ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2018年10月

南アフリカ A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2016をテイスティング

南アフリカのワインです
A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2013をテイスティングしました。

A.Aバーデンホーストは南アフリカのスワートランドに位置するワイナリー。
オーナーは「クレイジー」と評される、アディ・バデンホースト氏といとこのヘイン氏によります。
敷地面積は28ヘクタール。一家はコンスタンシア地区の出身で、祖父はコンスタンシア地区の「グルートコンスタンシア」というワイナリーで46年間農場運営を行っていた人物。父も、また醸造家のアディ氏も幼いころからワインのブドウに囲まれながら過ごします。

アディ・バーデンホースト氏の経歴としてはフランスのシャトー・アンジェラスやローヌで働き、その後ニュージーランドのワイナリーへ。
南アフリカではシモンシッヒ、スティーンバーグなどを経たのち、ラステンバーグ社で9年間働きます。グレネリーの醸造家のルーク・オクレガン氏とはラステンバーグの在籍時代がかぶっているようです。

また、アディ氏はスワートランドの新流 スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP、スワートランドの独立した生産者達の意)のメンバーでもあります。

これまではファミリーレッド、ファミリーホワイトというシリーズが上位クラスでしたが、最近になり単一畑のイエローラベルをリリースしています。

本日はファミリーホワイト2016年。
シュナンブラン、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、ヴィオニエ、ヴェルデーニョ、グルナッシュグリ、クラレットブランシュ、セミヨン、パロミノのブレンド。


■A.A バーデンホースト ファミリーホワイト 2016
IMG_2412



香りは花梨やオレンジを思わせる温かい果実の香りが主体です。
ワックスのようなツヤツヤとした果皮感を帯びた香り立ち、毛皮のような動物的な印象。
コメのような淡泊な香りもありますが、樽香は感じるものの控えめ。
果実感、苦み、果皮感を感じる香り立ちです。

味わいは麦やビールのような、苦みを帯びた味わい。穀類の香りが広がります。
花梨やオレンジのような温かい果実のような酸や果実み。
貝出汁うまみをしっかりと感じます。凝縮感を同時に感じるため、13年というヴィンテージですがもう少し寝かせたい印象を持たせます。

余韻には麦のような香ばしい穀類のイメージ、マーマレードのような果実味が残ります。
苦みが味わい同様残るので、アルコール感と相まってスパイシーな、もしくはクリスピーな印象を残します。


さて、単一のイエローラベルと比較すると、だいぶ果実の温かい感じ、花梨とかオレンジなどの印象が前に出ています。イエローラベルほど塩気であったりとか貝出汁感が前に出ていてもっと淡泊でうまみに寄せているような気がします。

いずれにしても玄人向けの作りだなぁ、というのが率直な部分。樽の抑制を図っているのは近年のスワートランドの上位生産者共通の方向性。過去13年とか飲んでますが、方向転換したんだと思います。
つまり、飲んで「うわぁ!」と持ってかれるようなケバさとか派手さはない印象でした。

個人的には刺さる路線で、メモには◎をつけていました。さすがの生産者です。印象に残った試飲でした。



A.A.バーデンホースト / ファミリー・ホワイト [2013]【白ワイン】

市場は2013年。


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YANAGIYAで南ア デイヴィッド&ナディア ホースティンシュナンブラン販売中

楽天内のYANAGIYAさんで南ア デイヴィッド&ナディア ホースティンシュナンブランを販売中です。


デイヴィッド&ナディア・サディ シュナン・ブラン "スカリーコップ/ホー・スティーン" スワートランド [2017] (正規品) David and Nadia Sadie Skaliekop/Hoe-Steen


先般記事にしましたが、いまだ在庫があるので別途記事にいたします。

南アフリカでもっとも注目されている生産者のひとつであるデイヴィッドナディアの1本。
最上位キュヴェで対をなす、スカーリーコップシュナンブラン、ホースティンシュナンブラン。


ホースティンはティムアトキンMWによるサウスアフリカレポートの2017年、2018年ともに高得点。
17年発表版(ヴィンテージは2016)では全白ワイン中2位(タイ)の評価。。
17年ヴィンテージはティムアトキンMW評98点(18年サウス・アフリカ・レポートで前年同様「2位タイ」のポジション。最高点は他キュヴェの99点。)

スカーリーコップはホースティンと対になる形で君臨する白のトップキュヴェ。
ティムアトキンMW評は拮抗しています。17年ヴィンテージはティムアトキンMW評98点。

輸入量が極小である点と、南アにおける最も参考にされている(であろう)メディアの露出が高いこともあり、入手難度が極めて高い1本です。


ご紹介でした。

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ウメムラでドメーヌ・ド・ヴィレーヌ ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ディゴワンヌ・ルージュ2014を販売中

楽天内のアサヒヤワインセラーさんで、ドメーヌ・アー・エー・ペー・ド・ヴィレーヌ ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ラ・ディゴワーヌ 2014が入荷しています。



[2014] ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ディゴワンヌ・ルージュ 750ml


DRCの共同経営者として知られるオベール・ド・ヴィレーヌ氏自身がブーズロン村で展開するドメーヌです。
あくまでもその土地のテロワールを生かしているとのことで、著名なワインとは切り離して考えるのが良いと思いますが、それでも人気キュヴェの1本です。

市場は16年ですがウメムラさんの販売は14年。ご紹介でした。



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南アフリカ クラヴァン サンソー 2017をテイスティング

南アフリカのワインです。クラヴァンワイン サンソー2017をテイスティングしました。

クラヴァンワインは南アフリカ・ステレンボッシュ地区に位置するワイナリー。
2014年に立ちあがったばかりの新生ドメーヌ。オーストラリア出身の当主ミック・クラヴァンと妻によるワイナリー。その年の生産に合わせて、オリジナリティあるワインを生産。

南アフリカにおけるステレンボッシュと言うワイン産地は、カベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノタージュなどが主要品種であると思います。
一方、クラヴァンワインは現在6種のブドウでワインメイクをしており、クレレットブランシュ、ピノグリ、ピノノワール、シラー、シュナンブラン、サンソー。珍しい生産者ではないかと思われます。

培養酵母、酵素、清澄剤などは使用せず、天然酵母による発酵、古いオーク樽での醸造と、少量のSO2のみの添加。いわゆるナチュラルテイストのワインメイクです。作られるワインは全て低アルコール(11%程度)に仕上がるようです。
ティムアトキンMW評は2018年発表のものには未掲載。


サンソー2017はフォールヴィンヤードのもの。16年とは畑が変わっているようです。
植樹は25年前で花崗岩の土壌と、砂質の表土。古樽700Lで熟成7カ月。


■クラヴァン サンソー 2017
IMG_2411


マグナムボトルです。

香りは茎を思わせるグリーンな印象が前に出ていますが、ほぼ同じようなボリュームでスミレのような紫の花を思わせる香りがあります。
毛皮のような動物的な香り立ち、石のような硬質的な香り。
また、ハムのような燻製した香りがあります。やや樽に起因するであろうローストした香りなども主張的で、落ち着きを待ちたいところであります。

味わいはスミレを思わせる紫の花。華やかでエレガントな香りが口中に広がります。
プラムのような果実味や肉厚さを感じますが、スパイシーさやタニックさがあまりなくスッと流れるように入っていきます。香りはごちゃごちゃっとした感じもありましたが、口に含むとやわらかで、ピュアな印象が残ります。

余韻には乾いたようなタンニンが残ります。


経年で香りの落ち着きが出てくれば、という気がしますが、口に含んだ時の印象はエレガントなサンソーです。赤系の果実味というよりは、紫っぽい印象が強かったので、そういう点では過去に記事にしたフォール、ファーズのシラーを想起させます。テクニカルをしっかり見ていませんが、除梗はたぶんあまりやってないのか、フォール&ファーズシラー、そしてこのサンソーも青っぽい印象は顕著にあるように感じました。

要素がもろもろ詰め込まれているような気がします。ピュアなのか、エレガントなのか、路線がもう少し見定めたい感じ。やや時間をおいておきたいところ。
参考になった試飲でした。



クラヴァン・ワイン / サンソー[2017]【赤ワイン】


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シャンパーニュ・グルエ ブリュット セレクションをテイスティング

フランスのシャンパーニュです。
シャンパーニュ・グルエ ブリュット セレクションをテイスティングしました。

場所は東京都のJR亀戸駅近くの亀戸横丁内「シャンパーニュスタンド デゴルジュマン」さんです。
過去記事:亀戸でシャンパンとフォアグラを楽しめる!?噂のワインバー「シャンパーニュスタンド デゴルジュマン」に行ってきた




グルエ社はシャンパーニュ地方、コート・デ・バールに根差す、家族経営のシャンパーニュ生産者。
1670年にその地に一族が根差すようになり、シャンパーニュの生産は1975年ごろから。
コート・デ・バールは栽培にピノノワールが大半(8割ほど)を占める生産地区のようです。

トップレンジはその地で1%程度しか生産されていないという古代品種アルバンヌと、希少なピノ・ブラン使用したキュヴェ・デ・トロワ・ブラン。


本日のグルエ ブリュット セレクションはエントリーレンジに当たると思われます。
ピノ・ノワール70%、シャルドネ20%、ピノ・ムニエ10%のブレンド。


この日はデゴルジュマンさんのグラスワイン(シャンパーニュ飲み比べセットのうちの1杯。)で楽しんでいます。メニューは随時変更になると思われますのでご注意ください。



■シャンパーニュ・グルエ ブリュット セレクション
IMG_2410


香りはリンゴを主としたフレッシュな香り立ち。
特に清涼感が前に出ており、ほのかにライム的な印象や青リンゴのようなイメージが湧きます。
また、石のような硬質的な印象も感じます。

泡立ちもフレッシュな、イキイキとした印象があるように思います。
味わいもリンゴの様なフレッシュな印象が主体。
石灰的な硬質感があります。味わいとしては柑橘の果皮感を帯びたようなしっかりとした苦みが主体です。

フレッシュでビター。いきいきとした果実味が魅力のシャンパーニュです。
タイミングの問題なのか、あまりこう、複雑なブリオッシュだとかトースト感などは感じられませんでした。
お食事に合わせやすいタイプの1本かと思われます。
参考になった1杯でした。





このワインを飲んだ「デゴルジュマン」さんは以下。





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