南アフリカのワインです。
ポールクルーバー リースリング 2018を再度テイスティングしました
ポールクルーバーは南アフリカの中でも冷涼産地である「エルギン」に位置します。
農家としての歴史を持ち、120年という長い経歴をリンゴ園として運営しています。
ワイナリーとしての歴史は20年。ネダバーグというワイナリーにブドウを卸していた所、ポールクルーバー社のブドウが妙に品質が良いということで評判になったそうです。
現在の醸造家のアンドリュース氏がポールクルーバー家の長女と結婚し、ネダバーグからポールクルーバーに移ってきます。これがワイン造りのスタートとのこと。
現在ポールクルーバー社は、ティムアトキンMWによる南アフリカワイン格付けにおいて、2013年の格付け開始から「第1級」と称されています。格付け初年度から1級を維持しているのはわずか4ワイナリーのみ。
日本には1999年から輸入が開始されており、海外への輸出としてはイギリスに次いで日本が2番目に輸出を開始した輸出国のようです。
社会貢献なども合わせて行っているワイナリーであり、年に1回、チャリティを目的としたポールクルーバー主催による野外コンサートの開催や、黒人の労働環境の改善を目的とした「タンディ」レーベルなど社会貢献的なワイナリーも運営しています。
上位キュヴェに「セブンフラッグスピノノワール(ざっと7千円台)」そして、ミドルレンジに「エステート」版。さらにエントリーキュヴェとして「ヴィレッジ・ピノノワール(2千円ちょい)」があります。
本日は「リースリング」の2018年です。
従前、ドライエンカウンター、クローズエンカウンターという2種のリースリングがありましたが、1種類に統一。あわせて、ゲヴェルツトラミネールも廃止されています。
ゲヴェルツの終売の理由は「国際的な需要がリースリングの方があるから」って過去輸入元さんが言っていたような気がするのですが、なんにしても残念。さて、わざわざ2種のリースリングを1本に統一し、さらにゲヴェルツまで辞めたリースリングはいかなるものか。
■ポールクルーバー リースリング 2018

輸入元定価2,700円。ティムアトキンMW評93点。
香りはリンゴやマスカットを思わせるような清涼な香り。
特にリンゴのようなフレッシュな果実のイメージ。少し未熟なリンゴの青みが買ったイメージ。
また少しペト香を感じる石油っぽいオイルのような香りもあるように思います。
口に含むと甘さを豊かに感じます。
青リンゴやマスカットの果実のイメージ。
リンゴに似た少し酸っぱみを感じる酸があり、甘さと相まってメリハリを感じる味わい。
ベタベタと甘くありません。キレがある印象です。
ゆえに、洗練された、シャープな、という言葉を感じる味わいです。
甘くてフレッシュ。親しみやすい味わいだなというのは前回試飲したときと変わらない印象。
前回はあまりぺトロール香っぽいオイリーな印象は少なかったのですが、この日はその印象がちょっと強め。
ただ、基本的にはりんごの果汁みたいな甘くさっぱりとした酸があるつくりで好印象。
飲み飽きない、透き通った印象を持つタイプのリースリングです。
もともとクローズエンカウンターリースリング、ドライリースリングを販売したころは、あまりポールクルーバーのリースリングってピンとこなかったのですが、この統廃合された18年のリースリングは非常に良い印象のワインです。
ティムアトキンMW93点っていうと結構たいそうな感覚がありますが、もっとカジュアルなタイプかなと。ワインの初心者の方にももれなく受けそうなタイプのワインです。おすすめです。

ポールクルーバー エステート リースリング 2018 【南アフリカワイン】Paul Cluver Estate Riesling
まだ売ってるところ少ないのでアフリカーさんからどうぞ。
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ポールクルーバー リースリング 2018を再度テイスティングしました
ポールクルーバーは南アフリカの中でも冷涼産地である「エルギン」に位置します。
農家としての歴史を持ち、120年という長い経歴をリンゴ園として運営しています。
ワイナリーとしての歴史は20年。ネダバーグというワイナリーにブドウを卸していた所、ポールクルーバー社のブドウが妙に品質が良いということで評判になったそうです。
現在の醸造家のアンドリュース氏がポールクルーバー家の長女と結婚し、ネダバーグからポールクルーバーに移ってきます。これがワイン造りのスタートとのこと。
現在ポールクルーバー社は、ティムアトキンMWによる南アフリカワイン格付けにおいて、2013年の格付け開始から「第1級」と称されています。格付け初年度から1級を維持しているのはわずか4ワイナリーのみ。
日本には1999年から輸入が開始されており、海外への輸出としてはイギリスに次いで日本が2番目に輸出を開始した輸出国のようです。
社会貢献なども合わせて行っているワイナリーであり、年に1回、チャリティを目的としたポールクルーバー主催による野外コンサートの開催や、黒人の労働環境の改善を目的とした「タンディ」レーベルなど社会貢献的なワイナリーも運営しています。
上位キュヴェに「セブンフラッグスピノノワール(ざっと7千円台)」そして、ミドルレンジに「エステート」版。さらにエントリーキュヴェとして「ヴィレッジ・ピノノワール(2千円ちょい)」があります。
本日は「リースリング」の2018年です。
従前、ドライエンカウンター、クローズエンカウンターという2種のリースリングがありましたが、1種類に統一。あわせて、ゲヴェルツトラミネールも廃止されています。
ゲヴェルツの終売の理由は「国際的な需要がリースリングの方があるから」って過去輸入元さんが言っていたような気がするのですが、なんにしても残念。さて、わざわざ2種のリースリングを1本に統一し、さらにゲヴェルツまで辞めたリースリングはいかなるものか。
■ポールクルーバー リースリング 2018

輸入元定価2,700円。ティムアトキンMW評93点。
香りはリンゴやマスカットを思わせるような清涼な香り。
特にリンゴのようなフレッシュな果実のイメージ。少し未熟なリンゴの青みが買ったイメージ。
また少しペト香を感じる石油っぽいオイルのような香りもあるように思います。
口に含むと甘さを豊かに感じます。
青リンゴやマスカットの果実のイメージ。
リンゴに似た少し酸っぱみを感じる酸があり、甘さと相まってメリハリを感じる味わい。
ベタベタと甘くありません。キレがある印象です。
ゆえに、洗練された、シャープな、という言葉を感じる味わいです。
甘くてフレッシュ。親しみやすい味わいだなというのは前回試飲したときと変わらない印象。
前回はあまりぺトロール香っぽいオイリーな印象は少なかったのですが、この日はその印象がちょっと強め。
ただ、基本的にはりんごの果汁みたいな甘くさっぱりとした酸があるつくりで好印象。
飲み飽きない、透き通った印象を持つタイプのリースリングです。
もともとクローズエンカウンターリースリング、ドライリースリングを販売したころは、あまりポールクルーバーのリースリングってピンとこなかったのですが、この統廃合された18年のリースリングは非常に良い印象のワインです。
ティムアトキンMW93点っていうと結構たいそうな感覚がありますが、もっとカジュアルなタイプかなと。ワインの初心者の方にももれなく受けそうなタイプのワインです。おすすめです。

ポールクルーバー エステート リースリング 2018 【南アフリカワイン】Paul Cluver Estate Riesling
まだ売ってるところ少ないのでアフリカーさんからどうぞ。
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