南アフリカのワインです。
ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープより、ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014を再度テイスティングしました。
日本への正規輸入は18年からですが、16年12月のWSETのセミナーでも飲んでます。ようやく日本でもラフィネ社が輸入を開始しました。
過去記事:南アフリカ ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014をテイスティング
ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープは南アフリカのステレンボッシュを拠点としたワイナリー。
設立は1998年。複数名によるジョイント企業のようで、プラッターズガイドにも複数名のオーナー名が記載されています。
トップレンジの本日の記事のラドフォード・デイルというレンジがあり、これは1998年ベン・ラドフォードとアレックス・デールにて設立されたワイナリーであります。
その下にランドオブホープ、ヴィヌム、ワイナリーオブグッドホープなどのグレードがあります。
いわゆる自然派の傾向を組んだ生産者でもあり、
かつ環境保全、黒人労働者の地位向上に意欲的なワイナリーであります。
ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014は南アの権威あるワインガイドプラッターズガイド星4.5評価。
オーガニックの葡萄、かつ新樽をつかわず、酸化防止剤も無添加。
アルコール度数は12.3%と低め。ということで文字通り「ヌード」という作り方のワインのようです。
■ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014
輸入元価格は4,800円です。
香りはスミレを思わせる紫の花。
動物の毛皮のようなニュアンス、ナッティーな要素。また、ハムのような燻製したニュアンスが感じられます。
化粧品のようなスミレやラベンダー感。
わずかに木質的というよりは硬質的な鉛筆の芯のようなニュアンスも感じなくもありません。少なからず木樽の要素が感じ取れるようにも思います。
香りの段階では、自然派らしいビオ感は少し抑え目ですが、それとなくビオっぽい感じはあります。
香りと比較して、味わいは酸がかなりしっかりと主張的です。
いわゆる「自然派的」な形で、ナッツのような要素や濡れた毛皮のような動物っぽさがあります。
酸の性質は梅のようなすっぱみや、ピザの上に乗っている皮のついたチェリートマトが近いでしょうか。
香りや酸が主張的で、赤系のラズベリーを思わせる果実みや、グリーンな茎っぽい要素もあるように思います。
ボディ感は軽くはなく、むしろしっかりとした果実みがあります。
プラムのような紫系の果実に、味わいの部分でもスミレのような華やかな香りが鼻を抜けていきます。
かなりアフターにかけてナッティーなビオ感を強く感じます。
さて、16年で試飲した時よりは、酸が落ち着いてきている印象がありました。
もっとも、アフリカーさんで試飲させてもらったものは少し抜栓から日数が立ってたそうなので(コラヴァンのスクリューキャップ版を使用して保存していたとのこと)それもあろうかと思いますが。
自然派系統が好きなら良い感じだと思います。
香りの要素以上に、味わいの押し方が強め。ピュアな果実みや酸など、かなり前のめりな主張があります。たとえば、ワクシーさな要素や、苦みなどはほぼなく、酸の表現が主体的。その辺では前衛的なポジションになろうかと思います。
南アフリカにはテスタロンガという自然派の強い所がありますが、そこより主張的ですね。
うーん、初見殺しみたいな所もある人を選ぶ感じがありそう。
ただ、この酸の主張は南アではなかなかないとも思うので、クセになってくるタイプのワインですね。参考になった試飲でした。
ラドフォード・デール ヌーディティ・シラー Radford Dale Nudity Syrah 2014 | 南アフリカワイン通販のアフリカー
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ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープより、ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014を再度テイスティングしました。
日本への正規輸入は18年からですが、16年12月のWSETのセミナーでも飲んでます。ようやく日本でもラフィネ社が輸入を開始しました。
過去記事:南アフリカ ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014をテイスティング
ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープは南アフリカのステレンボッシュを拠点としたワイナリー。
設立は1998年。複数名によるジョイント企業のようで、プラッターズガイドにも複数名のオーナー名が記載されています。
トップレンジの本日の記事のラドフォード・デイルというレンジがあり、これは1998年ベン・ラドフォードとアレックス・デールにて設立されたワイナリーであります。
その下にランドオブホープ、ヴィヌム、ワイナリーオブグッドホープなどのグレードがあります。
いわゆる自然派の傾向を組んだ生産者でもあり、
かつ環境保全、黒人労働者の地位向上に意欲的なワイナリーであります。
ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014は南アの権威あるワインガイドプラッターズガイド星4.5評価。
オーガニックの葡萄、かつ新樽をつかわず、酸化防止剤も無添加。
アルコール度数は12.3%と低め。ということで文字通り「ヌード」という作り方のワインのようです。
■ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014
輸入元価格は4,800円です。
香りはスミレを思わせる紫の花。
動物の毛皮のようなニュアンス、ナッティーな要素。また、ハムのような燻製したニュアンスが感じられます。
化粧品のようなスミレやラベンダー感。
わずかに木質的というよりは硬質的な鉛筆の芯のようなニュアンスも感じなくもありません。少なからず木樽の要素が感じ取れるようにも思います。
香りの段階では、自然派らしいビオ感は少し抑え目ですが、それとなくビオっぽい感じはあります。
香りと比較して、味わいは酸がかなりしっかりと主張的です。
いわゆる「自然派的」な形で、ナッツのような要素や濡れた毛皮のような動物っぽさがあります。
酸の性質は梅のようなすっぱみや、ピザの上に乗っている皮のついたチェリートマトが近いでしょうか。
香りや酸が主張的で、赤系のラズベリーを思わせる果実みや、グリーンな茎っぽい要素もあるように思います。
ボディ感は軽くはなく、むしろしっかりとした果実みがあります。
プラムのような紫系の果実に、味わいの部分でもスミレのような華やかな香りが鼻を抜けていきます。
かなりアフターにかけてナッティーなビオ感を強く感じます。
さて、16年で試飲した時よりは、酸が落ち着いてきている印象がありました。
もっとも、アフリカーさんで試飲させてもらったものは少し抜栓から日数が立ってたそうなので(コラヴァンのスクリューキャップ版を使用して保存していたとのこと)それもあろうかと思いますが。
自然派系統が好きなら良い感じだと思います。
香りの要素以上に、味わいの押し方が強め。ピュアな果実みや酸など、かなり前のめりな主張があります。たとえば、ワクシーさな要素や、苦みなどはほぼなく、酸の表現が主体的。その辺では前衛的なポジションになろうかと思います。
南アフリカにはテスタロンガという自然派の強い所がありますが、そこより主張的ですね。
うーん、初見殺しみたいな所もある人を選ぶ感じがありそう。
ただ、この酸の主張は南アではなかなかないとも思うので、クセになってくるタイプのワインですね。参考になった試飲でした。
ラドフォード・デール ヌーディティ・シラー Radford Dale Nudity Syrah 2014 | 南アフリカワイン通販のアフリカー
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