南アフリカのワインです。
シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット 2012を飲みました。
シモンシッヒは1953年南アフリカ・ステレンボッシュ設立のワイナリー。
創設はフラン・マラン氏。ファーストヴィンテージは1968年とのこと。
家族経営のワイナリーであり、その祖先であるフランス・ユグノー系のジャック・マラン氏が1688年に南アフリカに降り立ったことから、ワイン造りの見識を歴代持っていたようです。
総面積はおよそ210ヘクタール。葡萄品種は多岐にわたり、カベルネソーヴィニヨン、メルロ、ピノタージュ、ピノノワール、シラーズ、シャルドネ、シュナンブラン、ソーヴィニヨンブランなど多数。
生産量は34万ケース/年ほどの大手。赤27%、白43%、泡30%のおよその生産量(以上プラッターズガイドなどを参考にしています)
輸入元は合同酒精(オエノングループ)さん。
南アフリカで言うと、他にトールホースなどを輸入している輸入元です。
ラベル裏にはインポーターラベルがべたりと元の表記の上から貼ってあったんですが、せっかくの上位キュヴェなのにどうにかなんないですかねぇ…。
キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットは同社の上位キュヴェ。
シャルドネ 100%のブランドブラン。キュヴェの90%をフレンチオークで熟成させ、残り10%をステンレスタンクで。もちろん瓶内二次発酵(=南アフリカワインではMCCと表現)です。
■シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット 2012
ティムアトキンMW評94点。日本ではウメムラワインセラーさんで3千円アンダーで購入が可能。
香りはリンゴやブランデー的なチョコっぽい香りがはじめに感じ取れます。
塩気を帯びた、海を思わせる貝出汁のようなイメージが広がります。
パンの白い部分や焼いた部分のような香ばしさ。
香り全体としてはブランデー的な、ややビターな印象が先行します。
泡は年数による落ち着ちつきか、ソフトではありますが、粒が立っています。
口当たりはクリーミーでふくらみがあります。
味わいは、熟したリンゴのようなイメージが主体にあり、果実の果皮のような苦味を帯びた味わいがボディにあります。海を思わせる塩気や昆布のようなイメージ、
肉厚でしっかり系。旨味や塩気、香ばしい要素などバランスがとれていてリッチです。
日数を経ても大きく印象は変わらず。
味わいに蜜入りのリンゴ、貝出汁を思わせる塩気とミネラル感。ハマグリのような旨みが感じ取れます。
香りのソフトなイメージとは異なって、味わいはボディがあり、ドライな印象です。
さて、以前エントリーレンジのカープスヴォンケルも飲んだ中で、やはり良く出来たワイナリーの一つです。
なにぶんスパークリングワインは他のカテゴリに増して弱い当ブログ。
その中で申し上げると、基本的に、私の好みとしてスパークリングワインは割と合わない物が多く、特にブランデーっぽい、チョコっぽい肉厚系のスパークリングワインは好きか嫌いかで言えば、嫌いだという前提があります。
じゃあ何が好きなのかと言われると、ビスケット系やバターの香りが強いタイプに感銘を受けやすく、コント・ド・シャンパーニュ ブランドブランはとっても好きでした。
…という前提でありますが、たまたま購入したウメムラワインセラーさんが異様に安かった(2千円台)というインパクトも強くありましたが、このワインは購入時に4千円アンダーでおさまるのであれば十分すぎる満足感があるように思います。
貝出汁のようなイメージ、蜜入りのリンゴのイメージ、泡立ちのソフトさなど、いずれもバランス良く整っていて気に入りました。
さすがに、万円級のスパークリングワイン、にはボディの濃厚さや多層感などは及びません。実際、著名シャンパーニュのそれなりの年数が経ったものと比較してみたのですが、特にボディの肉厚さなどがそこまでには及んでませんでした。
ヴィンテージの若さにもよりますが、もうちょい味わいの落ち着きを待った方が刺さる人にはより刺さるのかなという気がします。ちなみにティムアトキンMW評では飲み頃は2017~2022年予想だそうです。
3千円前後でいい感じのスパークリングワインを探している方は、まず手に取って欲しい1本と感じました。
良い印象のワインでした。
シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット [2012]750ml (泡)
ウメムラさんが最安。エントリーキュヴェと一緒に是非とも買いましょう。
ちなみにボックス付きであるのですが、紙質は弱いです。
ややペラめのボール紙(厚紙レベル)という感じです。言葉が悪いですが、ティッシュの箱と強度のそれは近い。それでも贈答用でサクッと出せる程よい感はあります
オススメ記事一覧
⇒「南アフリカのワイン」がすごい!おすすめの南アフリカワインと定番銘柄
⇒ワインのおすすめはこれだ!一度は飲みたい2,000円台のワイン銘柄とは
⇒南アフリカ グレネリーメーカーズディナー@心斎橋 そむりえ亭に行ってきた
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シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット 2012を飲みました。
シモンシッヒは1953年南アフリカ・ステレンボッシュ設立のワイナリー。
創設はフラン・マラン氏。ファーストヴィンテージは1968年とのこと。
家族経営のワイナリーであり、その祖先であるフランス・ユグノー系のジャック・マラン氏が1688年に南アフリカに降り立ったことから、ワイン造りの見識を歴代持っていたようです。
総面積はおよそ210ヘクタール。葡萄品種は多岐にわたり、カベルネソーヴィニヨン、メルロ、ピノタージュ、ピノノワール、シラーズ、シャルドネ、シュナンブラン、ソーヴィニヨンブランなど多数。
生産量は34万ケース/年ほどの大手。赤27%、白43%、泡30%のおよその生産量(以上プラッターズガイドなどを参考にしています)
輸入元は合同酒精(オエノングループ)さん。
南アフリカで言うと、他にトールホースなどを輸入している輸入元です。
ラベル裏にはインポーターラベルがべたりと元の表記の上から貼ってあったんですが、せっかくの上位キュヴェなのにどうにかなんないですかねぇ…。
キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットは同社の上位キュヴェ。
シャルドネ 100%のブランドブラン。キュヴェの90%をフレンチオークで熟成させ、残り10%をステンレスタンクで。もちろん瓶内二次発酵(=南アフリカワインではMCCと表現)です。
■シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット 2012
ティムアトキンMW評94点。日本ではウメムラワインセラーさんで3千円アンダーで購入が可能。
香りはリンゴやブランデー的なチョコっぽい香りがはじめに感じ取れます。
塩気を帯びた、海を思わせる貝出汁のようなイメージが広がります。
パンの白い部分や焼いた部分のような香ばしさ。
香り全体としてはブランデー的な、ややビターな印象が先行します。
泡は年数による落ち着ちつきか、ソフトではありますが、粒が立っています。
口当たりはクリーミーでふくらみがあります。
味わいは、熟したリンゴのようなイメージが主体にあり、果実の果皮のような苦味を帯びた味わいがボディにあります。海を思わせる塩気や昆布のようなイメージ、
肉厚でしっかり系。旨味や塩気、香ばしい要素などバランスがとれていてリッチです。
日数を経ても大きく印象は変わらず。
味わいに蜜入りのリンゴ、貝出汁を思わせる塩気とミネラル感。ハマグリのような旨みが感じ取れます。
香りのソフトなイメージとは異なって、味わいはボディがあり、ドライな印象です。
さて、以前エントリーレンジのカープスヴォンケルも飲んだ中で、やはり良く出来たワイナリーの一つです。
なにぶんスパークリングワインは他のカテゴリに増して弱い当ブログ。
その中で申し上げると、基本的に、私の好みとしてスパークリングワインは割と合わない物が多く、特にブランデーっぽい、チョコっぽい肉厚系のスパークリングワインは好きか嫌いかで言えば、嫌いだという前提があります。
じゃあ何が好きなのかと言われると、ビスケット系やバターの香りが強いタイプに感銘を受けやすく、コント・ド・シャンパーニュ ブランドブランはとっても好きでした。
…という前提でありますが、たまたま購入したウメムラワインセラーさんが異様に安かった(2千円台)というインパクトも強くありましたが、このワインは購入時に4千円アンダーでおさまるのであれば十分すぎる満足感があるように思います。
貝出汁のようなイメージ、蜜入りのリンゴのイメージ、泡立ちのソフトさなど、いずれもバランス良く整っていて気に入りました。
さすがに、万円級のスパークリングワイン、にはボディの濃厚さや多層感などは及びません。実際、著名シャンパーニュのそれなりの年数が経ったものと比較してみたのですが、特にボディの肉厚さなどがそこまでには及んでませんでした。
ヴィンテージの若さにもよりますが、もうちょい味わいの落ち着きを待った方が刺さる人にはより刺さるのかなという気がします。ちなみにティムアトキンMW評では飲み頃は2017~2022年予想だそうです。
3千円前後でいい感じのスパークリングワインを探している方は、まず手に取って欲しい1本と感じました。
良い印象のワインでした。
シモンシッヒ・キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット [2012]750ml (泡)
ウメムラさんが最安。エントリーキュヴェと一緒に是非とも買いましょう。
ちなみにボックス付きであるのですが、紙質は弱いです。
ややペラめのボール紙(厚紙レベル)という感じです。言葉が悪いですが、ティッシュの箱と強度のそれは近い。それでも贈答用でサクッと出せる程よい感はあります
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