ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2018年03月

南アフリカ グランプロヴァンス ロゼ 2017をテイスティング

南アフリカのワインです。
南アフリカ グランプロヴァンス ロゼ 2017をテイスティングしました。

グランプロバンスは南アフリカのフランシュック地区に位置するワイナリー。
設立は1694年と300年以上の長い歴史を持ちます。

もともとは300年以上前にピエール・ジュベールというフランスのプロテスタントが宗教的迫害を受け、フランスのプロヴァンス南アフリカに渡ったことがワイナリー設立の経緯となります。

フランスを追い出されて、南アフリカへ、という出来ごとのあとにつけられたワイナリー名ですから、グラン・プロヴァンスという名は「故郷フランスの、大いなるプロヴァンスよ」という意味合いととるのが良さそうです。


とはいえ、次のオーナーであるカウント・リチャード・アグスタという人物がワイナリーを発展させ、2004年には新しい所有者であるオランダ、ベルギーの団体が同ワイナリーを買い取り、経営を行っているようです。

過去の歴史的背景を引きずっているわけではなく、設立者の系譜としてそのようなこともありまして…くらいでしょうかね。
現在グランプロヴァンスはレストランや結婚式場など、リゾート的な運用も兼ねているようで華やかな展開を行っているようです。


グランプロヴァンスロゼはメルロー、カベルネソーヴィニヨン、のブレンドのロゼ。ステンレスタンクで低温発酵させ、熟成後、ブレンドして瓶詰。



■グランプロヴァンス ロゼ 2017
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輸入元価格は2,000円(税抜)


香りはイチゴのような赤系の果実みが主体にあり、鉄のような硬質的な香りも感じます。
また、毛皮のような動物的な香り立ちやミルクのような印象。

赤系の果実みが主体にありながらも、取り巻く香りはいずれもしっかりとしたもの。
それゆえ、パッと香りを切り取ると本格的なアプローチをもった印象のロゼです。


味わいは、あんず飴やマーマレードのような印象があります。
香りで感じた赤系の果実みではなく、味わいの色はむしろ黄色系のトロピカルテイストの果実み。
甘さはあまり感じず、苦みや渋みを感じる味わい。
また鉄のような硬質的な印象があります。


余韻には鉄のような硬質的な印象が引き続きあり、またハチミツのような甘露な要素がようやく見え隠れしています。


さて、2千円台のロゼというところですが、少し不思議な立ち位置ではあります。
ブドウ品種はメルローとカベルネソーヴィニヨンとのことですが、複雑みというよりは、アプローチが黄色系の果実やスイートワインの甘さを抜いたような方向感。
ワイン単体でも楽しめそうなしっかりとした骨格のあるワインのタイプに思えます。

個人的には良い印象です。
価格も2千円台に乗りますし、こうしっかり系のタイプだと、もう少しだけ尖っていても良いように思うのは贅沢でしょうか。
本格的な雰囲気のあるワインと感じました。


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グランプロヴァンス ロゼ - マスダの南アフリカワイン専門店


売っている所がないので輸入元公式をペタリ。

うきうきでルーデュモン ブルゴーニュ・ピノノワールを販売中

楽天内のうきうきワインの玉手箱さんで、フランスの日本人醸造家、仲田晃司氏が手掛けるルーデュモン ブルゴーニュ・ピノノワールを販売中です。


ブルゴーニュ ピノノワール (ルージュ) 2015 ルー デュモン 赤ワイン ワイン 辛口 ミディアムボディ 750ml (ルー ・デュモン)Bourgogne Pinot Noir [2015] Lou Dumont AOC Bourgogne Rouge

本年1月8日にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に仲田晃司氏がフランスで奮闘する日本人醸造家として登場。
参考:NHKドキュメンタリー - プロフェッショナル 仕事の流儀「ワイン醸造家・仲田晃司」

放送以降、氏の手掛けるワイナリー「ルーデュモン」のワインが一時的に在庫が蒸発。

特にどの銘柄を推すという内容ではありませんでしたので、代表キュヴェのジュヴレシャンベルタンとエントリーキュヴェのブルゴーニュピノノワールに販売が集中した印象でした。

と言うわけで、うきうきさんでも久しぶりの入荷な気がします。
広域の裾物、ブルゴーニュピノノワールです。

お店の説明によると、平均樹齢30年以上のニュイ・サン・ジョルジュ村内のAOCブルゴーニュ規格が約58%、自然派ビオディナミによるAOCメルキュレ村内のAOCブルゴーニュが約20%、自社畑の(ブルゴーニュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ)が約2%、残りの20%はAOCジュヴレ・シャンベルタンとAOCメルキュレを格下げしてブレンドとのこと。
また、天然酵母による発酵のようです。

TVをご覧になっていた方に。ご紹介でした。


割田屋(わりでんや)でドメーヌフーリエ ジュヴレ・シャンベルタンV.V 2015を販売中

楽天内の 割田屋(わりでんや)さんでドメーヌフーリエ ジュヴレ・シャンベルタンV.V 2015を販売しています


ジュブレイ・シャンベルタン VV[2015]ドメーヌ・フーリエ

ブルゴーニュの超人気生産者。フーリエの村名。
きょうび、なかなか1万円ちょっとで販売している所を見かけなくなってきました。


ジュブレイ・シャンベルタン『オー・ゼシェゾー』VV[2015]ドメーヌ・フーリエ

おなじ値段でオー・ゼシェゾーも販売中。


並行・正規などの記載はありませんので、お店に確認されるのが確実です。

ご紹介でした。

南アフリカ ロングリッジメルロ2016をテイスティング

南アフリカのワインです。ロングリッジメルロ2016をテイスティングしました。


ロングリッジは1841年創業のステレンボッシュ・ヘルダーバーグに位置するワイナリー。創業から175年を超えているという老舗。

オランダ人の一家による家族経営のワイナリーです。2006年にはセラーマスターに「ラーツ・ファミリー」の醸造家であったジャスパーラーツ氏を迎えています。
現在は「ラーツ」自体は息子に運営を任せていますが、父であるジャスパー氏はカリフォルニアのヴェリテ、また南アのサマリッジなどで務めていた経歴を持ちます。

ビオロジック・オーガニック農法を用いているようです。ティムアトキンMWによる南アフリカワイン格付けは4級。輸入元はマスダ社で17年秋から新規輸入されたばかりです。

さて、今日はメルローの2016年ですが、こちらは輸入元の試飲会で飲んでいますので…

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まさかのまだラベルが貼ってない!!!


Merlot-2015


ということで、公式サイトから前年ヴィンテージをペタリ。こんな感じになるみたいです。
天然酵母による発酵で、熟成は26カ月。

輸入は6-7月頃を予定しており、価格は2,900円(税抜)を予定。


香りはプラムやブラックベリーを思わせる、紫や黒系の果実みが主体です。
ごぼうを思わせるような、土をかぶった根菜のような印象があります。
時間の経過で、バニラのような甘みをおびた樽のような印象が感じられます。


味わいは、プラムのような果実みが豊かにあります。
鉛筆のような木質的な印象が鼻を抜けていきます。

香りで感じたゴボウのような根菜のイメージ。また塩気を感じます。
それゆえ、アーシーでビターな味わいになっています。
舌触りはまろやかで、きれいにまとまっています。


余韻は鉛筆のような木質的な印象が残ります。


さて、おなじ南アフリカで言うと「グレネリー」などのメルロにタイプが近いように思います。
比較的ステレンボッシュらしいビターでシック。土っぽいアーシーな雰囲気があるメルロです。

ともすると、4千円級という風格がありますが、ありがたいことにお値段としては2,900円とのこと。
コスパ的にも3割安ってところですね。良い感じです。


ロングリッジは比較的スタンダードな、ハズレのないワインメイクをしているなぁという印象があります。
このワインもそれに漏れず良い印象のワインでした。


タカムラで南ア アルヘイトカルトロジー 2016を販売中

楽天内のタカムラワインハウスさんで南アフリカワインのアルヘイトカルトロジー 2016を販売中です



カルトロジー[2016]アルヘイト・ヴィンヤーズ(白ワイン)[j]

ヴィンテージが変わりました。南アの新生、クリス・アルヘイト氏が手掛けるワイナリー。
カッコいいラベルも相まって、日本でもおなじみになりつつある感があります。

古木のシュナンブランとセミヨンから構成された白ワインのブレンドです。

ティムアトキンMW評95点。同年のワインオブザイヤーの一つ(白ワインブレンドの部)
飲み頃は2018年~24年予想。

WA評は16年は出ていません。前年のビッグヴィンテージでWA93点(2015年)

ご紹介でした。



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