ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2018年04月

南アフリカ ライナカ コーナーストーン 2015をテイスティング

南アフリカのワインです。ライナカ コーナーストーン 2015をテイスティングしました。
ライナカ(ライネカ/ライネケ)は南アフリカのステレンボッシュを拠点とするワイナリー。

オーナーはヨハン・ライネケ氏。
自身のワインは1998年からリリースを開始したとのことで、まだ20年経っていないワイナリーです。
ワイナリー創設からビオディナミを実践し、南アフリカではビオディナミの認定を受けた先駆者的なワイナリーとして位置づけられています。ゆえに自然派的な位置づけでもあり、南アの自然派、と言えば筆頭に挙がってくるのがこのライネケです。

総面積は37ヘクタールほど。うち農場などを含め、ブドウの畑は30ヘクタール。
機械の導入を極力排除しているようです。

ワイナリーの公式を見ると、リザーヴが上位レンジのほか、
ビオディナミック、コーナーストーン、オーガニック、と分かれています。

今回は、ミドルレンジのコーナーストーン。
ブレンドはカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルロ。
バイオダイナミック農法により、醸造は天然発酵し、フレンチオークで18か月の熟成。


■ライナカ コーナーストーン 2015
IMG_9492


6-7月頃の輸入を予定しているようです。
輸入元定価は3,600円を予定。

香りはラズベリーのような赤系の果実みを感じ、土を思わせるアーシーな香り立ちがあります。
コショウのようなスパイスの香り、そして鉛筆の芯を思わせる硬質的な香りや、削り節のような木質的な香りがあります。

味わいはやや軽やかさを感じます。
ラズベリーのような赤系の果実みやブラックベリー。
コショウのようなスパイシーさを感じます。香り同様、鉛筆のような印象があります。
芯のような硬質的な印象や、木質的な香りが鼻を抜けていきます。アーシーな、土やゴボウのような要素もわずかに感じます。

余韻はコショウのようなスパイス、香りや味わいで感じた木質的な香りを長く引っ張ります。


さて、ボディ感は中庸ですが、気品のある樽のイメージがあり、キマリのあるワインだと思います。
ライナカはビオディナミって言いますけど中クラスのレンジから上は自然派のそれは感じませんね。

エレガントさや気品と言うのが良く出ていると思います。

他のワイナリーにたとえるのが適切か分かりませんがグレネリーのカベルネフランなどが好きな人はハマるでしょう。
やや赤系の果実み、鉛筆みたいな木質的な香りがバシッとあります。というか上位互換的な雰囲気がありますね。値段も倍値くらいなので当然なのですけど。


メモには花丸をつけていました。
はてさてライナカ。いままであまり触れていなかったのですけど今のところ外れない感じです。
特に中級レンジ以上は追いかけていくべき生産者。納得の1本でした。



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うきうきでペンフォールズ グランジ 1990を販売中

うきうきワインの玉手箱さんでペンフォールズ グランジ 1990を販売中です。


ペンフォールド“グランジ”[1990]年・究極蔵出し限定古酒・ペンフォールド社元詰・正規代理店輸入品・ワインアドヴォケイト誌95点獲得ワインPenfolds “Grange” [1990] Penfolds Wines

ペンフォールズはオーストラリアを代表するワイナリー。
1844年イギリスから移住してきたクリストファー・ローソン・ペンフォールズ博士が医療目的で酒精強化ワインを作り始めたのが始まり。

”グランジ・ハーミテイジ(グランジ・エルミタージュ)”として製造を開始。
1990年には現在の「グランジ」という名称に変更され、今日では、オーストラリアを代表するトップ・シラーズとして知られています。

ということで「グランジ・ハーミテージ」から「グランジ」のみになったときのヴィンテージでいいはず。正規代理店輸入表記あり。
旧輸入元か現輸入元かまでは記載がありませんのでご確認いただくのが確実です。



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古葡萄でラベル不良 ポンテカネ 2007が特売中

楽天内の築地ワイン・マーケット 古葡萄さんで、ボルドーの格付け5級シャトー・ポンテカネ 2007がラベル不良特売です。


[2007] ポンテ・カネ 750ML ※蔵出し・ラベル不良特売品

蔵出し表記、ですが、ラベルダメージがあるとのとこでご理解の上ご検討いただくのが良いかと思います。

2009年ヴィンテージ、2010年ヴィンテージとWA100を獲得し、一躍のし上がったシンデレラワイン。
特に2004年ごろからの進化が目覚ましく、ボルドーではいち早くビオディナミを実践。2012年からは熟成にジョージア(グルジア)などでも用いられているアンフォラという甕を使用しているなど、新しい試みもしています。


2007年ヴィンテージはWA91点、WE94点、WS90点評価。
参考:wine.com

値上がりが強い銘柄で、1万円チョイで見かけることも稀になってきています。ご紹介でした。


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南アフリカ キアモント シラー 2014をテイスティング

南アフリカのワインです。
キアモント・シラー 2014をテイスティングしました。
キアモント(ケールモント)は南アフリカステレンボッシュのワイナリー。

Upper Blaauwklippen Valleyという農場を2003年に現オーナーであるルイスファミリーが購入。
その歴史は1694年までさかのぼることが出来るようですが、畑の購入自体がされるまでは荒れていた農地だったようです。
現オーナーの所有に変わったのち、2005年に植樹を開始、2007年をファーストヴィンテージとします。
植樹面積は29ヘクタール。初期は8ヘクタールほどとのことですが徐々に面積を拡大しています。

ワインメーカーおよび栽培家はアレックス・スターレイ氏。
ティムアトキン格付けは1級に君臨しています。


シラーは同社のミドルレンジ。キアモント社の3つの区画のブレンドによるシラー。これにヴィオニエをブレンド。


■キアモント シラー 2014
IMG_9927


輸入元定価は4,200円。ティムアトキンMW評94点。WA90点。


ローヌ的なイメージの湧くワインになってきています。

香りは紫の花のイメージが先行します。
革製品のようなタイトな印象、毛皮のような動物的な香り。
茎のようなややグリーンなイメージ。

またナッティーな要素が感じられます。
エレガントですがやや動物的な印象が感じられます。


味わいはプラムのような果実み、スミレのような花をイメージさせる香りが鼻を抜けていきます。
同時に、動物の毛皮のようなイメージ、革製品のようなビターで渋みを帯びた印象。
コショウのようなスパイシーさがあり、エレガントな印象があります。

もう少し複雑みが熟成により出てきそうな期待感があります。


余韻はコショウのようなスパイス感、紫の花、ミルキーな要素が残ります。



以前試飲したときは2013年でしたが、それと比べても良い印象を持ちました。
目の詰まりかたや、ミルキーな印象、やや丸みを感じるシラーになっています。
ミドルレンジでこれ、というのはなかなかではないでしょうか。

上位レンジは輸入されていませんが、仮に輸入されるようであれば期待が持たれます。
このワインも良い印象でした。



キアモント キアモント・シラー [2014] 6009802726037【60001】【YDKG-f】【南アフリカ】【new1707】【SA23】

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今週のセール・気になったワイン情報まとめ 4月29日分


今週のセール・気になったワイン情報まとめです



エノテカさんのGW福袋


ゴールデンウィーク福袋 赤のみ5本 GW4-1 [750ml×5]

エノテカ価格で13,000円相当の赤ワインセットとのこと。



ゴールデンウィーク福袋 ミックス5本 GW4-2 [750ml×5]
赤白泡のミックス。総額はエノテカ価格13,000円相当は変わらず。





YANAGIYAさんの南ア WA94 キアモントフルーフォンティン 2015



キアモント ソーヴィニヨン・ブラン "フルーフォンティン" ステレンボッシュ 375ml [2015] (正規品) Keermont Fleurfontein

再掲載。WA94点を獲得した2015年ヴィンテージ。
市場は16年ヴィンテージに移行中。

16年は当方も未飲ですが、取り急ぎ15年ヴィンテージ表記のお店をご紹介。
念のためヴィンテージはお店にご確認いただくのが確実ですが、いずれにしてもじきになくなると思います。

15年ヴィンテージの記事は昨日のものですが以下。
南アフリカ キアモント フルーフォンティン 2015を改めてテイスティング




ふじまつさんのヒトミワイナリー ジョンダ 2015


ヒトミワイナリー JONDA(ジョンダ) [2015] 750ml※12本まで1個口で発送可能

山形の方言で「よく出来た」をあらわすワイン名。
自然発酵で30日間果皮と醸し(かもし)、フレンチオークの新樽で約8ヶ月熟成した後、無濾過で瓶詰。




ウメムラさんのラン・リグ 2003


トルブレック ラン・リグ [2003]750ml

再掲載。オーストラリア・バロッサバレーの8つの畑からのブレンド。
シラーズ100%で、樹齢は約94~158年(平均122年)にまで及びます。

WA99点
参考:Wine Searcher.com






古武士屋さんのマルクテンペ各種


【限定数】【希少】マルク・テンペ ピノ・ノワール・サンスフル・M(マンブール) 2015 No.101391

1996年にビオディナミを導入しフランスアルザスを拠点にしている生産者です。
アルザスのピノノワール。



【限定数】【希少】マルク・テンペ ピノグリ・ライムルスベルグ 2013Marc Tempe Pinot Gris Rimelsberg No.100539

アルザスのピノグリ。



タカムラさんの甲州テロワール・セレクション祝


甲州テロワール・セレクション祝[2016]勝沼醸造(白ワイン)

なにかと汎用性の高い「祝」のラベル。言うまでもなく祝(いわい)地区のブドウのワインです。
母の日などにどうぞ。




酒のあおい本店さんのレ・カイユ・デュ・パラディ 2013


レ・カイユ・デュ・パラディ(クロード・クルトワ)ラシーヌ2013赤ワイン・フランスVdF Racines[2013]"Les Cailloux du Paradis(Claude Courtois)【ロワール】

再掲載。コッテコテの自然派ワイナリーという認識でおります。
生産者はクロード&クロディーヌ・クルトワ親子。

こちらも自然派ワインの一つであり、AOC認可を得られない独特の作りであることから
ヴァン・ドゥ・フランスの名称で売り出しているという経歴のあるワイン。

品種はガメイ100%です。3年くらい前に2010を試飲して好みだったので気になっています。
レ・カイユ・デュ・パラディ キュヴェ・デ・ゼトゥルノー 2010をテイスティング




酒のあおい本店さんのドメーヌポンコツ「おやすみなさい」を含むセット


日本の地ワインとオーガニックワイン5本セットドメーヌ・ポンコツ

再掲載。
ピエール=オリヴィエ・ボノーム クラ 白×2本
ピエール=オリヴィエ・ボノーム クラ 赤×2本 ×2本
ドメーヌ・ポンコツ おやすみなさい ロゼ ×1本

ドメーヌポンコツは日本の山梨県にあるワイナリー。
2015年に設立されたばかりのワイナリーです。ドメーヌオヤマダと共にペイザナ農事組合法人中原ワイナリーに所属しています。
過去、ドメーヌ・ポンコツ おやすみなさい 2015を飲みましたが、四恩醸造に似ているかなぁという印象を受けました。
過去記事:ドメーヌ・ポンコツ おやすみなさい 2015 を飲む




ヴァンヴァンさんの南ア イーグルス・ネスト ソーヴィニョン・ブラン 2017


【南アフリカ】【白ワイン】イーグルス・ネスト ソーヴィニョン・ブラン 2017[辛口]

たしか南アでシラーズが有名なワイナリーです。ソーヴィニヨンブラン。
ヴァンヴァンさんの麦ちゃん評価4.0点。




古葡萄さんのギガル コート・ロティラ・ムーリーヌ 2011


[2011] ギガル コート・ロティラ・ムーリーヌ750ML

WA98点。
参考:Wine Searcher.com

並行や正規などの記載はありません。お店にお問い合わせ頂くのが確実です。



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