タカムラワインハウスさんの実店舗で有料試飲です。
南アフリカのワインです。
マリヌー・ホワイト 2015をティスティングしました。
マリヌー&リーウ ファミリーワインズは2007年設立、2008年をファーストヴィンテージのワイナリー。
南アフリカスワートランドに位置します。オーナーはクリス、アンドレア夫妻によります。
妻のアンドレア氏はもともとはカリフォルニアの生まれで、シュナンブランを学ぶ上で南アフリカにインターンに出ていた経緯もあるとのこと。
フランスで働いていた際に、夫で南アフリカ生まれのクリス・マリヌー氏と恋に落ちたということです。
それぞれのワイナリー内での立ち位置としては、夫のクリス氏がビオディナミの農法を扱う位置に立ち、妻のアンドレア氏はワイナリーの整備などに尽力をしたようであります。
ティムアトキン評による南アフリカワイン格付けは「第1級」
また南アフリカスワートランドの新生「スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立した生産者の意。SIPと略す)」にも加盟。
生産量は16,000ケースほどで、赤が58%、白が40%、デザートワインが2%の生産量。
赤白では、上位レンジとしては各土壌ごとに区分けしたテロワールスペシフィックレンジが存在。
トップキュヴェの赤であるアイロンシラー、グラナイトシラーなどは1.5万円を超える価格帯ということで、南アでもかなりの高額レンジです。
特にデザートワインの評価が異常に高く、メインレンジの「ストロー・ワイン」はWA誌を持って過去2011年ヴィンテージで97点、2013年ヴィンテージでも96点、最新の16年ヴィンテージも97点、という高いスコアを出したことで知られます。
本日はエントリーレンジの白です。シュナンブラン74%、クラレットブランシュ12%、ヴィオニエ6%、セミヨングリ4%、グルナッシュブラン4%のマルチブレンド。
古木を含むシリーズということで樹齢36年、40-65年などのシュナンブラン、樹齢40年のクラレットブランシュなど、複数の区画を含んでいます。
この記事では、タカムラワイン&コーヒーさんでのワインの試飲の機械「エノマティック」にて試飲をしています。
別途試飲の機械専用のカードが500円/枚をレジで購入し、金額をチャージするスタイルです。
一度購入すれば、1,000円単位で
ICカードのように繰り返し金額がチャージできます(他店併用不可)
店舗の場所と、現状の試飲リスト・金額は以下からご確認ください
TAKAMURA Wine & Coffee Roasters
※掲載されている試飲可能な銘柄は、更新されていたりされていなかったりします。
あくまでも大まかな目安としてご参考いただくのが良いかと思います
■マリヌー・ホワイト・ブレンド 2015
WA90点です。
堅い。
香りはレモンや花梨、ふっくらとしたマーマレード的な果実の香りに、砂や土を思わせるアーシーな香り立ち。
革製品のような香り立ちなど。全体的に香りは開いておらず、砂っぽい香りや若干ベルトのような革製品などがあるのですが、あまり香りとしては立ってこない印象です。
味わいは花梨やマーマレードのような果実みと苦味。
パインのようなトロピカルな果実み、レモンのような柑橘。
味わいの後半にパインのキャンディを思わせる砂糖菓子的なイメージ、またシトラスのような爽やかなイメージが広がってきます。
樽感はそう無いのですが、ボディはしっかりとしており、石のようなミネラリティが感じられることと、苦味の要素が主張的にあるため、しっかりとした体躯の印象のワインです。酸はそう強くは無く、ガシッとしたイメージがあります。
余韻は収縮したようなアルコール感が残ります。
さて、マリヌーは低価格レンジも含め、なかなかに評価が難しいと言うか、結構気難しいタイプのワインです。
これは同じスワートランドの生産者であるイーベンサディなども同じなのですけど。
どうしても、「1級生産者」「WE年間ワインメーカー」的な称号もある以上、新しい世界が広がってしまうような期待感が先行してしまいますが、少なくともミドルレンジに関しては、良くまとまっている部類のワインだと思います。
シュナンブランが軸においてあるのは、何となく南アを飲みなれている方がどの程度あるか分かりませんが、「南ア・スワートランドに良くあるシュナンブランのテイスト」的な感じのようにも思えます。
石のようなミネラリティと革製品のようなバシッと決まった香り立ちがあるので、やはり寝かせたい感じなのでしょうか。
試飲ではなんとも分からない部分が多いですね。
値段もミドルレンジはそう高くないので、おいおいボトルで試してみましょう。
ポイント10倍!:[2015] マリヌー ホワイト オール・ヴァイン (南アフリカ/スワートランド) Mullineux White Old Vines (Swartland, South Africa)
フィッチさんで4千円切り。
試飲したタカムラさんの実店舗はこちら
〒550-0002 大阪府大阪市 西区江戸堀2丁目2−18
http://takamuranet.com/
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Follow @kozewine
@kozewineさんのツイート
南アフリカのワインです。
マリヌー・ホワイト 2015をティスティングしました。
マリヌー&リーウ ファミリーワインズは2007年設立、2008年をファーストヴィンテージのワイナリー。
南アフリカスワートランドに位置します。オーナーはクリス、アンドレア夫妻によります。
妻のアンドレア氏はもともとはカリフォルニアの生まれで、シュナンブランを学ぶ上で南アフリカにインターンに出ていた経緯もあるとのこと。
フランスで働いていた際に、夫で南アフリカ生まれのクリス・マリヌー氏と恋に落ちたということです。
それぞれのワイナリー内での立ち位置としては、夫のクリス氏がビオディナミの農法を扱う位置に立ち、妻のアンドレア氏はワイナリーの整備などに尽力をしたようであります。
ティムアトキン評による南アフリカワイン格付けは「第1級」
また南アフリカスワートランドの新生「スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(スワートランドの独立した生産者の意。SIPと略す)」にも加盟。
生産量は16,000ケースほどで、赤が58%、白が40%、デザートワインが2%の生産量。
赤白では、上位レンジとしては各土壌ごとに区分けしたテロワールスペシフィックレンジが存在。
トップキュヴェの赤であるアイロンシラー、グラナイトシラーなどは1.5万円を超える価格帯ということで、南アでもかなりの高額レンジです。
特にデザートワインの評価が異常に高く、メインレンジの「ストロー・ワイン」はWA誌を持って過去2011年ヴィンテージで97点、2013年ヴィンテージでも96点、最新の16年ヴィンテージも97点、という高いスコアを出したことで知られます。
本日はエントリーレンジの白です。シュナンブラン74%、クラレットブランシュ12%、ヴィオニエ6%、セミヨングリ4%、グルナッシュブラン4%のマルチブレンド。
古木を含むシリーズということで樹齢36年、40-65年などのシュナンブラン、樹齢40年のクラレットブランシュなど、複数の区画を含んでいます。
この記事では、タカムラワイン&コーヒーさんでのワインの試飲の機械「エノマティック」にて試飲をしています。
別途試飲の機械専用のカードが500円/枚をレジで購入し、金額をチャージするスタイルです。
一度購入すれば、1,000円単位で
ICカードのように繰り返し金額がチャージできます(他店併用不可)
店舗の場所と、現状の試飲リスト・金額は以下からご確認ください
TAKAMURA Wine & Coffee Roasters
※掲載されている試飲可能な銘柄は、更新されていたりされていなかったりします。
あくまでも大まかな目安としてご参考いただくのが良いかと思います
■マリヌー・ホワイト・ブレンド 2015
WA90点です。
堅い。
香りはレモンや花梨、ふっくらとしたマーマレード的な果実の香りに、砂や土を思わせるアーシーな香り立ち。
革製品のような香り立ちなど。全体的に香りは開いておらず、砂っぽい香りや若干ベルトのような革製品などがあるのですが、あまり香りとしては立ってこない印象です。
味わいは花梨やマーマレードのような果実みと苦味。
パインのようなトロピカルな果実み、レモンのような柑橘。
味わいの後半にパインのキャンディを思わせる砂糖菓子的なイメージ、またシトラスのような爽やかなイメージが広がってきます。
樽感はそう無いのですが、ボディはしっかりとしており、石のようなミネラリティが感じられることと、苦味の要素が主張的にあるため、しっかりとした体躯の印象のワインです。酸はそう強くは無く、ガシッとしたイメージがあります。
余韻は収縮したようなアルコール感が残ります。
さて、マリヌーは低価格レンジも含め、なかなかに評価が難しいと言うか、結構気難しいタイプのワインです。
これは同じスワートランドの生産者であるイーベンサディなども同じなのですけど。
どうしても、「1級生産者」「WE年間ワインメーカー」的な称号もある以上、新しい世界が広がってしまうような期待感が先行してしまいますが、少なくともミドルレンジに関しては、良くまとまっている部類のワインだと思います。
シュナンブランが軸においてあるのは、何となく南アを飲みなれている方がどの程度あるか分かりませんが、「南ア・スワートランドに良くあるシュナンブランのテイスト」的な感じのようにも思えます。
石のようなミネラリティと革製品のようなバシッと決まった香り立ちがあるので、やはり寝かせたい感じなのでしょうか。
試飲ではなんとも分からない部分が多いですね。
値段もミドルレンジはそう高くないので、おいおいボトルで試してみましょう。
ポイント10倍!:[2015] マリヌー ホワイト オール・ヴァイン (南アフリカ/スワートランド) Mullineux White Old Vines (Swartland, South Africa)
フィッチさんで4千円切り。
試飲したタカムラさんの実店舗はこちら
〒550-0002 大阪府大阪市 西区江戸堀2丁目2−18
http://takamuranet.com/
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