ワイン好きのKOZEが気になったワイン、飲んだワインを紹介します。
ワインを気軽に楽しく飲もう。
味わいのコメントなどは程々にとらえてお読みください。

2018年02月

南アフリカ ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014を再度テイスティング

南アフリカのワインです。
ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープより、ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014を再度テイスティングしました。

日本への正規輸入は18年からですが、16年12月のWSETのセミナーでも飲んでます。ようやく日本でもラフィネ社が輸入を開始しました。
過去記事:南アフリカ ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014をテイスティング


ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープは南アフリカのステレンボッシュを拠点としたワイナリー。
設立は1998年。複数名によるジョイント企業のようで、プラッターズガイドにも複数名のオーナー名が記載されています。

トップレンジの本日の記事のラドフォード・デイルというレンジがあり、これは1998年ベン・ラドフォードとアレックス・デールにて設立されたワイナリーであります。
その下にランドオブホープ、ヴィヌム、ワイナリーオブグッドホープなどのグレードがあります。

いわゆる自然派の傾向を組んだ生産者でもあり、
かつ環境保全、黒人労働者の地位向上に意欲的なワイナリーであります。


ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014は南アの権威あるワインガイドプラッターズガイド星4.5評価。
オーガニックの葡萄、かつ新樽をつかわず、酸化防止剤も無添加。
アルコール度数は12.3%と低め。ということで文字通り「ヌード」という作り方のワインのようです。


■ザ・ワイナリー・オブ・グッド・ホープ ラドフォード・デール・ヌーディティ 2014
IMG_9231


輸入元価格は4,800円です。

香りはスミレを思わせる紫の花。
動物の毛皮のようなニュアンス、ナッティーな要素。また、ハムのような燻製したニュアンスが感じられます。
化粧品のようなスミレやラベンダー感。
わずかに木質的というよりは硬質的な鉛筆の芯のようなニュアンスも感じなくもありません。少なからず木樽の要素が感じ取れるようにも思います。

香りの段階では、自然派らしいビオ感は少し抑え目ですが、それとなくビオっぽい感じはあります。


香りと比較して、味わいは酸がかなりしっかりと主張的です。
いわゆる「自然派的」な形で、ナッツのような要素や濡れた毛皮のような動物っぽさがあります。

酸の性質は梅のようなすっぱみや、ピザの上に乗っている皮のついたチェリートマトが近いでしょうか。
香りや酸が主張的で、赤系のラズベリーを思わせる果実みや、グリーンな茎っぽい要素もあるように思います。

ボディ感は軽くはなく、むしろしっかりとした果実みがあります。
プラムのような紫系の果実に、味わいの部分でもスミレのような華やかな香りが鼻を抜けていきます。
かなりアフターにかけてナッティーなビオ感を強く感じます。


さて、16年で試飲した時よりは、酸が落ち着いてきている印象がありました。
もっとも、アフリカーさんで試飲させてもらったものは少し抜栓から日数が立ってたそうなので(コラヴァンのスクリューキャップ版を使用して保存していたとのこと)それもあろうかと思いますが。


自然派系統が好きなら良い感じだと思います。
香りの要素以上に、味わいの押し方が強め。ピュアな果実みや酸など、かなり前のめりな主張があります。たとえば、ワクシーさな要素や、苦みなどはほぼなく、酸の表現が主体的。その辺では前衛的なポジションになろうかと思います。
南アフリカにはテスタロンガという自然派の強い所がありますが、そこより主張的ですね。


うーん、初見殺しみたいな所もある人を選ぶ感じがありそう。
ただ、この酸の主張は南アではなかなかないとも思うので、クセになってくるタイプのワインですね。参考になった試飲でした。

128101554
ラドフォード・デール ヌーディティ・シラー Radford Dale Nudity Syrah 2014 | 南アフリカワイン通販のアフリカー



Twitter




パリ16区で3/1より クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 1erクリュ 2011を販売

楽天内のパリ16区さんで、明日3/1の午前0時よりクロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 1erクリュ 2011をはじめ、決算セールが開始されます。


【パリ16区、大決算SALE】クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン 1erクリュ [2011]


楽天最安値です。明日3/1の午前0時から他のアイテムも大決算セールが開始されます。

⇒【パリ16区、大決算SALE】

合わせてご覧ください。


Twitter




バッコスで甘口 南ア ブーケンハーツクルーフノーブルレイトハーベストを販売中

楽天内のバッコスさんで南アフリカのブーケンハーツクルーフノーブルレイトハーベストを販売中です


ブーケンハーツクルーフ・ノーブルレイトハーベスト [2014] 375ml [箱入り] 2200020019299【60001】【YDKG-f】【ハーフ】【デザートワイン】【南アフリカ】【new1712】【SA21】

過去にご紹介しましたが改めて。


葡萄品種はセミヨン。新樽のフレンチオークで発酵、30ヶ月熟成。
一旦日本にもしばらく輸入はされていませんでしたが、14年ヴィンテージから再開。
ティムアトキンMW評96点です。

ご紹介でした。

イエアワインズ アシルティコ 2016をティスティング

ギリシャのワインです。
イエア・ワインズ アシルティコ 2016をテイスティングしました。

先般の、イエアワインズの試飲会の個別記事となります。
ギリシャワインの雄 「イエア・ワインズ」試飲会に行ってきた

イエア・ワインズはボルドー大学を出たと言うヤニス パラスケヴォプロス氏(醸造家)と、農学者のレオン カラツァロスの2名により設立。1994年に出来たワイナリーとのことで、およそ20年強のバックボーンがあります。

イエア・ワインズはGAIA WINESと表記し、英語表記の通り「(母なる)地球のワイン」という意味です。ギリシャ発音で、Gの発音が変わるようで、生産者曰く「英語の"Yeah”に近い発音」とのこと。


イエア・ワインズのワイナリーは、ギリシャのペロポネソス半島の「ネメア」という場所と、ギリシャワインにおける葡萄品種の『アシリティコ』の聖地とも言われる「サントリーニ島」に所有。

ネメア、サントリーニ島、ともにワイナリーとして見学なども解放されているようです。2足のわらじ。ネメアの畑は赤ワインを主力においており、自社畑と買い付けブドウの両方で運用しているようです。一方のサントリーニ島では白の多くを生産しており、こちらは自社畑のみの運用のようです。また、生産量の70%が海外への輸出に向けているようであります。

輸入元はVins d Olive(ヴァンドリーブ)さんです。
イエアワインズの輸入元さん説明ページは以下。
⇒Gaia wines (イエア ワインズ) / Vins d Olive(ヴァンドリーブ)

アシルティコ 2016はサントリーニ島の土着品種であるアシリティコ100%で作られます。


天然酵母を用いて発酵した樽熟成(半分ステンレスで熟成して、半分樽熟成)のワイン。先般記事にしたタラシティスがノンオーク、培養酵母のアプローチに対して、こちらのアシリティコは樽熟成&天然発酵、です。
過去記事:イエア・ワインズ タラシティス 2015をテイスティング


■イエアワインズ アシルティコ 2016
IMG_9227


輸入元さんのページで税込で4,499円。
ジャンシスロビンソンMW17.5点評価。

いつも混合しそうになりますが、イエアの使う主要のブドウ品種は
アシリティコ…サントリーニ島の土着品種で白ワイン用
アヨルギティコ…ネメア地区の土着品種で赤ワイン用です。こちらはアシリティコ。


香りはレモンのような柑橘に小麦のような香ばしさ。
香ばしい、樽のようなニュアンスをしっかりと感じますが、香り立ちからは甘さは感じず、ドライな印象を持ちます。
また、ウェットウールのような繊維を思わせる香り立ちがあり、同時に塩気を豊かに感じます。


味わいはクリーミーな樽の要素。レモンやグレープフルーツを思わせる柑橘類の酸と果実み。
また、香り立ち同様、ソルティ(塩気)な印象を受けます。

2016年というヴィンテージの若さかどうかは分かりませんが、樽の要素がやや強くあります。
一方で塩気や繊維的な要素を感じます。よって、総じてミネラリティをしっかりと感じる作りになっています。


味わいの後半から余韻にかけてもシュワシュワしたアルコール感や、樽を思わせる香ばしくクリーミーな要素が残ります。


樽が利いている分、先般記事にしたタラシティスよりはかなりキャッチーな部類です。ソルティで、ゴージャス。
そしてサントリーニ島のアシリティコですが、やっぱり樽熟成させても塩気は豊かに表現される品種のようです。

率直に言うと、イエアワインズの中で受けの良い白は、今回記事にしたこの「アシリティコ」でしょう。お値段的にも白のフラグシップ。かつ、樽熟成、天然酵母。ただ、16年ヴィンテージという部分からか、まだ早い印象があります。樽の要素がまだガチャガチャしている気もします。

非常に気になるのは繊維のような、緊張感のあるミネラリティが感じられたこと。ポテンシャルありそうだなぁという風にも思え、個人的には、白ですけどしばらく抜栓してから飲むか、もう少し寝かせてからがいいのかなという気がしました。


天然酵母+樽熟成…「アシリティコ」
培養酵母+ノンオーク…「タラシティス」という区分でイエアは分けているようですが、輸入元さんに「天然酵母+ノンオーク」はないの??と聞いてみた所、やはり醸造家の試行錯誤で、天然酵母にはこの程度の樽を利かせるのが最良という結論になっているようです。

思った以上にゴージャスな作りのワインです。品質は高いですが、もうチョイ待ちな予感。参考になった試飲でした。



【ギリシャワイン】Assyrtiko by Gaia 2016 アシルティコ by Gaia(ワイルド ファーメント)/ Gaia Wines イエアワインズ

ヤフーショッピングで販売中。


dfcfe823-s
ギリシャワインの雄 「イエア・ワインズ」試飲会に行ってきた


試飲会のまとめは上記。



Twitter





Twitter




アフリカーで南ア ドルニエ・サイレン・シラー 2015が再入荷

南アフリカワイン専門店のアフリカーさんで、南アフリカワインのドルニエ・サイレン・シラー 2015が再入荷です。


南アフリカワイン通販のアフリカー


126037566
ドルニエ・サイレン・シラーDornier Siren Syrah 2015 | 南アフリカワイン通販のアフリカー



過去ツイッターでも取り上げたのですが、このドルニエ・サイレン・シラーが先般、南アフリカワインにおける現地WEBメディアwinemag.co.zaにおいて95点を獲得。

ワイン1本1本に100点制度で評点を付けており、新旧問わず南アの現地情報をいち早く取り上げているメディア。そのため、個人的に大変参考にしています。 テイスターはChristian Eedes氏。 南アの権威あるワインガイドのプラッターズガイドのテイスターも過去には務めた経歴を持っています。

で、大御所のワインでも92点や93点も当たり前という所ですが、2千円台で95点というハイスコア。
評点者の傾向としては比較的、透明感や酸のある路線が好みのように思います。

過去早々に輸入元完売していましたが、再入荷したようです。以前試飲させてもらっています。
南アフリカ ドルニエ サイレン・シラー 2015を再度テイスティング


ご紹介でした。


Twitter




おすすめ記事一覧
  • 「南アフリカのワイン」が凄いのでまとめてみた
  • ワインのおすすめはこれだ!一度は飲みたい2,000円台のワインまとめ
  • 「ワイン一年生」という本が面白い!ワイン初心者はこれを読め!!
  • 女子会に使える!甘くて飲みやすい白ワイン&スパークリングワイン
  • ボジョレーヌーボーよりこれを買え!2千円で世界感が変わるおすすめワイン
  • ティムアトキンMWの南アフリカワイン格付け2016が発表。15ワイナリーが「第1級」の評価。
  • ワインのおすすめは「南アフリカ」にあり!いますぐ飲むべきおすすめワイン5選
  • 黒人醸造家が手掛ける上質赤ワイン!南アフリカワイン アスリナ ウムササネ アフリカー[PR]
  • 夏だから飲みたい!3千円台で飲める週末おすすめの白ワイン決定版
  • サントリー「日本ワイン×日本料理」ブロガーイベントに参加しました
  • 【大阪】ワインを大阪一安く飲む方法を伝授する【試飲】
  • これぞ南アフリカワインのエレガント!?デイビッド&ナディア アリスタルゴス[PR]
  • ビジネスマンが選ぶべき、接待・贈答用におすすめのワイン銘柄とは
  • クリスマスに飲むべき!1万円未満の本気で美味い赤ワイン
  • 南アフリカのワイン会に参加して感銘を受けた話
  • 極上の味わい!甘口ワインの代表「デザートワイン」のおすすめ銘柄
  • 甘いものが苦手な彼に!バレンタインのプレゼント向けワインまとめ
  • amazonが高級ワインの品揃えを強化
  • カルディの甘口ワインは【これ1本】できまり!女子におすすめのワイン銘柄とは
  • 雑感:日本酒飲み比べ居酒屋から見る「ワイン」の見せ方とは
  • 【5分で選べる】母の日のプレゼントに使える!おすすめのワイン
  • 送別会・退職祝いのプレゼントに使えるワイン5選
  • まだ注文に時間を消耗してるの?高級レストランのワインの頼み方
  • マツコがディズニーシーで飲んだ「バラのスパークリングワイン」とは
  • 甘口ワインのおすすめはこれだ!ワインビギナーのための2千円以下の甘口ワイン3本
  • 南アフリカトップワイナリー ブーケンハーツクルーフ マークケント氏来日セミナーに行ってきた
  • 【東京】南アフリカワインの凄い店「アフリカー」実店舗に行ってきた
  • 大阪梅田「コウハク」でフレンチおでんとワインが美味い!絶対に試すべき料理とワインのすすめ
  • 女子必見!男性へのプレゼントにおすすめしたいワイン銘柄とは
  • 【超おすすめ】ワイングラスに「ダイソーの『うすぐらす』」をおすすめしたいその理由
  • 【ワイン】プロフェッショナル仕事の流儀に登場 日本人ブルゴーニュ醸造家 仲田晃司氏が手がける 「ルー・デュモン」とは
  • Twitter プロフィール
    KOZEのワインブログ管理人 / 読みは「こぜ」/ フォロバはしません / 南アフリカワイン / ギリシャワイン / スペインワイン / ブログ運営
    何か掲載内容に問題あればメールでも承ります。

    kozewine@gmail.com

    @は小文字に変換ください
    個人的なワインに関する質問、ご相談などはお受けいたしかねます。また、メールの確認頻度はTwitterなどに比べ落としていますので、レスポンスにお時間かかることがございます。ご了承くださいませ。


    記事検索
    カテゴリー
    ギャラリー
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 4千円台までWA高得点ワインまとめ
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月18日分
    • 本日のセール・気になったワイン情報まとめ 1月17日分
    アーカイブ
    • ライブドアブログ