南アフリカのワインです。
ステレンラスト MCC スパークリングNVを飲みました。
ステレンラストは1928年設立の南アフリカステレンボッシュのワイナリー。
家族経営ながら所有面積で400ヘクタール、栽培面積で200ヘクタールという大規模なワイナリーです。
生産量は年間で30万ケースを超え、輸出専用のブランドも有しています。
黒人の労働環境の改善にも意欲的なワイナリーで、全てのワインにフェアトレード認証を2010年からつけており、社会貢献的な面も果たしていると思われるワイナリーです。
ワイナリーの詳細はインポーターさんのサイトも御覧ください
ステレンラスト - マスダの南アフリカワイン専門店
ステレンラストMCCスパークリングは過去にもボトルで飲んでいます。
2015年のイギリスのスパークリングワインコンテストにおいて
ドンペリやクリスタルを撃破して1位
というのは当ブログでも取り上げさせていただき、これが一番インパクトのある話題でしょう。
参考:Who’s blushing now?! Stellenrust sparkler comes out on top against the odds
瓶内2次発酵のワインで、セパージュはシュナンブラン、シャルドネ、カベルネフラン。
シュナンブランは樹齢30年を超えています。
名称はクレマン・ド・ルアーとなっていますが、公式サイトにおいても、これは意図的にフランスロワールの「クレマン・ド・ロワール」をもじって、特にルアーは「魅力・誘惑」という意味の言葉のようです。
■ステレンラスト MCC スパークリング クレマン・ド・ルアー NV
最近、スパークリングワイン用のグラスと並行して、普通のボルドー形状のグラスと並行してスパークリングワインは試してます。
どこかで読んだか、明らかにフルートグラスより香りの立ちが良い気がしているので。
香りはイチゴやチェリーや、甘くない青さのある桃のような果実み。
ややクリーミーな海のような塩気や海苔っぽさが感じられます。
また、ピーナッツのようなナッティーな要素もあります。
時間の経過でミルキーな要素、布のような動物的なイメージが立ちあがってきます。
口に含むと、泡は極めてソフトです。
あまり主張的ではなく、粒立っておらずクリーミーな泡です。
粒立っていない、というのは言葉を換えれば、若干拡散的な立ち方なようにも思われます。
味わいは塩気を豊かに感じ、革製品のようなタイトさがあります。
桃の皮を帯びたような苦味を帯びた味わいや、ややリンゴのような果実み、チェリーのような赤系の果実み。
酸がそれなりにあるものの、タイプとしてはドライな部類になると思います。
この価格帯ながら、エグみのような引っかかりはないのは非常に好感が持てます。
余韻もやや苦みが残ります。ほのかにパンのような焼いた香ばしさがあります。
熟した感じはなく、苦味とフレッシュさが前に立っています。
日数を置いて様子を見てみますと、日持ちは割とします。
日が経つと、余韻にナッツのような香ばしいふくらみが出て来るように感じました。
さて、以前も書いたか忘れましたが、あまりググッと引き込まれるタイプではなく、チャーミングな赤系の果実みが前に出ていて、コンパクトにまとまっています。
味わいとしてはドライな部類のため、お料理とのペアリング向けのようにも思います。バランス型ってやつですね。
2千円台、という価格帯で見ると、一定の満足感はあります。良く出来ていると言うか、まとまっています。
果実みや苦みのタイトさがあるように感じるので、どこの馬の骨ともわからぬものを買うよりは遥かに良いでしょう。
食前酒だけでなく、食中酒くらいまでは行けそうな雰囲気のワインです。参考になった1本でした。
ステレンラスト ブリュット "クレマン・ド・ルアー" ステレンボッシュ [NV] (正規品) Stellenrust Rose Clement de Lure
説明書きなど含め、YANAGIYAさんがおすすめです。
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@kozewineさんのツイート
ステレンラスト MCC スパークリングNVを飲みました。
ステレンラストは1928年設立の南アフリカステレンボッシュのワイナリー。
家族経営ながら所有面積で400ヘクタール、栽培面積で200ヘクタールという大規模なワイナリーです。
生産量は年間で30万ケースを超え、輸出専用のブランドも有しています。
黒人の労働環境の改善にも意欲的なワイナリーで、全てのワインにフェアトレード認証を2010年からつけており、社会貢献的な面も果たしていると思われるワイナリーです。
ワイナリーの詳細はインポーターさんのサイトも御覧ください
ステレンラスト - マスダの南アフリカワイン専門店
ステレンラストMCCスパークリングは過去にもボトルで飲んでいます。
2015年のイギリスのスパークリングワインコンテストにおいて
ドンペリやクリスタルを撃破して1位
というのは当ブログでも取り上げさせていただき、これが一番インパクトのある話題でしょう。
参考:Who’s blushing now?! Stellenrust sparkler comes out on top against the odds
瓶内2次発酵のワインで、セパージュはシュナンブラン、シャルドネ、カベルネフラン。
シュナンブランは樹齢30年を超えています。
名称はクレマン・ド・ルアーとなっていますが、公式サイトにおいても、これは意図的にフランスロワールの「クレマン・ド・ロワール」をもじって、特にルアーは「魅力・誘惑」という意味の言葉のようです。
■ステレンラスト MCC スパークリング クレマン・ド・ルアー NV
最近、スパークリングワイン用のグラスと並行して、普通のボルドー形状のグラスと並行してスパークリングワインは試してます。
どこかで読んだか、明らかにフルートグラスより香りの立ちが良い気がしているので。
香りはイチゴやチェリーや、甘くない青さのある桃のような果実み。
ややクリーミーな海のような塩気や海苔っぽさが感じられます。
また、ピーナッツのようなナッティーな要素もあります。
時間の経過でミルキーな要素、布のような動物的なイメージが立ちあがってきます。
口に含むと、泡は極めてソフトです。
あまり主張的ではなく、粒立っておらずクリーミーな泡です。
粒立っていない、というのは言葉を換えれば、若干拡散的な立ち方なようにも思われます。
味わいは塩気を豊かに感じ、革製品のようなタイトさがあります。
桃の皮を帯びたような苦味を帯びた味わいや、ややリンゴのような果実み、チェリーのような赤系の果実み。
酸がそれなりにあるものの、タイプとしてはドライな部類になると思います。
この価格帯ながら、エグみのような引っかかりはないのは非常に好感が持てます。
余韻もやや苦みが残ります。ほのかにパンのような焼いた香ばしさがあります。
熟した感じはなく、苦味とフレッシュさが前に立っています。
日数を置いて様子を見てみますと、日持ちは割とします。
日が経つと、余韻にナッツのような香ばしいふくらみが出て来るように感じました。
さて、以前も書いたか忘れましたが、あまりググッと引き込まれるタイプではなく、チャーミングな赤系の果実みが前に出ていて、コンパクトにまとまっています。
味わいとしてはドライな部類のため、お料理とのペアリング向けのようにも思います。バランス型ってやつですね。
2千円台、という価格帯で見ると、一定の満足感はあります。良く出来ていると言うか、まとまっています。
果実みや苦みのタイトさがあるように感じるので、どこの馬の骨ともわからぬものを買うよりは遥かに良いでしょう。
食前酒だけでなく、食中酒くらいまでは行けそうな雰囲気のワインです。参考になった1本でした。
ステレンラスト ブリュット "クレマン・ド・ルアー" ステレンボッシュ [NV] (正規品) Stellenrust Rose Clement de Lure
説明書きなど含め、YANAGIYAさんがおすすめです。
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