ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2020年09月

カサレナ シングルヴィンヤード オーウェン シャルドネ 2018をテイスティング

アルゼンチンのワインです
カサレナ シングルヴィンヤード オーウェン シャルドネ 2018をテイスティングしました

生産者はカサレナ ボデガ イ ヴィニェドスってところで2020年に日本に輸入された生産者。

輸入元は北山商事で、水天宮前「a2 by アフリカー」の実店舗の共同経営者の一人が輸入している会社さんです。
アフリカーさんの販売形態としては、アルゼンチンワインはアフリカー直輸入ではなく北山商事輸入、アフリカー仕入れおよび販売、という位置づけの様です。

今回のカサレナ オーウェン シャルドネはアルゼンチン ルハンデクージョのオーウェンという畑より。
標高960m、植樹は1930年。
収穫は手摘みで3回に分け、発酵前コールドマセラシオン、野生酵母を用いて発酵。50%はフレンチオーク樽で、残りはステンレスタンクで発酵。マロラクティック発酵あり。熟成はフレンチオーク(新樽100%)で12ヶ月。


こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。





ワインサーバーの概略は動画を作りましたのでご覧ください。


■カサレナ シングルヴィンヤード オーウェン シャルドネ 2018
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輸入元定価5,500円(税込)

色は澄んでいて、グリーンがかったレモンイエロー。
ディスクはやや厚め。粘性あり。


香りは桃やパパイヤのようなトロピカルフルーツ。
グレープフルーツのようなほろ苦いイメージも。
若干、海っぽいヨード香を感じます。
パンのトーストしたような樽の香ばしい香りも。


口に含むと、リンゴやパッションフルーツ。
若干香りで感じたヨード香に紐づくかのような塩味。
グレープフルーツのようなほろ苦さがあり、酸とドライさが混在しています。
木質的なニュアンスなど。

苦みもしっかりとあるものの、果実のボリューム感はやや控えめ。
樽の香ばしい香りに包まれていますが、割と冷涼な印象を受けなくもありません。


余韻はカスタードクリームのような甘い香りにカラメル。
トーストっぽい香り。


口に入れたときのパンチが弱めで、中盤から後半にかけて香りが膨らんでくる印象です。
ゆえに余韻も長く、どちらかというと大ぶりなグラスで楽しみたいワインという感じです。

あまりこう、新世界ガツーンという感覚は個人的にはなくて、
どっちかというと端正な印象を受けました。

参考になった試飲でした。


アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


南アフリカ ミヤルスト ルビコン 2015をテイスティング

南アフリカのワインです。
ミヤルスト ルビコン 2015をテイスティングしました。

ミヤルストは南アフリカでは大御所のワイナリーの一つ。
設立は1756年。ミパーフ家によって8代続き250年以上の間受け継がれています。

ブドウの栽培面積は110ha。カベルネ・ソーヴニョン、カベルネ・フラン、メルロ、ピノ・ノワール、シャルドネなどの国際品種を植えています。
フラグシップは赤ワインの「ルビコン」。南アのボルドーブレンドといえば、という名の筆頭に上がることもしばしばあり、当時ムートンロートシルトで働いたオーナーが生み出したとされる1本です。

ワインのリリースはすべて自社葡萄(エステート版)としてリリースされます。
本日はフラグシップのボルドーブレンド「ルビコン」です。
カベルネソーヴィニヨン61%、メルロー23%、カベルネフラン12%、プティヴェルド4%のブレンド。

過去、改装前の銀座の名門フレンチ「ロオジエ」にもオンリストされていたとのこと。



■ミヤルスト ルビコン 2015
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グレッグシャーウッドMW評97+点の高評価。

色はエッジに黒を帯びたガーネット。粘性は強くアルコールは高いことがうかがえます。

香りはローストしたような香りが色濃く感じられます。
チョコやコーヒーのようなビター感・ロースト感。
果実はブラックベリーやカシス。黒系の果実味が主体。
香りからして、どっしりとビター。


口に含むとブラックベリーのような果実味。
ブルーベリーキャンディのような味わいも。

香りよりは果実感がしっかりと感じられます。
木質的な香りのほか、ロースト香が口中でも主張的。

タンニンが舌にドシッと乗るような感覚。舌は乾くほど。

余韻はコーヒーのようなロースト香。
ブルーベリーのような果実味が残ります。


率直に言えば、閉じている印象が強く、また樽のニュアンスも強い。
タンニンどっしり、パワフル、硬派。


以前試飲したときは、たまたま開いていたのか、もうちょい近寄りやすかったんですが、
こちらは抜栓して間もなかったというの待って結構忍耐がいりそう。

自宅で飲むにしても2~3日かかるのかな。
持ち込みとか、何かの会でスポンと開けてさあ南アの名門ですよと言っても全然ポテンシャル発揮できないような気もします。

南アのムートンと呼ばれる所以はやはりそのパワフルさ。
あんまり青っぽさや土っぽさがなく、ローストしたような香りが強い。
モダンなつくりとは思いますが、お持ちの方は数日に分けて楽しむのがよさそう。

参考になった試飲でした。

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ミヤルスト ルビコン Meerlust Rubicon 2015 【南アフリカワイン】【赤ワイン】


アフリカーさんの4千円台はお値打ち。4千円台と思えない密度と風格。


アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日



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本日のセール・気になったワイン情報まとめ 9月28日分


amazonのサブリナ ギフトボックス入り


海底で熟成されたワイン - SUBRINA ACT1【ギフトボックス入り】2011 ボトルの刻印なし 赤 シラー フルボディ 750ml


2011年のクルーフワイナリーという南アのシラーズを詰め、
7カ月伊豆沖で海底熟成させたというワイン。ギフトボックス入り。

これが第一弾で、まもなく第二弾に移行。
ボトルの「サブリナ」の刻印がないバージョンだそうですが、贈答用とかネタようなら全く問題ないでしょう。


RUNTREさんのパープル・レイン


パープル・レイン 【紫ワイン】 【Purple Reign】雫ワイン しずくワイン ★10月15日より発送開始

バタフライピーかなんかを混ぜて紫色になったワイン。
品種はセミヨン、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ。産地はオーストラリアだそうです。
飲み会の話題用にどうぞ。



割田屋さんのエールダルジャン 2016


エール・ダルジャン [2016]

お値打ち感あり。1万円ちょっと。




割田屋さんのマチルド・エ・イヴ・ガングロフ コンドリュー 2018


コンドリュウ [2018] マチルド・エ・イヴ・ガングロフ

北部ローヌの生産者。過去別ヴィンテージを飲んで美味かった記憶があります。




YANAGIYAさんのアルヘイト ハイルクランス 2018


アルヘイト シュナン ブラン "ハイルクランス(スカーフバーグ)" シトラスダルマウテン [2018] (正規品) Alheit Chenin Blanc Huilkrans [白ワイン][南アフリカ][スカーフバーグ][750ml]


希少キュヴェ。エリアは、サディファミリーでおなじみ「スカーフバーグ」です。
サディが3区画をブレンドしているのに対して、アルヘイトは「オウダム」なる単一の畑から選定。

ティムアトキンMW評97点、ヴィノス97点。



CAVE de L NAOTAKAさんのルチェンテ 2016


ルチェンテ 750mlルーチェ デッラ ヴィーテ 2016[Luce Della Vite][ルーチェ][赤]

リカマン系列のお店です。3千円台。安い。



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南アフリカ ボッシュクルーフ カベルネ・メルロー 2018をテイスティング

南アフリカのワインです。
ボッシュクルーフ カベルネ・メルロー 2018をテイスティングしました。

ボッシュクルーフは南アフリカステレンボッシュ地区のワイナリー。
設立は1998年、ファーストヴィンテージは2002年。

オーナー兼セラーマスターはジャック・ボーマン氏。
南アフリカのシモンシッヒのアシスタント、ラ・モッテのワインメーカー、そしてルパートロートシルトのプロダクションディレクターを担当したのちに独立する形でこのボッシュクルーフに注力しているようです。

現在のワインメイクはその息子のリーネンボーマン氏が2010年から務めています。

主にはシラーの生産に意欲的でありますが、シャルドネのほかボルドーブレンドに用いられるブドウも生産したりと幅広く行っています。


ティムアトキンMWによる南アフリカワイン格付けは1級に位置しています。
「エピローグ」というシラーがフラグシップ。
本日はエントリークラスのカベルネソーヴィニヨン、メルローのブレンド。
カベルネソーヴィニヨン60%、メルロ40%、WOステレンボッシュ。



■ボッシュクルーフ カベルネ・メルロー 2018
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輸入元定価2,000円。

色は透けないほどのガーネット色。
ディスクは厚め、粘性強め。アルコール度数は外観では高く見えます。

香りはカシスのような紫系の果実。またチェリーのような赤系の果実も。
緑黄色野菜のピーマンのような青っぽさ、コショウのようなスパイス。

口に含むと、果実はカシス。バニラのような甘い樽香、ポテチみたいな香ばしい樽香。
緑黄色野菜のピーマンっぽい青さ。

全体的にまだ若々しく、果実味がしっかりとありながらも青っぽさも主張的にあります。
収縮性のあるタンニンを口中に感じます。


余韻はカシスのような果実、コショウのようなスパイス。


果実みがしっかりとありスパイシー。
甘さも感じずしっかりと渋みがあり、バシッとした印象を感じます。

WOステレンボッシュですが、土臭い印象はなかったです。
ボッシュクルーフは上位クラスの「コンクルージョン」などを飲んだ時も思ったのですが、南ア特有の土っぽさは少なく、どっちかというとアメリカ・新世界っぽいモダンな果実味どっしりなスタイルな気がするかなと。

2千円上代、という前提であればお値打ちに思います。参考になった試飲でした。


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ボッシュクルーフ カベルネ・メルロー 2018 Boschkloof Cabernet Sauvignon / Merlot【南アフリカワイン】【赤ワイン】



アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日

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南アフリカ ライクス タッチオブオーク ピノタージュ 2014をテイスティング

南アフリカのワインです。
ライクス タッチオブオーク ピノタージュ 2014をテイスティングしました。

ライクスは南アフリカのタルバッハに位置するワイナリー。
スワートランド地区よりもやや内陸寄りにある地域です。

オーナー兼栽培家であるネヴィル・ドリントン氏による設立で
1996年のワイナリー設立、ファーストヴィンテージは2000年です。
135ヘクタールという大きな敷地を持ちますが、栽培面積は36ヘクタールほど。
2.4万ケースの年間生産量で一定の規模感があるワイナリーです。

栽培こそはカリニャンやグルナッシュノワールなども手掛けているようですが、
レーベルとしてのリリースはシュナンブラン、ピノタージュ、シラーズの3品種に特化しています。

ということで、本日はピノタージュのカジュアルクラス。
「タッチオブオーク」のワイン名の通り、樽熟成のピノタージュです。

WOタルバッハ。
夜間で手摘み収穫。発酵前に48時間の低温浸透をし色素・果実味を抽出。ピジャージュ(手による攪拌、果帽を沈める)は1日に3回。発酵が終了する前に果皮を優しくプレスし、樽にてマロラクティック発酵。熟成は、フレンチオーク樽(2年使用:25%、3年使用:50%、4年使用:25%)にて16か月間。さらにセラーにて瓶熟成4年経過してからリリース。


こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。





ワインサーバーの概略は動画を作りましたのでご覧ください。


■ライクス タッチオブオーク ピノタージュ 2014
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輸入元定価3,000円。

色はやや赤みを感じるほどのルビー色。
粘性が感じられ外観はカベルネソーヴィニヨン的な色調。アルコール度数は高めに見えます。

香りは、すごい樽です。
ややドライプルーンのような果実の香り。
バニラ、コーヒー、ロースト香が強くあります。

口に含むと、カシスやブルーベリーのような紫系の果実味が主体。
口に入れたときのアタックはやわらかいように思います。
コショウのようなスパイス感がありますが、タンニンは穏やか。
舌の上で、収縮するような感覚も感じないおおらかなつくりだと思います。

余韻はカシスのような果実。バニラの様な香りが感じられます。


こちらブラインドで出されたのですが、色調なども見て
「樽の効いたアメリカのカベソー?」と内心思ったのですが、さっぱりわかりませんでした。
樽がしっかりきいていて香りのインパクトあり。

見分け方としてはタンニンが舌にピリピリ残らない、舌を収縮するような感覚がないので、カベソーは外すべきでした。
うーん、ブラインドで出されるとそういう品種あて感に頭が回っちゃいますね。


で、ワイン単体と見たときはとてもキャッチーです。
バニラとかなんて言うんでしょう、バニラがけのポテチ?みたいな甘く香ばしい香りがあって、漠然と「おいしそう」な香りがします。

3千円という値付けから見ると、本格感は控えめ。
カジュアルなシーンに向きそうなワインだと思いました。

参考になった試飲でした。


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ライクス ピノ・タージュ タッチ・オブ・オーク 2016 RIJK'S Pinotage Touch Of Oak【南アフリカワイン】【赤ワイン】





アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


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