南アフリカのワインです
A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2013をテイスティングしました。
A.Aバーデンホーストは南アフリカのスワートランドに位置するワイナリー。
オーナーは「クレイジー」と評される、アディ・バデンホースト氏といとこのヘイン氏によります。
敷地面積は28ヘクタール。一家はコンスタンシア地区の出身で、祖父はコンスタンシア地区の「グルートコンスタンシア」というワイナリーで46年間農場運営を行っていた人物。父も、また醸造家のアディ氏も幼いころからワインのブドウに囲まれながら過ごします。
アディ・バーデンホースト氏の経歴としてはフランスのシャトー・アンジェラスやローヌで働き、その後ニュージーランドのワイナリーへ。
南アフリカではシモンシッヒ、スティーンバーグなどを経たのち、ラステンバーグ社で9年間働きます。グレネリーの醸造家のルーク・オクレガン氏とはラステンバーグの在籍時代がかぶっているようです。
また、アディ氏はスワートランドの新流 スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP、スワートランドの独立した生産者達の意)のメンバーでもあります。
これまではファミリーレッド、ファミリーホワイトというシリーズが上位クラスでしたが、最近になり単一畑のイエローラベルをリリースしています。
本日はファミリーホワイト2016年。
シュナンブラン、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、ヴィオニエ、ヴェルデーニョ、グルナッシュグリ、クラレットブランシュ、セミヨン、パロミノのブレンド。
■A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2016
香りは花梨やオレンジを思わせる温かい果実の香りが主体です。
ワックスのようなツヤツヤとした果皮感を帯びた香り立ち、毛皮のような動物的な印象。
コメのような淡泊な香りもありますが、樽香は感じるものの控えめ。
果実感、苦み、果皮感を感じる香り立ちです。
味わいは麦やビールのような、苦みを帯びた味わい。穀類の香りが広がります。
花梨やオレンジのような温かい果実のような酸や果実み。
貝出汁うまみをしっかりと感じます。凝縮感を同時に感じるため、13年というヴィンテージですがもう少し寝かせたい印象を持たせます。
余韻には麦のような香ばしい穀類のイメージ、マーマレードのような果実味が残ります。
苦みが味わい同様残るので、アルコール感と相まってスパイシーな、もしくはクリスピーな印象を残します。
さて、単一のイエローラベルと比較すると、だいぶ果実の温かい感じ、花梨とかオレンジなどの印象が前に出ています。イエローラベルほど塩気であったりとか貝出汁感が前に出ていてもっと淡泊でうまみに寄せているような気がします。
いずれにしても玄人向けの作りだなぁ、というのが率直な部分。樽の抑制を図っているのは近年のスワートランドの上位生産者共通の方向性。過去13年とか飲んでますが、方向転換したんだと思います。
つまり、飲んで「うわぁ!」と持ってかれるようなケバさとか派手さはない印象でした。
個人的には刺さる路線で、メモには◎をつけていました。さすがの生産者です。印象に残った試飲でした。
A.A.バーデンホースト / ファミリー・ホワイト [2013]【白ワイン】
市場は2013年。
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A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2013をテイスティングしました。
A.Aバーデンホーストは南アフリカのスワートランドに位置するワイナリー。
オーナーは「クレイジー」と評される、アディ・バデンホースト氏といとこのヘイン氏によります。
敷地面積は28ヘクタール。一家はコンスタンシア地区の出身で、祖父はコンスタンシア地区の「グルートコンスタンシア」というワイナリーで46年間農場運営を行っていた人物。父も、また醸造家のアディ氏も幼いころからワインのブドウに囲まれながら過ごします。
アディ・バーデンホースト氏の経歴としてはフランスのシャトー・アンジェラスやローヌで働き、その後ニュージーランドのワイナリーへ。
南アフリカではシモンシッヒ、スティーンバーグなどを経たのち、ラステンバーグ社で9年間働きます。グレネリーの醸造家のルーク・オクレガン氏とはラステンバーグの在籍時代がかぶっているようです。
また、アディ氏はスワートランドの新流 スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP、スワートランドの独立した生産者達の意)のメンバーでもあります。
これまではファミリーレッド、ファミリーホワイトというシリーズが上位クラスでしたが、最近になり単一畑のイエローラベルをリリースしています。
本日はファミリーホワイト2016年。
シュナンブラン、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、ヴィオニエ、ヴェルデーニョ、グルナッシュグリ、クラレットブランシュ、セミヨン、パロミノのブレンド。
■A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2016
香りは花梨やオレンジを思わせる温かい果実の香りが主体です。
ワックスのようなツヤツヤとした果皮感を帯びた香り立ち、毛皮のような動物的な印象。
コメのような淡泊な香りもありますが、樽香は感じるものの控えめ。
果実感、苦み、果皮感を感じる香り立ちです。
味わいは麦やビールのような、苦みを帯びた味わい。穀類の香りが広がります。
花梨やオレンジのような温かい果実のような酸や果実み。
貝出汁うまみをしっかりと感じます。凝縮感を同時に感じるため、13年というヴィンテージですがもう少し寝かせたい印象を持たせます。
余韻には麦のような香ばしい穀類のイメージ、マーマレードのような果実味が残ります。
苦みが味わい同様残るので、アルコール感と相まってスパイシーな、もしくはクリスピーな印象を残します。
さて、単一のイエローラベルと比較すると、だいぶ果実の温かい感じ、花梨とかオレンジなどの印象が前に出ています。イエローラベルほど塩気であったりとか貝出汁感が前に出ていてもっと淡泊でうまみに寄せているような気がします。
いずれにしても玄人向けの作りだなぁ、というのが率直な部分。樽の抑制を図っているのは近年のスワートランドの上位生産者共通の方向性。過去13年とか飲んでますが、方向転換したんだと思います。
つまり、飲んで「うわぁ!」と持ってかれるようなケバさとか派手さはない印象でした。
個人的には刺さる路線で、メモには◎をつけていました。さすがの生産者です。印象に残った試飲でした。
A.A.バーデンホースト / ファミリー・ホワイト [2013]【白ワイン】
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