ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2019年09月

南アフリカ シティ・オン・ア・ヒル ホワイトをテイスティング

南アフリカのワインです。
シティ・オン・ア・ヒル シュナンブラン 2017をテイスティングしました。

南アフリカの若手生産者の注目株であるのが「デイヴィッドナディア」。
南アで最もエキサイティングな産地であるスワートランドを拠点として、古木を主体としたエレガントなワインメイクでメキメキ頭角をあらわした生産者です。

さて、シティ・オン・ア・ヒルはそんなデイヴィッドの一番弟子にあたります。
2015年に一番弟子・アシスタントのアンドレ氏は自身のワインレーベルとしてこのシティ・オン・ア・ヒルを設立。拠点は師匠同様スワートランド。エリアはパールデバーグ。

すでにプラッターズガイド星5つを獲得している生産者で、おそらくですが、今後大きく注目されるはずです。ティムアトキン格付け5級。

確認できているのは白のブレンド、シュナンブラン単一、マスカットオブアレキサンドリア単一、そしてレッド(シラー)です。日本の輸入は白ブレンドとシュナン単一まで。



本日は白のブレンド。
シュナンブラン、ヴィオニエ、マスカットオブアレキサンドリアの3品種。
スワートランド、パールデバーグの標高200-350mの畑の樹齢35年の古木のブドウを使用。発酵は、テロワールを忠実に表現するために古樽で天然発酵。発酵が終わると4年目の古樽に移して10ヶ月熟成。無ろ過で瓶詰め。

輸入元はマスダ
参考:シティ オン ア ヒル・ホワイト - マスダの南アフリカワイン専門店


■シティ オン ア ヒル・ホワイト 2017
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輸入元価格は4,200円。
香りは石の様なキャラクター。
ライムのような柑橘のイメージが感じられます。
果実は桃が主体。これも上位キュヴェ同様、モンブランのような香ばしい香り。
またミルクのような甘い香りが感じられます。

口に含むと、桃やカリンのような果実のイメージ。
酸のテクスチャがしっかりと感じられライムを想起させます。
石のようなキャラクターが顕著にあり、貝出汁のような旨味寄せのワイン。


余韻はライムのような酸、桃、カリンなどのイメージが残ります。


さて、アリスタルゴスを想起させるようなきれいなタイプのワイン。
ボリュームやインパクト押しであればシュナンブラン単一。
こちらはそれに酸やスマートな体躯、石のようなキャラクターが重なった系統。

シュナンブラン単一とホワイトブレンド、どっちが個人的に好きかというとホワイトブレンドの方がメリハリが効いてて好きです。
が、この辺りは好みが分かれそう。

一度、師匠(デイヴィッドナディア)と合わせて飲み比べなどで楽しんでみるべきかと思います。
コレはとても良かったです。




シティ・オン・ア・ヒル・カンパニー "ホワイト" スワートランド [2017] (正規品) City on a Hill White

YANAGIYAさんベタ褒め




そのほかの記事










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ラフィネ主催 南アフリカ生産者来日「NOMIKAI(飲み会)」イベントに行ってきた

先日は南アフリカワイン輸入元のラフィネ社が主催する「NOMIKAI(飲み会)」と称したイベントに行ってきました。

・南アフリカから著名生産者が来日(クリスタルム、アルヘイト、サディなど)
・一般入場可能、輸入元もOKという何でもありの会
・予約不要、最終入場時間21:30のみ指定。入場時間自由(19:30開始〜22:00終了)
・会費3,000円。ワインのみ飲み放題。軽食付きビールは別途料金。
・開催地区は渋谷

ということで、会場に着くとなんと50人くらいでしょうか。
たくさんの人がいらっしゃいました。

輸入元さん曰く「ラフに告知したら予想以上に多くの人に来てもらってビックリ」だそうです。
まぁ、確かに予約不要でOKだぜって言われたらこうなるよね。

ちなみにKOZEさん全く英語できないので、「うわぁ、サディに色々聞きたいなぁ」「うわぁ、レストレスリバーの人だ、すげえ」とかふらふらしてました。


ちょっと今回はもういっそのことワインはどうでもいいんじゃないか、という気もしたんですが、いつもの悪い癖でワインの方ばかり見てました。
次回はやり方変えます。21種中15種類、ガーッと飲んでガーッとメモ取って帰りました。


とりあえず、良かったワインだけ記載します。





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まず良かったのがラールのサンソーの2016年です。
市場は2017年ヴィンテージにすでに移行しています。17年がティムアトキンMW評95点ということで、個人的にボトルでも買ってるんですが、ナツメグみたいな香辛料の香りがしてちょっと気難しかったんですよね(おいしいですけど)
16年がタイミング的にもいい感じ。

16年はスミレみたいな香りがして、とっても華やかでエレガントな香りがします。
「うわ、1年でこんなに変わるのか。超華やか。うまいわ、うまい。」と言って感動してました。


2016 サンソ‐ 生産者 ラール 【南アフリカ】【赤ワイン】

売ってるところは在庫がまだありますね。





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クリスタルムのジアグネスシャルドネは2018年ヴィンテージです。
まだこれは荒々しい。パインとか小麦の香りがして樽と酸がガツガツしている。
特筆すべきはダレた感じが全くなくて、密度もしっかり感じるところ。
とりあえず数本買って2年待ちたいところ。さすがはクリスタルム。




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ソーンドーターズのロッキングホース2014年。
これはどっちかというと丸みが帯びてきている印象のワイン。
リンゴのような爽やかなアロマにカスタードみたいなリッチな香りが混じって夏のさわやかなデザートを楽しんでいるかの様。
基本的に辛口ではありますが、香りが甘くておいしい。石のようなミネラル感もあってこれもだれた感じがないのが好印象。






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この日のベストはレストレスリバーのカベルネソーヴィニヨン2014です。
先日2015年のカベルネソーヴィニヨンをWMPさんで試飲してきて「うわっ、青い、硬い。オーブリオンもびっくり。」とか書いてしまいました。

2014年はすごい。すでに丸みが出ている。タバコみたいな香りや煙、鉛筆。
カシスのような果実味。非常にエレガントで均整が取れている。
なんだこれ、すごいぞ。これが冷涼地域のカベルネソーヴィニヨンなのか。

正直に言うと、ウォーカーベイって冷涼産地ですし、カベルネソーヴィニヨンは向かないと思ってたんですね。でもこのレストレスリバーの2014年飲んでしまうと、その意識ひっくり返るなぁ。
今の時点で気品がある。こりゃすごい。

ということで、ここのカベルネソーヴィニヨンをお持ちの方はヴィンテージ+5年くらい待った方がいいです。今飲むなら2014年ヴィンテージくらいから。


レストレスリヴァー / メイン・ロード&ディグニティ・カベルネ・ソーヴィニヨン [2014]【赤ワイン】

ありゃ、ホリックさんにまだ在庫あるのか。



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で、中身としてなんですが、飲めたワインとしてはバーデンホーストのレッド2013年が出てきたり、サディのトレインスプールが出てきたり、もちろんおなじみアルヘイトのカルトロジーとか。

ざっくり平均価格で4千円~6千円くらいばかりのワインで21種ですよ。

これで会費3,000円で軽食(スパゲティとか)食べてOKですからね。そりゃ贅沢だよ。ヤーシブでやってんのに会費安すぎちゃうか。もっとこの類の奴やってくださいお願いします。

ラフィネさんありがとうございました。




今週のセール・気になったワイン情報まとめ 9月29日週

まもなく10月。今年もあと3ヶ月でおわる。




ココスさんのキムラセラーズ マールボロ ピノノワール 2018


キムラセラーズ マールボロ ピノ ノワール 2018 Kimura Cellars Marlborough Pinot Noir 赤ワイン ニュージーランド 木村滋久 日本人生産者 ヴァイアンドカンパニー

NZの日本人醸造家木村滋久氏のピノノワール。




ココスさんの南ア ポールクルーバーシャルドネ 2017


ポールクルーバー シャルドネ 2017 PAUL CLUVER ELGIN CHARDONNAY 白ワイン 南アフリカ エルギン 新樽香 フルボディ やや辛口 マスダ 即日出荷

ココスさんつながりで。今更ですが、南アのド定番シャルドネ。
これを飲まずして南アを語ることなかれ。2千円台前半。





うきうきさんのWA95点 ムガ トレ(トッレ)ムガ 2015年


ムガ トレ(トッレ)ムガ 2015年 蔵出し ボデガス ムガ元詰Torre Muga 2015 Bodegas Muga DOCa Rioja 14.5%

スペインリオハ。ティムアトキンMW格付け1級生産者。
価格は約1万円。ティムアトキンMW94点。WA95点。




うきうきさんのWA91点 ムガ リゼルバ 2014


ムガ リセルバ 2014 ボデガス ムガ 正規 赤ワイン 辛口 フルボディ 750ml (ムガ・リセルバ)Muga Reserva [2014] DOC Rioja Bodegas Muga

個人的に推したいのはこっち。
ティムアトキンMW評94点、WA91点。
あれ?ってことはTA評でみると上位クラスのものに匹敵しているの?
うきうきさんが最安値で3千円切り。個人的にも飲んで、「ここしばらくでうまいワイン」で載せてます。








うきうきさんのグラハムベック ブランドブラン 2014


【6本以上ご購入で送料・代引無料】グラハム ベック ブリュット ブラン ド ブラン ロバートソン ヴィンテージ 2014 (W.Oロバートソン) 正規 南アフリカ 白 泡 ワイン スパークリン 辛口 750mlGRAHAM BECK Brut Blanc de Blancs [2014]

南アの瓶内二次発酵といえばグラハムベック。
ティムアトキンMW評はちょうど2014年が年次レポートのはざまに入っちゃったのか未レビュー。13年(TA2018評)は94点で15年(TA2019評)が94点。



ウメムラさんのWA97点 ティニャネロ 2016


アンティノリ ティニャネロ [2016]750ml

ヴィノス98点、WA97点。イタリア2016年評価高いっすね。仏もそうですけど。




フィッチさんのWA95+ フェウディ ディ サン グレゴリオ セルピコ 2010


[2010] セルピコ (フェウディ ディ サン グレゴリオ)Serpico (Feudi di San Gregorio)

5千円台。WA95+。




フィッチさんのクリスタルム各種


例によってホールバンチは売り切れてます。みんな情報早いですね…年々追い付けなくなってます…。


赤:[2018] マバレル ピノ・ノワール (クリスタルム/南アフリカ)Mabalel Pinot Noir (Crystallum/South Africa)

TA94点




赤:[2018] キュヴェ・シネマ ピノ・ノワール (クリスタルム/南アフリカ)Cuvee Cinema Pinot Noir (Crystallum/South Africa)

TA95点




赤:[2018] ボナ・ファイド ピノ・ノワール (クリスタルム/南アフリカ)Bona Fide Pinot Noir (Crystallum/South Africa)

TA96点




白:[2018] ジ・アグネス シャルドネ (クリスタルム/南アフカ)The Agnes (Crystallum/South Africa)

TA93点




MASHIMOさんのフーリエ ブルゴーニュルージュ 2017


【ジャン マリー フーリエ】 ブルゴーニュ ルージュ [2017] 赤 750ml 【Jean Marie Fourrier】 Bourgogne Rouge

フーリエの裾もの。




湘南ワインセラーさんのルーシーマルゴー入りセット


グリ・ド・フルーレット[2018]ルーシー・マルゴー3本セット【オーストラリア 自然派ワイン】

◆グリ・ド・フルーレット[2018]ルーシー・マルゴー(ロゼワイン)
◆ヤンドゥーイ・バルベラ[2017]ミニム(赤ワイン)
◆バノックバーン シラーズ[2017]リトル・レディ(赤ワイン)
3本セット



ソーヴィニヨン・ブラン&グリ・ド・フルーレット[2018]ルーシー・マルゴー4本セット

◇ソーヴィニヨン・ブラン[2018]ルーシー・マルゴー(白ワイン)
◆グリ・ド・フルーレット[2018]ルーシー・マルゴー(ロゼワイン)
◆ピノ・ノワール[2015]タン・イン・グルーヴ(赤ワイン)
◆ザ・リヴァー・ネロ・ダーヴォラ[2018]ウニコ・ゼロ(赤ワイン)

4本セット





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なぜワインのYouTube動画は伸びないのか


結論:ワイン動画は「ターゲットが絞れてないから」伸びない


長くなるので結論を書くと、動画の質ではない。

ほかのジャンルと異なり、

・ターゲットが絞れていない
・同じターゲットを狙った、似たような動画がないから伸びない

のである。




以下長文である。




まず、YouTubeの仕組みを説明するのに、5分だけ時間をいただきたい





まず上記の動画を見てほしい。

2倍速で飛ばして見てもらって5分。
YouTubeの検索順位のアルゴリズムや、動画構成を研究している人の解説動画だ。


この動画を見ないと話にならない。
これを見た前提で以下を読み進めてほしい。


上記動画の要点は、

自分の作った動画を下手に宣伝してはいけない

である


理由は
動画のクリック率が上がらないから。

・YouTubeは視聴者の属性・視聴履歴を判断して「おすすめ動画」をホームに表示する
・「おすすめ動画」は表示回数÷クリック数で、「クリック率」を算出している
・「クリック率」が低いと「価値のない動画」と判断される


アイドル動画を見ていれば、YouTubeのホーム画面に別のアイドル動画が出てくる。


ご自身のホーム画面を見てほしい。知らず知らず直近見ていた「同ジャンル・近い傾向の」の動画が表示されているはずだ。
ECサイトの「こちらもおすすめです」の商品紹介に近い。
そして、クリックしてしまっているはずだ。




ワイン動画は「試験対策動画」だけ伸びる


まず、例外的にワインの動画でも伸びているものがある。




ソムリエ試験・ワインエキスパート対策の動画だ。


とにかく視聴回数が多い。
受験生が藁にも縋る思いで視聴回数を回している。



YouTubeは視聴履歴をもとに「関連動画」「おすすめ」に似た動画を紹介する。


上記の「試験対策動画を見た視聴者」の
YouTubeホーム画面には何が起きるか??






YouTubeはほかにもこんなワインの試験対策動画がありますよ。とアシストしてくれる。


つまり、「クリック率」が高くなる。
この事実として、ワインの試験対策動画は視聴回数が多い。
目的がハッキリとしているからだろう



8千回再生



4千回再生


ワインの受験対策「動画同士」で、
おすすめ動画として紹介し合っている(YouTubeが)と言ってもよいだろう。


■ここまでのまとめ
・ワインの試験対策動画は、視聴者の属性が近しい。
・別の動画同士で「関連動画」「おすすめ動画」で補完し合う。
・視聴者も、興味関心が高いため、クリック率も、再生数も上がる。





ワイン動画の「伸びない」理由


次は、試験対策動画「以外」に目を向ける。







テーマも、銘柄も、ターゲットもバラバラである。



つまり、Aという動画を見た人が、
連続してBという動画に興味を持つなっていない。





この動画を見た人が
この動画を見る可能性はあっても











この動画を見た人が
この動画を見る可能性は限りなく低い





冒頭の動画の通り、
YouTubeは「表示回数に対する、クリック率」と「動画の視聴維持率」をカウントする。
良いスコアなものは、YouTubeが積極的におすすめ動画にランクアップさせる。


だが、ワインの動画はこれが起きない。
視聴者のホーム画面に表示されてもクリックされず、
YouTubeのアルゴリズムは「価値のない動画」と判断するだろう。



・ターゲットが絞れていない
・同じターゲットを狙った、似たような動画がないから伸びない


これは、ワイン特有の現象だ。

・ゲーム実況(同じ作品を実況プレイする人)
・簡単レシピ
・おすすめウイスキー

これらは関連動画に表示されたときにクリックされやすい。



つまりワインは他チャンネル同士で
相互互換できる動画が存在しない



Vtuberの動画を見て、おすすめ動画としてVtuberが表示されたら見たくなる。
かわいいアイドルの動画を見て、おすすめ動画にもっとかわいいアイドルが出たら見たくなる。


ワインは、この現象が起きないのだ





この問題を述べるならば、

ワインの愛好家がマニアックすぎる

という問題がある。


ワインの中級者・上級者はワインの動画を見ない。
なぜならば、どこの馬の骨ともわからぬ動画よりも、
自身の肌感・自身の情報網がたけているからだ。

わざわざ動画を見る必要がない。


よって、SNS・特にツイッターでワインの動画を宣伝すると、
ワインのテーマに興味のないマニアのホーム画面に表示される。

自動的にクリック率・視聴維持率は下がるだろう。


間違っても、
ワイン動画をツイッターで宣伝してはならない





上記の動画も同様だ。
ツイッター経由で一瞬再生数は伸びる。動画を見てハイ終わり。

その後、他の人の「おすすめ動画」としてこの動画をホームに表示するだろう。

だが、この動画がクリックされる可能性は限りなく低い。




ウイスキー動画は状況が違う


ウイスキー界隈と、ワイン界隈では話が違う。



まず、コミュニティが形成されているのだ。





上記は35万再生である。

動画の再生数が尋常ではない。
同じようなテーマでも、大手チャンネルはアホみたいに再生数が伸びる。

また銘柄も少ないので、うまい銘柄、まずい銘柄がはっきりしている。
「トップバリュのウイスキーが糞まずい」というのはもはやだれもが知っている事実だ。


さらには語る銘柄が少ないので、協調性が生まれ、皆がそろって同じ話題をする。
話題が右にならえ状態になるので、クリック率が上がる。






「新発売のウイスキー美味いらしい」という情報も同じタイミングで出てくる。
視聴者のクリック率が高いのは言うまでもないだろう。



ワイン動画が陥りやすい事



たとえば、「投稿者自身のファン」という人も多いだろう。
上記はそのよい例だ。


ただし、関連動画(おすすめ動画)として他者に波及する可能性は低いので、
コンスタントに、投稿者が延々と同クオリティで動画を投稿し続ける必要がある。


また、ネタが尽きて、ついついマニアックなテーマをしがちだ。
これも属性が定まらない(クリック率が上がらない)要因の一つだろう。



ワイン動画はどうすればいいのか


途中、ワインの試験対策動画は伸びる、と書いたがこれも弱点がある。


試験対策期間動画を終えると、クリック率が落ちる。


つまり、結局のところ試験対策動画は
1)受験期間だけクリック率と視聴者維持率が伸びる
2)受験期間外にYouTubeのおすすめ動画として掲載される
3)受験期間外の為、クリック率が落ちる
4)「おすすめ動画」から外される

このチャンネルも一定以上の伸びが見込まれない。
自ら伸びるチャンスを断っているっと言ってもよいだろう。



試験対策チャンネル「以外」はどう対策をするべきか。



まず、徹底的にテーマを絞ることが必要である。
誰に対してなのか、どんなテーマか。


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ただの銘柄紹介では、動画同士の相互互換が生まれない。
よって、ワインブログの動画置き換え版は大成しないだろう。


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最も手っ取り早いのは、視点を変え
「ウイスキーや日本酒動画の関連表示を狙う」策である。

つまり、ウイスキー動画のバズっている動画を上から下まですべてパクる。

日本酒動画を見た視聴者に「最強ワイン5選」などが出てくれば手っ取り早い。
これが一番確実な方法と思われる。



そのほか、有効打があるとすれば、
・複数名の有識者で
・似たようなテーマの投稿(産地やターゲット)を延々と繰りかえす
も良いように思うが、時間・労力・温度感すべてがそろわないので、あまり現実的ではない。



以上。


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ワインの動画は現状のままでは伸びる要素がない。

動画投稿後、再生数が上がらず、
モチベーションが下がってしまうプロが少ないことを祈る。



Twitter




持ち込みでチリ高級ワインと南アの高級ワインをブラインドで飲んだ話

先日も、会社の人たち(本業の方)で飲み会でした。

さて、定期的にワインを持ち込んではドヤ顔をしているKOZEさん。
とはいえ、「なんとなくおいしい」でいつも終わってしまっていて、なかなか覚えてもらえない南アワイン。どうすれば印象に残るかなぁ、なんて考えたところ今日はゲームをやってみようという感じにしました。


ワインはこちらの2本。これを芸能人格付けチェックよろしくブラインドで飲み比べてみます。


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アルマヴィーヴァ2015
言うまでもないチリのプレミアムワイン。
売価2.2万円ほど。

チリ最大手のコンチャイトロ社と、シャトームートンロートシルトのコラボで生まれるワイン。
高級ワインの代名詞である「オーパスワン」がアメリカのロバートモンタヴィとムートンロートシルトのコラボ。片方の親はムートンで共通。
ということもあり、チリのオーパスワンなどといわれることも。

近年オーパスワンの代替えでナイトマーケットでの提供なども進んでいるらしく、年々高騰している。

カベルネソーヴィニヨン主体。
ジェームスサックリング100点。ティムアトキン96点。


カノンコップポールサウアー2015
南アフリカの老舗かつ1級生産者と名高いカノンコップ社の旗艦品。
売価7千円ほど(購入時)

カベルネソーヴィニヨン主体。飲み頃は極めて長く20年はゆうに持つ。
2015年はグレートヴィンテージ。ティムアトキン評100点。
特にティムアトキン100点は南アフリカワイン歴代初の評点であり、一気に注目を浴びる。


■要点
・ブラインドで飲んで、どっちが高い方か当てる。
・チリ&南アのトップキュヴェ対決
・価格差約3倍
・ブレンドはともにカベソー主体(約70%)
・ともに新樽使用(100%)


■条件
・抜栓はその場で行う
・グラスはお店のものを使う(幸い大ぶりなものが貸してもらえた)
・以下のブラインド用ボトルカバーをつけてまったくわからないようにする

・twitterで識者の方におすすめいただいた「ポネンテ」というエアレーションを使う

その場でくるっと巻いて刺すだけでエアが入る。



なお、「アルマヴィーヴァを抜栓直後とかwwww」という声が来るのはわかります。
ポテンシャルを引き出さないとワインに失礼とか言われそうですけど、そんなの百も承知です。


が、よく考えてください。アルマヴィーヴァを買った人のどの程度が飲み頃やデキャンタージュを意識できるのでしょうか。

めっちゃ高級ワイン買ったったwwwくらいの感覚で飲むのですから、このくらいでよいのです。




ということで飲んでみます。

1のワイン(銘柄不明)⇒おー、いきなり香りが柔らかい。煙とかロースト感が出てる。いたずらに濃くない。飲んでみるとすでにおいしい。クランベリーやカシスっぽさ。少しだけ酸が強め。

2のワイン(銘柄不明)⇒かたい…。香りが立ってこない。ビターで深遠。チョコのような重い感じで酸はほぼ感じない。ちょっとスワリングするとプラムっぽい。樽の要素も強いかも。舌触りはなめらか。密度があって、クルっと丸みがある感じ。


場の空気として香りの立ちが早いということもあり「1の方がおいしいなぁ」ということで満場一致。じゃあ高い方は1かっていうと、深読みして「難しい味がする方が高いやつ」と言ってた子もいました。



ボトルカバーを外してみますと


1のワイン⇒カノンコップ ポールサウアー 2015
2のワイン⇒アルマヴィーヴァ 2015


でした。KOZE予想は「1の方が酸もあってエレガント。まぁこっちがカノンコップだろ。2はビターな感じとかチョコっぽくて明らかに硬い。南アの高級レンジで酸が前に出てないものもなかなか見ないし、どうもこの感じはチリっぽい。2がアルマヴィーヴァか。」
ということで問題なく「2の方が高いワイン(アルマヴィーヴァ)」と答えときました。


想像以上にアルマヴィーヴァは硬い印象ですね。
その後、3時間くらいチビチビ飲んでましたがそれでも固い。味わいには丸みが感じられ、ギュッと目が詰まってる感じ。メルローっぽい印象。(実際はカルメネールがブレンドされているのでそれからくるのかも)


ポールサウアーはカベルネフランっぽい鉛筆みたいな香りとか、全体的にエレガントです。
南ア特有の土っぽい印象はなく、非常にきれいな印象。抜栓直後なのに◎
新樽の熟成期間はカノンコップの方が長いようですが、柔らかい作りだなと。
プレッシャーとか凄みというよりは熟成により気品を帯びた印象になりそう。



えーっ?安い方がおいしいと思った!!的な空気も出つつ、でも高い方は時間経ったらおいしくなってきましたねとか言いながらその後クイクイ楽しめました。


まぁこんな余興ですが、格付けチェック的なものもできましたし、南アフリカのワインがおいしい的なことを知ってもらえたのは良かったのかなと。
それと、ボトルで2万するワインを何か知らんが飲めた、っていうのもハクがつきますしね。

気分が良いのでお会計はKOZEさんがよーし、どーんといっちゃうぞー。的なノリにしてしまったので、しばらくワインは飲めないと思いますさようなら(更新はしますけどね)


ということで、ご予算ある方は是非この辺りのグッズなんかも交えてやってみてはどうでしょう。
ご報告でした。









ポネンテ薦めていただいた方ありがとうございます。


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