南アフリカのワインです。
南アフリカ グランプロヴァンス ロゼ 2017をテイスティングしました。
グランプロバンスは南アフリカのフランシュック地区に位置するワイナリー。
設立は1694年と300年以上の長い歴史を持ちます。
もともとは300年以上前にピエール・ジュベールというフランスのプロテスタントが宗教的迫害を受け、フランスのプロヴァンス南アフリカに渡ったことがワイナリー設立の経緯となります。
フランスを追い出されて、南アフリカへ、という出来ごとのあとにつけられたワイナリー名ですから、グラン・プロヴァンスという名は「故郷フランスの、大いなるプロヴァンスよ」という意味合いととるのが良さそうです。
とはいえ、次のオーナーであるカウント・リチャード・アグスタという人物がワイナリーを発展させ、2004年には新しい所有者であるオランダ、ベルギーの団体が同ワイナリーを買い取り、経営を行っているようです。
過去の歴史的背景を引きずっているわけではなく、設立者の系譜としてそのようなこともありまして…くらいでしょうかね。
現在グランプロヴァンスはレストランや結婚式場など、リゾート的な運用も兼ねているようで華やかな展開を行っているようです。
グランプロヴァンスロゼはメルロー、カベルネソーヴィニヨン、のブレンドのロゼ。ステンレスタンクで低温発酵させ、熟成後、ブレンドして瓶詰。
■グランプロヴァンス ロゼ 2017
輸入元価格は2,000円(税抜)
香りはイチゴのような赤系の果実みが主体にあり、鉄のような硬質的な香りも感じます。
また、毛皮のような動物的な香り立ちやミルクのような印象。
赤系の果実みが主体にありながらも、取り巻く香りはいずれもしっかりとしたもの。
それゆえ、パッと香りを切り取ると本格的なアプローチをもった印象のロゼです。
味わいは、あんず飴やマーマレードのような印象があります。
香りで感じた赤系の果実みではなく、味わいの色はむしろ黄色系のトロピカルテイストの果実み。
甘さはあまり感じず、苦みや渋みを感じる味わい。
また鉄のような硬質的な印象があります。
余韻には鉄のような硬質的な印象が引き続きあり、またハチミツのような甘露な要素がようやく見え隠れしています。
さて、2千円台のロゼというところですが、少し不思議な立ち位置ではあります。
ブドウ品種はメルローとカベルネソーヴィニヨンとのことですが、複雑みというよりは、アプローチが黄色系の果実やスイートワインの甘さを抜いたような方向感。
ワイン単体でも楽しめそうなしっかりとした骨格のあるワインのタイプに思えます。
個人的には良い印象です。
価格も2千円台に乗りますし、こうしっかり系のタイプだと、もう少しだけ尖っていても良いように思うのは贅沢でしょうか。
本格的な雰囲気のあるワインと感じました。
グランプロヴァンス ロゼ - マスダの南アフリカワイン専門店
売っている所がないので輸入元公式をペタリ。
南アフリカ グランプロヴァンス ロゼ 2017をテイスティングしました。
グランプロバンスは南アフリカのフランシュック地区に位置するワイナリー。
設立は1694年と300年以上の長い歴史を持ちます。
もともとは300年以上前にピエール・ジュベールというフランスのプロテスタントが宗教的迫害を受け、フランスのプロヴァンス南アフリカに渡ったことがワイナリー設立の経緯となります。
フランスを追い出されて、南アフリカへ、という出来ごとのあとにつけられたワイナリー名ですから、グラン・プロヴァンスという名は「故郷フランスの、大いなるプロヴァンスよ」という意味合いととるのが良さそうです。
とはいえ、次のオーナーであるカウント・リチャード・アグスタという人物がワイナリーを発展させ、2004年には新しい所有者であるオランダ、ベルギーの団体が同ワイナリーを買い取り、経営を行っているようです。
過去の歴史的背景を引きずっているわけではなく、設立者の系譜としてそのようなこともありまして…くらいでしょうかね。
現在グランプロヴァンスはレストランや結婚式場など、リゾート的な運用も兼ねているようで華やかな展開を行っているようです。
グランプロヴァンスロゼはメルロー、カベルネソーヴィニヨン、のブレンドのロゼ。ステンレスタンクで低温発酵させ、熟成後、ブレンドして瓶詰。
■グランプロヴァンス ロゼ 2017
輸入元価格は2,000円(税抜)
香りはイチゴのような赤系の果実みが主体にあり、鉄のような硬質的な香りも感じます。
また、毛皮のような動物的な香り立ちやミルクのような印象。
赤系の果実みが主体にありながらも、取り巻く香りはいずれもしっかりとしたもの。
それゆえ、パッと香りを切り取ると本格的なアプローチをもった印象のロゼです。
味わいは、あんず飴やマーマレードのような印象があります。
香りで感じた赤系の果実みではなく、味わいの色はむしろ黄色系のトロピカルテイストの果実み。
甘さはあまり感じず、苦みや渋みを感じる味わい。
また鉄のような硬質的な印象があります。
余韻には鉄のような硬質的な印象が引き続きあり、またハチミツのような甘露な要素がようやく見え隠れしています。
さて、2千円台のロゼというところですが、少し不思議な立ち位置ではあります。
ブドウ品種はメルローとカベルネソーヴィニヨンとのことですが、複雑みというよりは、アプローチが黄色系の果実やスイートワインの甘さを抜いたような方向感。
ワイン単体でも楽しめそうなしっかりとした骨格のあるワインのタイプに思えます。
個人的には良い印象です。
価格も2千円台に乗りますし、こうしっかり系のタイプだと、もう少しだけ尖っていても良いように思うのは贅沢でしょうか。
本格的な雰囲気のあるワインと感じました。
グランプロヴァンス ロゼ - マスダの南アフリカワイン専門店
売っている所がないので輸入元公式をペタリ。