるイタリアの「アスティ」に近いような香り立ちがあります。

口に含むと、リンゴやレモン。キャンディのような甘い印象。
泡立ちは粗さがあり、持続性は感じられません。炭酸飲料らしい泡の立ちかた。

過剰に甘くなく、どこか果皮感のあるほろ苦さ。
またリンゴやレモンのような酸味も感じられ、どこか、べたべた甘すぎないすっきりさがある点は好印象。


十分美味しいんじゃないでしょうか。

シャルドネとマスカットのブレンドなわけですが、
1,400円くらいで楽しめる「なんちゃってアスティ」であります。
香りだけ嗅ぐと、「あれ?これモスカートだよね?」という感覚までは到達できるので立派なものです。
甘口のすっきりスパークリングワインがお好きな方にぜひどうぞ。


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カプリース【南アフリカスパークリング】【ノンアルコール】


アフリカーさんで1,200円


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