南アフリカのワインです。
ブランクボトル リタイアメント@65 2017を飲みました。
ブランク・ボトルは2004年設立のワイナリー。
オーナー兼醸造家はピーターワルサー氏。先入観を取っ払うために、ラベルにはブドウ品種の記載をしません。これはワイナリーに来訪した客が「シラー以外の品種のワインを」とオーダーした際に試しにシラー品種を黙って出したところ、大変気に入り買い込んで行った、というエピソードから。
畑は各所から買い付け。エルギン、ステレンボッシュ、ウェリントンなど多岐にわたります。
100日間で1.3万キロをブドウを運ぶために走行するなどという表記もあり、場所はいとわないようです。
いわゆるテロワール主義で、リリースするボトルは形にとらわれず流動的に変化していきます。
同じレーベルが出るとは限らないようです。
ボトルデザインなども自身がデザインを手掛けています(ただし、ボトルデザインはもともとデザイナーを雇う資金がなかったとのこと)
ティムアトキン格付けは2級に位置しています。
リタイアメント@65はダーリン地区の古木サンソーを主体とし、同エリアのシラーズをブレンド。
南アフリカの定年は65歳とのことですが、この木も65歳よりピーターが手掛けワインとしてリリース。それまではヤギに食べられていたということで、ヤギの頭蓋骨がラベルにあしらわれているのはそのため。
輸入元はアフリカーさん。
■ブランクボトル リタイアメント @65 2017
輸入元定価は4,800円。
香りはスミレを思わせる紫の果実。赤系のラズベリーや梅を思わせる酸味。
ナツメグのようなハーブの香りが感じられます。血液の様な硬質的な香り立ちも感じられます。
味わいは、チェリーやラズベリーを思わせる果実味。
梅を思わせる酸味。やや茎を思わせる青いニュアンス。
ボディは中庸なスタイルです。ややハーブやナツメグを思わせる香りが口中を満たします。
また、毛皮のような動物的な香りが感じられます。
日数を経過するとよりナツメグやスミレのような花の香りや、赤系の香りがグッと乗ってきます。
ナツメグ的なハーブ香のほか、鉄のようなニュアンス、カシスやラズベリーなど。
果実由来の甘さと華やかな香りが感じられるローヌテイストのワイン。
荒々しさは感じるものの、ムスクのような香りもあり官能的な印象が感じられます。
樽使いがエルミタージュ的。きれいなローヌスタイルのワインですね。
あまりタンニンがべったり来たりすることもなく、パツパツ張った感じもありません。
数日に分けて飲むのがよさそうですが、抜栓して3時間くらいは待ちたいところ。
華やかで丁寧なつくりのワインです。
ヴァンロッゲレンベルグのサンソーや、サヴェージのフォローザラインとかキレイな南アのサンソーが刺さる人によさそう。
バランスが取れていますね。樹齢が65年ということで、経年を見たいところですが17年ヴィンテージという若い時に飲んでいるところを加味しても個人的には好みの路線。良い印象のワインでした。
ブランクボトル リタイアメント@65 2017を飲みました。
ブランク・ボトルは2004年設立のワイナリー。
オーナー兼醸造家はピーターワルサー氏。先入観を取っ払うために、ラベルにはブドウ品種の記載をしません。これはワイナリーに来訪した客が「シラー以外の品種のワインを」とオーダーした際に試しにシラー品種を黙って出したところ、大変気に入り買い込んで行った、というエピソードから。
畑は各所から買い付け。エルギン、ステレンボッシュ、ウェリントンなど多岐にわたります。
100日間で1.3万キロをブドウを運ぶために走行するなどという表記もあり、場所はいとわないようです。
いわゆるテロワール主義で、リリースするボトルは形にとらわれず流動的に変化していきます。
同じレーベルが出るとは限らないようです。
ボトルデザインなども自身がデザインを手掛けています(ただし、ボトルデザインはもともとデザイナーを雇う資金がなかったとのこと)
ティムアトキン格付けは2級に位置しています。
リタイアメント@65はダーリン地区の古木サンソーを主体とし、同エリアのシラーズをブレンド。
南アフリカの定年は65歳とのことですが、この木も65歳よりピーターが手掛けワインとしてリリース。それまではヤギに食べられていたということで、ヤギの頭蓋骨がラベルにあしらわれているのはそのため。
輸入元はアフリカーさん。
■ブランクボトル リタイアメント @65 2017
輸入元定価は4,800円。
香りはスミレを思わせる紫の果実。赤系のラズベリーや梅を思わせる酸味。
ナツメグのようなハーブの香りが感じられます。血液の様な硬質的な香り立ちも感じられます。
味わいは、チェリーやラズベリーを思わせる果実味。
梅を思わせる酸味。やや茎を思わせる青いニュアンス。
ボディは中庸なスタイルです。ややハーブやナツメグを思わせる香りが口中を満たします。
また、毛皮のような動物的な香りが感じられます。
日数を経過するとよりナツメグやスミレのような花の香りや、赤系の香りがグッと乗ってきます。
ナツメグ的なハーブ香のほか、鉄のようなニュアンス、カシスやラズベリーなど。
果実由来の甘さと華やかな香りが感じられるローヌテイストのワイン。
荒々しさは感じるものの、ムスクのような香りもあり官能的な印象が感じられます。
樽使いがエルミタージュ的。きれいなローヌスタイルのワインですね。
あまりタンニンがべったり来たりすることもなく、パツパツ張った感じもありません。
数日に分けて飲むのがよさそうですが、抜栓して3時間くらいは待ちたいところ。
華やかで丁寧なつくりのワインです。
ヴァンロッゲレンベルグのサンソーや、サヴェージのフォローザラインとかキレイな南アのサンソーが刺さる人によさそう。
バランスが取れていますね。樹齢が65年ということで、経年を見たいところですが17年ヴィンテージという若い時に飲んでいるところを加味しても個人的には好みの路線。良い印象のワインでした。