ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2019年08月

アラモス マルベック 2017をテイスティング

アルゼンチンのワインです。
アラモス マルベック 2017をテイスティングしました。


「アラモス」をリリースするカテナ社はアルゼンチン・メンドーサのワイナリー。
1902年に創設者のニコラ・カテナ氏がイタリアよりアルゼンチンに渡り、葡萄畑を開墾した事に始まります。
当初は国内消費に特化してワインを生産していたものの、3代目の当主でもあるニコラス カテナ氏が、特にカリフォルニアワインに衝撃を受け、ワールドクラスのワインづくりに転換していった経緯があるようです。現在は4代目当主は女性です。ラウラ・カテナ氏。

「アラモス」はカテナ社のセカンドワイン。
1993年リリース。ブドウはカテナ所有の比較的若い畑を中心。残りはアラセスの栽培責任者によって管理された買いブドウを使用。収量を制限し、手摘みで収穫した果実から造られるシリーズとのこと。

輸入元はファインズさん。
カテナ Catena | ワイナリー情報 | ファインズ

アラモス マルベックはフレンチオークとアメリカンオーク樽にて6~9ヶ月間熟成。


■アラモス マルベック 2017
3A6C30A9-E23D-434C-B45D-4869EFF7BCE1


香りはブルーベリーやブラックチェリーを思わせる紫系の果実。
キャンディのような甘い香り。あまりどっしり重くなく、開いてしまってるのか果実の香りと甘い香りが主張的。

口に含むと、ブラックチェリーやイチゴのような果実味。
果実の華やかな味わいが広がります。
酸は弱く、どこかキャンディっぽい甘さが後半にあります。
オーキーな樽のニュアンスやバニラっぽさ。

奥行きはなくやや単調。甘さを感じる樽使い。キャッチーな味わい。


余韻はイチゴっぽい果実味、キャンディのような甘い印象が残ります。


親しみやすい、入りやすい印象。
酸をあまり感じないからですかね。ジャムっぽい感じではないのですが、単調な、プレーンな、そこそこ濃厚だけど、なんかこう、薬味が欲しいな、という感じのとんこつラーメン的な。


とはいっても実売千円台なのですよね。それなら、うーん、まぁ。
多人数でわいわいと楽しみたいワインかなぁ。甘い、難しくない、重くない。
参考になった試飲でした。



アラモス マルベック 2017 750ml 赤 海外ワイン

はせがわ酒店さんのこの価格なら納得感あり。



オススメ記事一覧


image
⇒「南アフリカのワイン」がすごい!おすすめの南アフリカワインと定番銘柄



image
⇒亀戸でシャンパンとフォアグラを楽しめる!?噂のワインバー「シャンパーニュスタンド デゴルジュマン」に行ってきた




極上の味わい!甘口ワインの代表「デザートワイン」のおすすめ銘柄
[PR]



直感で選ぶ!送別会・退職祝いのプレゼントに使えるおすすめのワインとは
[PR]


Twitter




南アフリカ ヴィラフォンテ シリーズM 2016をテイスティング

南アフリカのワインです。
ヴィラフォンテ シリーズM 2016をテイスティングしました。

ヴィラフォンテは南アフリカでは初のアメリカと南アフリカの共同ワイン製造ベンチャーとして知られています。

ヴィラフォンテシリーズの醸造責任者は、アメリカより女性醸造家のゼルマ・ロング氏が。
彼女はカリフォルニアのロバート・モンダヴィ・ワイナリーでの醸造責任者の経歴を持っています。

栽培コンサルタントとしてはアメリカよりフィル・フリーセ氏が。
彼はヴィラフォンテの葡萄園の創始者という位置づけであり、ロバートモンタヴィの副社長を13年務めた経歴のほか、オーパスワンの元栽培責任者という肩書も持っています。

そしてゼネラルマネージャーは南アフリカ・ステレンボッシュのワーウィック社よりマイケル・ラトクリフ氏が就いています。

ということで、アメリカと南アのコラボレーションワイナリーとしてではありますが、そのメンツも実力派で構成されています。


ティムアトキンMWによる南アフリカワイン格付けは2級に位置します。

輸入元はマスダ
ヴィラフォンテ - 南アフリカワイン専門店マスダ

シリーズMはメルロ、カベルネソーヴィニョン、マルベックで構成。
フレンチオークで21カ月熟成され、新樽比率は17%。その後1年瓶熟成を経てのリリース。




■ヴィラフォンテ シリーズM 2016
02637F60-44C1-4055-9687-5295260F3D76


輸入元価格は8,500円。
前日抜栓。香りはチョコレートやブラックベリーを思わせるビターな香り。
革製品を思わせるシックな香り。しっとりとした木質的な香り。


口に含むと、ボディは中庸。
ブラックベリーのような黒系の果実に、チェリーのような少し酸を感じる印象。
チョコやコーヒーを思わせるビターな味わい。
革製品のような香り。わずかに塩味。乾いたタンニン。


余韻にはチョコレートや革製品、古樽のような印象が残ります。


前日抜栓と言えど、どこか硬いというか重心が落ち切ってない印象もありつつ。
新樽比率を抑えてあるからか、しっとりとした落ち着いた木質的な香りがあるのは好印象。

タイプとしては重すぎない、どちらかというと中庸・エレガントというタイプかと思います。
率直に言えば先を見るべき1本。

(バックヴィンテージも飲んでるのですが、そちらは後程)


参考になった試飲でした。



【数量限定品】ヴィラフォンテ ヴィラフォンテ・シリーズM [2016] 6009639890437【60001】【南アフリカ】【赤ワイン】【1905】【SA23】


Twitter




MASHIMOでWA100 サッシカイア 2016を販売中

楽天内の酒宝庫 MASHIMOさんで、サッシカイア 2016を販売中です


【テヌータ サン グイード】 サッシカイア [2016] 750ml・赤 【Tenuta San Guido】 Sassicaia

WA100点。値段が2万円くらいで他ヴィンテージと変わりないため、瞬殺銘柄になっちゃいました。
ご紹介でした。

マルケス・デ・リスカル ティント グラン レゼルバ 2007をテイスティング

スペインのワインです。
マルケス・デ・リスカル ティント グラン レゼルバ 2007をテイスティングしました。

マルケス・デ・リスカル社は、1858年にリスカル侯爵による設立。リオハのワイナリーです。
これまでの伝統的なリオハの製法から、フランスの製法を取り入れたワイナリーとのこと。



個人的にティント・レゼルバがおいしいので、グランレゼルバとはどんなもんか気になって試飲しました。
輸入元はサッポロビールさん。




■マルケス・デ・リスカル ティント グラン レゼルバ 2007
4C5C25E0-7FA6-4B70-9A6C-207BF0247FB5


輸入元定価は7,900円。

香りは動物的な毛皮のニュアンス。野性的な香りが主張的。
またドライプルーンのような果実み。チョコレートのようなイメージも。
ややナッツのような香ばしい樽のイメージが感じられます。


口に含むと、ドライプルーンのような果実みのほか、梅のような酸味。
香りよりはドシッとしておらず、若干軽やかな、エレガントなという印象を受けます。
動物や毛皮のようなムワッとした香りが口中に広がっていきます。


余韻はドライプルーンのような果実み、梅のような酸。
チョコのような樽のイメージなど香りで感じたものが残ります。


さて、割とスペインの1万円アンダーで、しかも低価格のワインが良く出来ているマルケスデリスカルだったので期待感が高かったわけですが。
予想よりはエレガントできれいにまとまっています。


これがペスケラのリゼルヴとかであればドシッと重いタイプですが、マルケスデリスカルは動物的な香りがあって、どっちかというと落ち着きを感じます。ちょっとこの辺は意外でありました。
スタンダードクラスのティント・レゼルバの方がいかにも「スペインっ!」て感じの濃いタイプで、こっちのグラン レゼルバはリオハらしいエレガントな方向なのかなぁと。


経年による動物的な香りが立っているので試飲では良さが伝わりきらないかも。ゆっくりとグラスで楽しみたいところ。
参考になった試飲でした。



マルケス・デ・リスカルティント・グラン・レゼルバ 2007 750ml (ワイン) 【ラッキーシール対応】


Twitter




ジラード カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー 2016をテイスティング

アメリカのワインです。
ジラード カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー 2016をテイスティングしました。

ソノマのシャトー・セント・ジーンの社長を務めたというパット・ローニー氏が2000年に入り新たなプロジェクトとして起こしたというワイナリー。

ジラード カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー 2016はカベルネソーヴィニヨン90%、カベルネフラン5%、メルロー2%、マルベック2%、プティヴェルド1%のブレンド。

フレンチオーク100%(新樽40%)で20ヶ月の熟成。


■ジラード カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー 2016
E21BA485-3C6B-4311-8C58-0F4B19E37680

輸入元定価は5,200円。


香りはミルクを思わせる甘い樽香が主張的です。
ミルクやチョコレートのような強めの樽香。
ドライプルーンやカシスのような紫や黒系の果実。
また墨汁のような硬質的な要素も感じます。


口に含むと、率直に甘さを感じるような強めの樽のニュアンス。
ドライプルーンやブラックベリーのようなどしっとした果実み。
香りで感じたほど酸はなく、肉厚でしっかりとした作り。
最初に甘さを感じた後は後半はビターな印象が残ります。


余韻は味わいのイメージをそのまま引っ張りつつ、コショウのようなスパイス感があります。


さて、肉厚でふとましいタイプのワイン。
ナパっぽい、というかおおらかなアメリカらしいタイプの作りかなと思います。

酸があまりなく、ビターで甘い樽香。
ある意味コテコテかなぁという感じ。イメージに沿ったいかにもな作り。
パンチのあるワインを飲みたい方には良いかなと言う気がしました。
参考になった試飲でした。



ジラード カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー [2016] (正規品) Girad

WA90点


おすすめ記事一覧
  • 「南アフリカのワイン」が凄いのでまとめてみた
  • ワインのおすすめはこれだ!一度は飲みたい2,000円台のワインまとめ
  • 「ワイン一年生」という本が面白い!ワイン初心者はこれを読め!!
  • 女子会に使える!甘くて飲みやすい白ワイン&スパークリングワイン
  • ボジョレーヌーボーよりこれを買え!2千円で世界感が変わるおすすめワイン
  • ティムアトキンMWの南アフリカワイン格付け2016が発表。15ワイナリーが「第1級」の評価。
  • ワインのおすすめは「南アフリカ」にあり!いますぐ飲むべきおすすめワイン5選
  • 黒人醸造家が手掛ける上質赤ワイン!南アフリカワイン アスリナ ウムササネ アフリカー[PR]
  • 夏だから飲みたい!3千円台で飲める週末おすすめの白ワイン決定版
  • サントリー「日本ワイン×日本料理」ブロガーイベントに参加しました
  • 【大阪】ワインを大阪一安く飲む方法を伝授する【試飲】
  • これぞ南アフリカワインのエレガント!?デイビッド&ナディア アリスタルゴス[PR]
  • ビジネスマンが選ぶべき、接待・贈答用におすすめのワイン銘柄とは
  • クリスマスに飲むべき!1万円未満の本気で美味い赤ワイン
  • 南アフリカのワイン会に参加して感銘を受けた話
  • 極上の味わい!甘口ワインの代表「デザートワイン」のおすすめ銘柄
  • 甘いものが苦手な彼に!バレンタインのプレゼント向けワインまとめ
  • amazonが高級ワインの品揃えを強化
  • カルディの甘口ワインは【これ1本】できまり!女子におすすめのワイン銘柄とは
  • 雑感:日本酒飲み比べ居酒屋から見る「ワイン」の見せ方とは
  • 【5分で選べる】母の日のプレゼントに使える!おすすめのワイン
  • 送別会・退職祝いのプレゼントに使えるワイン5選
  • まだ注文に時間を消耗してるの?高級レストランのワインの頼み方
  • マツコがディズニーシーで飲んだ「バラのスパークリングワイン」とは
  • 甘口ワインのおすすめはこれだ!ワインビギナーのための2千円以下の甘口ワイン3本
  • 南アフリカトップワイナリー ブーケンハーツクルーフ マークケント氏来日セミナーに行ってきた
  • 【東京】南アフリカワインの凄い店「アフリカー」実店舗に行ってきた
  • 大阪梅田「コウハク」でフレンチおでんとワインが美味い!絶対に試すべき料理とワインのすすめ
  • 女子必見!男性へのプレゼントにおすすめしたいワイン銘柄とは
  • 【超おすすめ】ワイングラスに「ダイソーの『うすぐらす』」をおすすめしたいその理由
  • 【ワイン】プロフェッショナル仕事の流儀に登場 日本人ブルゴーニュ醸造家 仲田晃司氏が手がける 「ルー・デュモン」とは
  • Twitter プロフィール
    KOZEのワインブログ管理人 / 読みは「こぜ」/ フォロバはしません / 南アフリカワイン / ギリシャワイン / スペインワイン / ブログ運営
    何か掲載内容に問題あればメールでも承ります。

    kozewine@gmail.com

    @は小文字に変換ください
    個人的なワインに関する質問、ご相談などはお受けいたしかねます。また、メールの確認頻度はTwitterなどに比べ落としていますので、レスポンスにお時間かかることがございます。ご了承くださいませ。


    記事検索
    カテゴリー
    ギャラリー
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月17日分
    アーカイブ
    • ライブドアブログ