昨日はa2 by アフリカーさんの南アフリカワイン試飲会に行ってきました。
写真は一部のみですが、合計で18種類。
会費2,500円(税抜)で、ワインの中には5千円、8千円、1万円クラスまで。
目玉としては
・シモンシッヒ、モーゲンスター、ランゼラックの新キュヴェ登場
・高額南アフリカシラー(シラーズ)飲み比べ
ですね。
まずシモンシッヒ。
今年に入ってGSAジャパンさんに輸入元が移りました(当時はオエノンが仕入れていました)
もともと凄く良いスパークリングワインの生産者。
今回のキュヴェロワイヤルはシモンシッヒの上位キュヴェです。
■シモンシッヒ カープスヴォンケル キュヴェロワイヤル 2014
5,500円(税抜)
熟したリンゴ、トーストのような香ばしい香りがあり、
多層感を感じることが出来ます。
5千円クラスにはなるものの、香りの要素ごとのボリュームが大きく、
とても良い印象のスパークリングワインです。
白眉だったのは、ランゼラック ミセスイングリッシュ シャルドネ 2019
6,000円のシャルドネ。
豊満で香りの要素が多く、質も大きい。
カリン、バター、石灰質のような香りが豊かでまぁ、輸入元さんの受け売りですけど「シャサーニュっぽい香り」気がします。
強いて言えば、酸のテクスチャがもう一声という気がします。
後味がやわらかい。アメリカっぽさもあるかも。
が、このワイン上代6千円と言うことでその価値はあります。
非常に納得感のあるシャルドネ。
ランゼラックはピノタージュは通常版をまず飲みました。
カノンコップ的なスタイル。果実味しっかり。
ピノタージュは最上位キュヴェを飲ませてもらいました。1.5万円ですって。
香りがシダーウッドのような香りがあり、口当たりはなめらか。
南アって香りをぶん回すタイプでなく、
上位キュヴェほど、絹みたいななめらかな舌触りが出ますね。
個人的には熟成を待たずして、今くらいに飲んじゃうのが良い印象でした。
赤はシラーズの飲み比べが秀逸と言うことで、
個人的にぶっ刺さりなのはボッシュクルーフ エピローグシラー。
8,900円。ティムアトキンMW98点。
抜栓は前日夜とのことで北ローヌらしいスミレの花のイメージ。
白コショウや少し鉱物的な印象も感じます
過去何度か飲んでいる中で、ボッシュクルーフは、毎度毎度毎度、正直「かったい!」という印象が強かったのですが、ようやく良さがわかってきた気がします。
確か16年ヴィンテージの輸入元再入荷はなかったと思います。
なんだよ、今になった美味いなんてずるいよ。個人的な今日一番はこのワイン。
あとはストークシラーズとグラベルヒルシラーズの飲み比べ。
まずはストーク。13,000円(本体)
端的に言えば、ストークがコートロティ。石っぽさ。
グラベルヒルシラーズ。15,000円。
これ花崗岩質?よりどっしりした果実み、毛皮っぽい野生の香りが強くあります。
いずれも特徴が出ていて、かつ棲み分けが出来ていていいですね。
が、個人的な尺度が、華やかな冷涼系シラーが好みではありますので、
この中ではエピローグシラーが最も好きでした。
完全に方向性の違いというか、この辺は好みの問題かな。
おまけで最後は海底熟成サブリナ。
伊豆沖で熟成させたというワインですが、ワインそのものは南アフリカのシラーズです。
ACT1=2011年ヴィンテージ。クルーフというワイナリーのシラーズ。
ACT2=2016年ヴィンテージ。グレースヴィンヤードというワイナリーのシラーズ。
正直に言えば、2011の方は少し内向的というか
若干、果実みの抜け感が出てきました。
熟成香も控えめで、石のような鉱物的な香りのみが残っています。
で、最新版のACT2は良い感じです。
海底熟成ゆえか、タンニンはまろやか。
樽香もロースト、ミルクチョコ・モカ感のある甘やかなものがあり、
とても親しみがあります。
これはなんか売れそうな気がするなぁ。納得みがありました。
ということでまとめとなりますが
・やっぱり高額のシラーは美味い
・シャルドネの新キュヴェが白眉
・海底熟成ワインの最新版はとてもキャッチーでプレゼント向け
という感じでまとめたいと思います。
会費で考えると大変満足度高い試飲会でした。
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Follow @kozewine
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写真は一部のみですが、合計で18種類。
会費2,500円(税抜)で、ワインの中には5千円、8千円、1万円クラスまで。
目玉としては
・シモンシッヒ、モーゲンスター、ランゼラックの新キュヴェ登場
・高額南アフリカシラー(シラーズ)飲み比べ
ですね。
まずシモンシッヒ。
今年に入ってGSAジャパンさんに輸入元が移りました(当時はオエノンが仕入れていました)
もともと凄く良いスパークリングワインの生産者。
今回のキュヴェロワイヤルはシモンシッヒの上位キュヴェです。
■シモンシッヒ カープスヴォンケル キュヴェロワイヤル 2014
5,500円(税抜)
熟したリンゴ、トーストのような香ばしい香りがあり、
多層感を感じることが出来ます。
5千円クラスにはなるものの、香りの要素ごとのボリュームが大きく、
とても良い印象のスパークリングワインです。
白眉だったのは、ランゼラック ミセスイングリッシュ シャルドネ 2019
6,000円のシャルドネ。
豊満で香りの要素が多く、質も大きい。
カリン、バター、石灰質のような香りが豊かでまぁ、輸入元さんの受け売りですけど「シャサーニュっぽい香り」気がします。
強いて言えば、酸のテクスチャがもう一声という気がします。
後味がやわらかい。アメリカっぽさもあるかも。
が、このワイン上代6千円と言うことでその価値はあります。
非常に納得感のあるシャルドネ。
ランゼラックはピノタージュは通常版をまず飲みました。
カノンコップ的なスタイル。果実味しっかり。
ピノタージュは最上位キュヴェを飲ませてもらいました。1.5万円ですって。
香りがシダーウッドのような香りがあり、口当たりはなめらか。
南アって香りをぶん回すタイプでなく、
上位キュヴェほど、絹みたいななめらかな舌触りが出ますね。
個人的には熟成を待たずして、今くらいに飲んじゃうのが良い印象でした。
赤はシラーズの飲み比べが秀逸と言うことで、
個人的にぶっ刺さりなのはボッシュクルーフ エピローグシラー。
8,900円。ティムアトキンMW98点。
抜栓は前日夜とのことで北ローヌらしいスミレの花のイメージ。
白コショウや少し鉱物的な印象も感じます
過去何度か飲んでいる中で、ボッシュクルーフは、毎度毎度毎度、正直「かったい!」という印象が強かったのですが、ようやく良さがわかってきた気がします。
確か16年ヴィンテージの輸入元再入荷はなかったと思います。
なんだよ、今になった美味いなんてずるいよ。個人的な今日一番はこのワイン。
あとはストークシラーズとグラベルヒルシラーズの飲み比べ。
まずはストーク。13,000円(本体)
端的に言えば、ストークがコートロティ。石っぽさ。
グラベルヒルシラーズ。15,000円。
これ花崗岩質?よりどっしりした果実み、毛皮っぽい野生の香りが強くあります。
いずれも特徴が出ていて、かつ棲み分けが出来ていていいですね。
が、個人的な尺度が、華やかな冷涼系シラーが好みではありますので、
この中ではエピローグシラーが最も好きでした。
完全に方向性の違いというか、この辺は好みの問題かな。
おまけで最後は海底熟成サブリナ。
伊豆沖で熟成させたというワインですが、ワインそのものは南アフリカのシラーズです。
ACT1=2011年ヴィンテージ。クルーフというワイナリーのシラーズ。
ACT2=2016年ヴィンテージ。グレースヴィンヤードというワイナリーのシラーズ。
正直に言えば、2011の方は少し内向的というか
若干、果実みの抜け感が出てきました。
熟成香も控えめで、石のような鉱物的な香りのみが残っています。
で、最新版のACT2は良い感じです。
海底熟成ゆえか、タンニンはまろやか。
樽香もロースト、ミルクチョコ・モカ感のある甘やかなものがあり、
とても親しみがあります。
これはなんか売れそうな気がするなぁ。納得みがありました。
ということでまとめとなりますが
・やっぱり高額のシラーは美味い
・シャルドネの新キュヴェが白眉
・海底熟成ワインの最新版はとてもキャッチーでプレゼント向け
という感じでまとめたいと思います。
会費で考えると大変満足度高い試飲会でした。
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